金融大手シティグループが、ビットコインの今後12カ月の目標価格を8万2,000ドルから11万3,000ドルへ引き上げました。
2026年10月に入り、ビットコインの上昇を予想するニュースが立て続けに出ています。一方で、これまでビットコイン市場を支配してきた「半減期アノマリー」には、すでにズレが生じ始めています。これを独自のジャーナリズムで解説します。

シティ、ビットコイン価格目標を11.3万ドルへ上方修正──今後12カ月の見通し【2026年10月2日】
CoinPostは2026年10月2日、金融大手シティグループがビットコインとイーサリアムの今後12カ月の目標価格を引き上げたと報じました。
シティはビットコインの目標価格を8万2,000ドルから11万3,000ドルへ、イーサリアムを2,240ドルから3,028ドルへ引き上げています。仮想通貨取引の活発化、良好なマクロ経済環境、ETFへの資金流入再開などを理由に挙げています。
また、今後12カ月で仮想通貨市場に約50億ドルの資金流入を予測。米上院ではデジタル資産の規制枠組みを構築するクラリティー法案の審議入りに必要な動議が否決されましたが、その後SECによる規制対応が進み、市場の弱気心理を和らげたとの見方を示しています。
ビットコイン半減期アノマリーが崩れる、価格変動は小さくなるのか
2026年10月からビットコイン価格が上がるぞというニュースが立て続けに出ております。これはビットコインの価格サイクルである、半減期アノマリーを意識したものと考えられます。
半減期アノマリーでいえば、最もビットコイン価格が安いのは2026年10月~12月で5万ドル予想、最もビットコイン価格が高いのは2029年9月で25万ドル予想です。すでにアノマリーからズレが生じていることがわかります。
アノマリーは無くなったと言われますが、2025年10月までの値動きはまさに半減期アノマリーの通り推移しております。その結果、2026年からビットコイン価格はアノマリーから崩れる予想です。
まず、最も安いはずの期間の2026年10月ですが、ご存知のとおり価格が上昇中です。これは8月の米国政府の介入も影響しておりますが、市場参加者が10月が一番安いから10月に買おうと考えた影響もあります。
そして、今買っている投資家の多くは、2029年9月の天井までには売り抜けることを考えていることでしょう。すると天井は来ないことになります。
結果、半減期アノマリーの影響で、ビットコインのボラティリティは小さくなる見込みです。ビットコインをギャンブルと捉えている方からすると面白くない展開かもしれませんが、市場に受け入れられる資産と考えれば、この安定こそがまさにビットコインを次のステージに押し上げる要素となります。
ここまで考えていたサトシナカモト氏は、本当に未来から来たタイムトラベラーかもしれません。
半減期だけでは勝てない、ビットコインのボラティリティ縮小を想定する
半減期アノマリー通りの投資戦略だけではうまくいかないです。裏の裏を読む戦略や、想定通りにいかないケースのヘッジ案も考えておいた方が良いでしょう。
ビットコイン価格が上がらないと予想しているのではなく、ビットコイン価格のボラティリティはどんどん小さくなっていくことを想定しております。
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