この記事では主に仮想通貨の短期トレードに取り組まれている方向けに直近1週間の相場動向について解説しております。
FOMCのタカ派姿勢とBinanceの63億ドル規模ハッキングで76,000ドル台まで急落したビットコインは80,000ドルがレジスタンスに変わり、アメリカの中間選挙と雇用統計を控えて下落トレンドが鮮明な局面です。

ビットコインチャートテクニカル分析
10月20日火曜日から21日水曜日のビットコインは一時84,800ドルまで上昇しましたが、85,000ドル手前のレジスタンスラインで失速しました。

その後はアメリカのハイテク株安と中東情勢を受けて下落し、80,000ドル前後での攻防が続きました。28日水曜日のFOMCは金利据え置きで、一時81,800ドルまで反発しました。
しかし利上げを支持する反対票が2票出たことやアメリカのハイテク決算への失望から80,000ドルを割り込みました。29日木曜日夜にはBinanceで63億ドル規模のハッキングが判明し、76,400ドルまで急落しています。
本日31日土曜日朝は77,000ドル前後で推移しています。
下落の主因はタカ派寄りのFOMC、AI投資への懸念による株安、取引所のハッキングという3つが重なったことです。24時間の清算額は15億ドルにのぼり、大半はレバレッジをかけたロングでした。
ボラティリティは急拡大しています。
チャート上では強いサポートラインだった80,000ドルを割り込みました。今後はこの水準がレジスタンスラインに変わりやすくなります。次の下値目安は75,000ドル、その下は73,000ドル台です。
価格は日足50MAを大きく下回っています。短期トレードでは1時間足でRSIの売られすぎからの戻りとMACDの反転を確認しつつ、80,000ドル手前での戻り売り(ショート)を意識する場面です。
週足分析では週足が4週連続の陰線になる可能性が高い状況です。
価格に影響するファンダメンタルズ要因
ビットコインや仮想通貨市場に影響を与えるニュース、経済動向について整理します。直近1週間の動きと、今後1週間の注目ポイントを中心に、できるだけわかりやすく解説していきます。
直近1週間の主なニュースと市場の反応
こうした下落局面で、ウォール街の金融3社は30日の調査リポートで、バイナンスの流出が仮想通貨市場全体の脅威になる根拠は今のところ乏しいとの見方で一致したと、コインデスクが報じた。カンター・フィッツジェラルドのアナリストはコインベースやロビンフッド、ストラテジーが初期のパニックの収束後に回復すると予想し、「下落局面では買い手になる」と述べた。
Binanceで63億ドル(1兆円)という過去最大のハッキングが起き、30日金曜日のアメリカ株式市場ではコインベースが10.6%、ストラテジーが7.8%下がるなど、仮想通貨関連株が揃って値を下げました。
ビットコインも一時76,400ドルまで落ち込んで9月中旬以来の安値をつけ、先物の清算額は15.7億ドルに膨らみました。
ただ、Binanceは自社の資金で全額を補償すると表明しており、この下げを買い場とみるアナリストもいます。
チャートでは直近安値の76,000ドルがサポートライン、割り込んでしまった80,000ドルがレジスタンスラインです。
中長期では週足分析で移動平均線を取り戻せるかを確認し、短期トレードでは1時間足のRSIやMACDで売られ過ぎからの反発を見極めてロングかショートかを判断したいところです。
続報によってはボラティリティが急に大きくなりやすいので、レバレッジは抑え、損切りを徹底しましょう。
今後1週間の注目イベントと見通し
今週の焦点は3日火曜日のアメリカの中間選挙と6日金曜日夜の雇用統計です。予測市場では民主党優勢で、ねじれ議会なら政策停滞懸念でドル安・株安の波乱もあり得ます。選挙後のイラン攻撃再開リスクにも注意です。
ビットコインはBinanceの63億ドル流出で76,000ドル台まで急落し、ロング清算が連鎖しました。出金再開と補償の進展が信頼回復の鍵となります。
チャート上は76,000ドルがサポートライン、80,000ドルと82,500ドルがレジスタンスラインです。週足分析では4週続落の公算で下落トレンドが鮮明、イベント集中でボラティリティは高止まりしやすい。
短期トレードは1時間足で移動平均線とMACD、RSIを確認し、ショートは80,000ドル手前の戻り売り、ロングは76,000ドル付近の下げ止まり確認後に限定したいところです。
レバレッジは低く抑え、取引所分散と資産管理も徹底しましょう。
上昇した場合のシナリオ
ビットコイン相場がここから上がった場合、早くて1か月でまずは84,000ドルに到達し、それを抜ければ86,000ドルが見えてきます。現物を保有しているだけでも+8%ないし+11%の利益が期待できます。
下落した場合のシナリオ
ビットコイン相場がここから下がった場合、こちらも早くて1週間で64,000ドルまで落ち、それも割れば60,000ドルが見えてきます。レバレッジ1倍のショートを打てば+17%ないし+22%の利益が期待できます。
ロング・ショート別の売買戦略
利確:84,000ドル、86,000ドル
損切り:74,700ドル
ワンポイントアドバイス:
逆張りなので損切りは受け入れておくべきです
利確:64,000ドル、60,000ドル
損切り:82,000ドル
ワンポイントアドバイス:
今からのショートは損切り位置が高くなることに注意です
今後の相場に向けたまとめと行動指針
ビットコインは84,800ドルまで上昇後、85,000ドル手前で失速しました。
28日水曜日のFOMCは据え置きでしたが、利上げ支持の反対票2票とハイテク決算への失望で80,000ドルを割り、29日木曜日夜にはBinanceで63億ドル規模のハッキングが判明して76,400ドルまで急落しました。
清算額は15億ドル超、現在は77,000ドル前後です。Binanceは全額補償を表明しています。今後は76,000ドルがサポート、80,000ドルがレジスタンスで、週足は4週続落の公算です。
3日火曜日のアメリカ中間選挙、6日金曜日の雇用統計を控え、レバレッジは抑えたいところです。
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