ウォレットアドレスで残高表示
グーグルベンチャーズの仮想通貨投資家であるHua Hua氏がイーサリアム(ETH)のウォレットアドレスをグーグルサーチで検索すると、ウォレット残高が表示される機能があるとSNSに投稿した。
Well done, blockchain address is now available in Google Search! pic.twitter.com/7IuKv1gddR
— Han⚡️ (@hhua_) October 11, 2022
この機能はEtherscan上のデータから表示される仕組みのようで、現状ビットコイン(BTC)のアドレスに対応してはない。
COIN POST
個人情報を隠すことのない世界へ
イーサリアムアドレスをGoogle検索で調べるとそのアドレスの仮想通貨の残高が表示されるようになったとニュースになりました。記事執筆時点で伊藤も調べてみましたがまだ日本では公開されていないサービスのようです。
イーサリアムアドレスの仮想通貨残高を表示させるサービスはイーサリアム誕生当初から公開されていたので技術的には新しいわけではありませんが、これにより一層ブロックチェーンのセキュリティの高さが一般にも伝わりやすくなりました。
この辺りを解説します。
まず、いまだに無くならないトラブルとして『企業の情報漏洩』があります。
最近ではマイナンバーカードに保険証と免許証の情報が統合されカード一枚で全ての情報が網羅されてる予定というニュースに「情報漏洩リスクが高まる」との反発が出ております。
この情報漏洩を絶対にゼロにする方法があります。
これがブロックチェーンのセキュリティの高さの源です。
やり方は簡単。情報は全て公開するわけです。
公開情報は「漏洩」にはなりません。
もう2度と情報漏洩に悩まされることは無くなります。
もともと、住所や電話番号や氏名や生年月日はいまほど機密情報ではありませんでした。
学校の名簿、会社の名簿、サービスの申し込みの際に当たり前のように載せておりました。
いまでは、学校の連絡網でさえ個人情報の観点から掲載を拒否する家庭が存在します。
なぜか?それは本人特定が氏名、生年月日、電話番号だからです。
この情報が漏れると本人なりすましが非常に簡単になります。
しかし、よく考えてみてください。こんなアナログな情報で本人特定をしている方が危ないです。情報漏洩していなくてもちょっと調べたら分かりそうな情報です。
本人特定の方法自体が確立されれば、氏名、生年月日、電話番号、住所、勤務先なんてものは公開しても良いわけです。
そこでブロックチェーンの登場です。ブロックチェーン情報には、資産残高、取引履歴だけが載っていると考える方が多いです。
いまでは、氏名、電話番号、メールアドレス、居住住所、勤務先、家族構成、パスポート情報なんでも載っております。
もちろんあえて載せている人だけですが、ブロックチェーンゲームなどのサービスを利用することでアドレスに個人情報はどんどん載っていくことになります。
Google検索でイーサリアムアドレスを検索したら残高が表示されたと話題になっておりますが、あと数年で名前を調べれば個人情報が全て閲覧できる時代になります。
全ての情報が公開されているので個人情報の価値がほとんどなくなります。
今は情報を隠しているので個人情報に価値があります。
どちらが良いのかは一般大衆がどこまで受け入れるかで決まります。
伊藤はSNSでプライベート情報もだいぶ出しているのでもはやどっちでも良いのですが、多くの方にとってはまだまだ抵抗のある話でしょう。数年後この記事を見返したときに『個人情報めちゃくちゃ隠していた時代あったね〜』と笑い話になっているかもしれませんね。
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この記事を書いた人
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