楽天証券利用者に迫る情報漏洩リスク
楽天証券は、偽サイトによる個人情報抜き取り被害が急増しているとして注意を呼びかけています。
2024年末から報告が相次ぎ、実際に身に覚えのない中国株の売買が行われた例も確認されています。
不審なメールやSMSで誘導されたサイトでIDやパスワードを入力しないよう警告し、二段階認証の徹底を顧客に求めています。
日本経済新聞
セキュリティ神話崩壊、楽天証券の不正アクセス被害

これに対し仮想通貨業界では以前から2段階認証が標準化されている一方、証券口座や銀行は「伝統的な安心感」に甘えてセキュリティの更新を怠ってきた印象が否めません。
日本では仮想通貨ばかりが危険視されますが、2024年度にはネット銀行でも80億円を超える被害が出ており、既に「銀行だから安全」「証券だから安心」という時代ではありません。
むしろ狙われ始めた今、最も注意すべきは私たち個人の意識です。
どんな金融サービスであっても、2段階認証の導入、強固なパスワード設定、そして定期的な見直しが被害を防ぐ方法となります。
金融機関のセキュリティに絶対はなく、自分の資産を守る最後の砦は、サービス会社ではなくユーザー自身の警戒心と行動力だという現実を、そろそろ日本全体が受け入れる時期に来ています。