SWIFTのブロックチェーン活用が加速し、シンガポール3大銀行がトークン化預金による銀行間実取引に成功しました。
国際送金の不便を解消する技術として評価されてきたブロックチェーンを、既存の銀行インフラ側が本格的に採用し始めています。国際送金・金融機関・ブロックチェーンという領域では、Ripple社やXRPとの競合も意識されます。
SWIFTの進化はXRPにとって脅威なのか、それとも新たな可能性につながるのか。これを独自のジャーナリズムで解説します。

SWIFTのブロックチェーン活用加速、シンガポール3行が銀行間トークン化預金取引に成功 2026年9月15日
シンガポール3大銀行のDBS、OCBC、UOBは2026年9月10日、SWIFTが構築したブロックチェーンベースの台帳上で、トークン化預金を活用したシンガポールドル建ての銀行間実取引を実施したと発表しました。
今回の取引では、各行の送金メッセージをSWIFTの台帳を介して調整し、債権債務を各行のトークン化預金基盤に記録しました。台帳上でマッチングなどを行った後、最終決済は既存システムを通じて実施されています。
SWIFTでは6大陸17行がトークン化預金を利用した実取引の試行を進めており、HSBC、シティ、スタンダード・チャータードなどでも取引が行われています。シティとDBSは9月5日、シンガポールとニューヨーク間の週末の米ドル建てクロスボーダー決済を数分で完了させています。
SWIFT参入でXRPは終わるのか、XRPLに残された逆転の可能性
国際送金のインフラであるSWIFTで、銀行間トークン化預金取引が無事に成功しました。銀行がブロックチェーン資産を活用できることで、国際送金するハードルが一気に下がります。
これまで仮想通貨は、国際送金の不便を解消する機能が評価されておりましたが、同じ技術を銀行側が採用することで独自に課題を解決したことになります。
さて、国際送金・金融機関・ブロックチェーンとなれば競合はRipple社およびXRPです。
実質的な顧客である金融機関が自らブロックチェーンを活用するようになれば、XRPの利用価値が薄まる可能性があります。
SNSではもう終わりだ論が多いので、逆転のストーリーを解説します。
まず、世界中の銀行、金融機関がブロックチェーン上の資産(トークン)を保有する未来は必ずきます。その時代の取引インフラの一つがSWIFTとなります。
他にもイーサリアムチェーンもXRPLも利用できます。全世界が強制的にSWIFTのチェーンを活用するのならSWIFTの一人勝ちです。これは法律などで制御する必要があります。
全世界の金融機関がチェーンをイーサリアムに切り替えたらETHの一人勝ちです。どちらも無理があるシナリオです。様々なチェーンがひしめき合って競合する時代に突入します。
そこで、1チェーンとしてXRPLが競争に参入するのではなく、ブリッジのインフラとしてXRPLの価値が高まる期待があります。XRPLではクロスチェーン接続を可能にする仕組みの開発も進められています。
クロスチェーンやブリッジにも仮想通貨側のプレイヤーはおりますが、これらはまだ小さい規模でしか成功しておりません。Ripple社がこの領域に注力することで、XRPLの価値が高まる期待があります。
とはいえ、SWIFTかETHかXRPかという1点突破の賭け方ではなく、ちゃんと資産は分散して保有しておきましょう。
ブロックチェーン市場は競争時代へ、アルトコインの淘汰が進む
仮想通貨業界以外からブロックチェーン産業への参入が増加しており、アルトコイン市場は淘汰される流れです。しかし全滅するわけではありません。
今後は、唯一無二のサービスではなく、同じことをやっているんだけど、安くて便利で広がりやすいサービスが生き残ります。
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