仮想通貨

【伊藤が解説】米国経済、銀行の崩壊とビットコイン1億円達成の未来

2023.10.11

ビットコイン75万ドル到達の可能性: アーサー・ヘイズ氏の驚くべき予測

アーサー・ヘイズ氏は「Impact Theory」番組に出演し、2026年までにビットコインの価格が75万ドルから100万ドルに達すると予想しました。
彼の予測の背後には、近未来に大規模な金融危機が訪れるとの確信があり、それに伴いビットコインを含む様々な資産クラスで強気市場が形成されると述べました。

ヘイズ氏は、米国経済の構造的な問題として、政府の経済介入と中央銀行の通貨発行によるインフレの発生を指摘しました。
また、米国の銀行システムが機能的に破綻しており、銀行の収益性と債務管理にストレスがかかっているとも指摘しました。
この背景から、多くの投資家がビットコインを検討する可能性が高まると述べ、ビットコイン価格の大幅な上昇を予測しています。

ビットコインは2026年までに75万ドルから100万ドルに＝アーサー・ヘイズ

cointelegraph

米国経済、銀行の崩壊とビットコイン1億円達成の未来

このニュース、 伊藤が解説します。

海外取引所BitMEXの創業者であり、ビットコインの価格について極端な予測行うことで有名なアーサー・ヘイズ氏が、2026年までにビットコインの価格が100万ドルを超えると発言し、話題になりました。

彼の予測によれば、あと3年で1BTCは1億円を超えるようです。
この予測の正確性に賛否はあるものの、具体的な理由は意味をなしており、ビットコイン価格の上昇の原因として一般的に考えられるビットコイン半減期とは異なる主張です。

予測によれば、世界的な不安定性が加速するため、ビットコインの価格が上昇するとされています。
詳細を解説します。

ビットコイン価格の上昇は、米国の銀行システムの崩壊が要因です。
偶然にも、日本では10月10日から全国銀行資金決済ネットワークに問題が生じ、この記事を執筆する現在も正常に戻っていません。

主要な銀行間の送金は2日間停止されており、一部の人々は致命的な金融的困難に直面しているかもしれません。
仮想通貨の世界の人々は、このトラブルに気付いていない人が多いようです。
クレジットカードの支払いのトラブルであれば仮想通貨界隈の多くの人々に影響を与える可能性がありますが、WEB3.0界隈では企業支払いや個人支払いで銀行振込を利用するケースは稀です。

話を元に戻すと、「米国の銀行システムの崩壊」とは、システムのトラブルを指すものではなく、政府が通貨発行をコントロールできなくなることを意味します。
現在、米国は終わりの見えない高いインフレを経験しています。

今がドルを稼ぐ良い時期だと考えている人もいるでしょう。しかし、出口が見えないため、ある時点で行き過ぎるかもしれません。
2026年までに現在のトレンドが終わらなければ、米国の銀行システムは崩壊する可能性があります。
未来に何が起こるのかは誰にも分かりませんが、関係各所は、高インフレが1～2年で終わると予想して調整をしてきました。
しかし、来年からは多くの方にとって未知の領域に入ってくるでしょう。

ビットコインが1億円に到達した未来のを考えてみます。
もしビットコインが1億円に到達した場合、その世界には銀行が機能していないかもしれません、法定通貨の支払いも行われません。

銀行が機能していないということは、現在銀行が使えないこの状況がずっと続くというイメージです。実際に起きているのでイメージしやすいですね。
銀行に預金があるものの、それを引き出すことも送金することもできない状態です。

ビットコインで支払いをする方が、店で日本円で商品を購入するよりも安価に感じるかもしれません。
このような世界では、１BTCが1億円を超えていてもおかしくはないでしょう。

ビットコインが長期的にその価値を向上させるのであれば、このようなトレードオフは発生せず、ビットコインの価値も上昇し続け、経済も安定するという理想的な状況になるでしょう。

アーサー・ヘイズ氏は、その後、ビットコインが90％急落すると予測しています。
これは、銀行システムの復活を指しています。結局世界は元に戻るのかもしれません。
個人的には、このようなジェットコースターのような世界になることを望んでいないので、米国政府や全国銀行資金決済ネットワークが、現在の平和な状態を維持するためにベストを尽くしてほしいと思います。