大和証券は、業務委託先への不正アクセスにより、顧客情報など約22万件が漏洩した可能性があると発表しました。
日本の大手企業で相次ぐ情報漏洩。企業規模や業態は異なりますが、サイバー攻撃は高度化し、利用者自身では防ぎようのないリスクも増えています。その先に金融サービスそのものが停止する未来はあるのでしょうか。これを独自のジャーナリズムで解説します。

大和証券、口座番号など顧客情報22万件が漏洩か 委託先に不正アクセス【2026年10月5日】
日本経済新聞は2026年10月5日、大和証券の業務委託先が不正アクセスを受け、約22万件の情報が漏洩したと報じました。個人を特定できる氏名やメールアドレス、口座番号など約11万件と、個人の特定につながらない情報約11万件が含まれています。
不正アクセスを受けたのは、インターネット経由の問い合わせ管理サービスを提供するスカラコミュニケーションズです。大和証券は、現時点で漏洩した情報による口座乗っ取りや不正売買は確認されていないとしています。
大和証券はホームページなどで注意喚起を行い、漏洩した可能性のある顧客には個別に連絡します。また、既存の業務委託先の点検を進め、管理強化策を検討するとしています。
大手企業でも防げない情報漏洩、AIで高度化するサイバー攻撃
日本の大手企業の顧客情報漏洩が止まりません。企業規模も業態もバラバラではあるものの、共通しているのは時期です。
なぜ今、企業の情報は流出してしまうのか。その原因の一つはAIの進化です。攻撃をする方の技術力が上がっているため、守りが追いつかないという状況です。
ユーザーはなすすべがありません。企業のサービスを利用しなければ、日常はとても不便となります。大手企業や老舗企業であろうとも、AIを活用して高度化する攻撃を回避することは難しいです。
実はこの問題は、とても危険な未来につながります。個人情報が悪用されて、借金をさせられるかもしれない。詐欺被害に遭うかもしれない。と心配されている方が多いですが、もっと直接的な被害が生じる恐れがあります。
それは、金融機関のサービス停止です。ATMでお金が下ろせない。カードが使えない。月末の引き落としができない。普通に起きる事象です。
この対策はみなさんしておりますか?最低でも2~3ヶ月の生活費はタンス預金しておく必要があります。技術が進化して、生活がアナログに戻るという、なんとも皮肉な結果です。
金融機関へのサイバー攻撃には、金銭目的の犯罪から国家を背景とした攻撃までさまざまな目的があります。その中でも、金融インフラを狙った大規模な攻撃によって国の混乱を誘導する動きが確認された場合は、意味が大きく変わります。ほぼ戦争の合図となります。
情報漏洩で企業の不祥事が起きすぎて慣れた時に、銀行でも同様のトラブルが起きたら、「金融機関でも起きたよ」と楽観視をしてはいけません。国家を背景とした金融インフラへの大規模攻撃であれば、それは戦争の狼煙です。
金融インフラ停止に備える、通信が遮断されても生きられる準備を
いよいよ日本に対する海外からの攻撃が過激化してきました。企業に責任を押し付けている場合ではありません。今何が起きているのかをよく観察しましょう。
すべての通信がシャットダウンしても生き延びられるよう準備が必要です。ビットコインは電源がなくても通信が遮断されても無くなることはありません。
ニュースは、必ずしもすべてが正確とは限りません。 また、誰が発言しているかによって、同じ事実でも意味は大きく変わります。 そもそもニュースは、出来事の「一部」しか切り取って発信されないものです。
だからこそ、ニュースだけを材料に未来を断定すると、判断を誤りやすくなります。 ただし、ニュースそのものが無価値なのではありません。 読み手が、まだ読み方を知らないだけです。
無知は無能ではありません。 ニュースの構造や背景を意識して読み解く練習を重ねれば、誰でも「今の情報」から「これから起きる流れ」を捉えられるようになります。 このメディアでは、そのための視点と考え方を伝えていきます。