「仮想通貨を買ってみたものの、何を見て相場を判断すればいいのかわからない」
「ニュースやSNSをチェックしているけれど、情報が多すぎて結局どう判断すればいいのかわからない」
仮想通貨投資を始めたばかりの方の中には、このような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
ビットコインをはじめとする暗号資産は、価格チャートだけで動いているわけではありません。金利、経済指標、世界情勢、市場参加者の動き、ニュース、SNSなど、さまざまな要因が複雑に絡み合って価格が形成されています。
そのため、仮想通貨の相場分析で重要なのは、単純に「情報をたくさん集めること」ではありません。
必要な情報を選び、それを整理し、最終的な判断につなげるための「型」を持つことが重要です。
そこで今回は、COINOTAKUの伊藤健次が実際の相場分析や「仮想通貨アナリティクスレポート」の作成で使っている考え方をもとに、初心者にもわかりやすく仮想通貨の相場分析方法を紹介します。
「何を見ればいいのか」から相場分析を学びたい方へ
COINOTAKU伊藤健次が、実際の仮想通貨相場分析で使っている 「情報の集め方・整理の仕方・判断への落とし込み方」を、 1つの教材にまとめました。
SNSやニュースを追いかけるだけではなく、 「なぜそう判断するのか」を自分で考えられるようになりたい方に向けた内容です。
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仮想通貨の相場分析で初心者が陥りやすい問題
仮想通貨について調べ始めると、驚くほど多くの情報が出てきます。
- X(旧Twitter)の投稿
- YouTube
- ニュースサイト
- 取引所からのお知らせ
- 経済ニュース
- 著名投資家の発言
- 価格チャート
- オンチェーンデータ
もちろん、情報を集めること自体は重要です。
しかし、情報源を増やせば増やすほど相場分析が上手になるとは限りません。
むしろ初心者の場合、
「Aさんは上がると言っている」
「Bさんは暴落すると言っている」
「ニュースでは強気材料と書いてある」
「でも価格は下がっている」
というように、情報が増えるほど混乱してしまうケースがあります。
大切なのは情報量ではなく、情報の「選び方」「整理の仕方」「判断への落とし込み方」です。

伊藤健次が実践している仮想通貨相場分析の3つのステップ
伊藤健次が実際の月次相場分析で使用している考え方は、大きく3つに分けることができます。
- 情報源を選ぶ
- 集めた情報を整理する
- 最終的な判断へ落とし込む
一つずつ見ていきましょう。

1.相場分析では「何を見るか」より先に「何を見ないか」を決める
仮想通貨の相場分析というと、できるだけ多くのニュースやデータを集めたほうがよいと思われがちです。
しかし伊藤が重視しているのは、すべての情報を追うことではありません。
現在、本当に市場へ影響を与えている情報源を見極め、見る対象を絞ることです。
たとえば暗号資産取引所だけでも数多く存在します。すべての取引所から発信される情報を追い続けることは現実的ではありません。
そのため、「現在どこに市場参加者が集まっているのか」「誰がトレンドを作っているのか」といった視点から、ウォッチする対象を絞っていきます。これは初心者にとっても非常に重要な考え方です。
相場分析を始める際は、まず情報量を増やすのではなく、信頼して継続観測する情報源を決めるところから始めましょう。
2.先行指標と遅行指標を分けて考える
仮想通貨市場の変化を把握する際には、「結果として現れる数字」と「変化の前兆になる数字」を分けて見ることも重要です。
伊藤の分析では、たとえば取引所を見る際に、
- 現物取引高
- SNSでの言及数
- Googleなどでの検索動向
などを確認します。
取引高は、市場で実際に取引が増えた結果として数字に現れるため、どちらかといえば「遅行指標」です。
一方で、XやYouTubeなどで特定の取引所やテーマについて語られる回数が急増したり、検索数が増えたりする動きは、実際の取引高が増える前に現れる可能性があります。
つまり、
先にSNSや検索動向の変化を見る
↓
その後、実際の取引高で確認する
という見方です。
価格が大きく動いてから理由を探すのではなく、変化の兆候と、その後の事実を分けて確認することで、相場をより立体的に見ることができます。
3.FRBの発言は「内容」だけではなく「前回からの変化」を見る
ビットコインなどの暗号資産は、米国の金融政策から大きな影響を受けることがあります。
そのため、FOMCやFRB関係者の発言をチェックしている投資家も少なくありません。しかし、単純に発言内容を読むだけでは不十分です。
伊藤が重視しているのは、「前回と何が変わったのか」という点です。
たとえば、前回まで比較的強気だった表現が、今回から慎重な言い回しに変わっている場合、その微妙な変化が金融政策の方向転換を示している可能性があります。
さらに重要なのは、発言だけで判断しないことです。
その発言を受けて、
- 債券市場
- ドル
- 金利予想
などが実際にどのように動いたのかまで確認します。
ニュースの言葉だけではなく、その情報を受けて市場のお金がどう動いたのかを見るわけです。
CME FedWatchは「数字」よりも「変化」を見る
金融政策を確認する際に利用される代表的なツールの一つが「CME FedWatch」です。
CME FedWatchでは、市場参加者が今後の金利をどのように予想しているのかを確率として確認できます。
初心者の場合、
「利下げ確率が60%だから、利下げする可能性が高い」
と数字だけを見てしまいがちです。
しかし伊藤が注目しているのは、現在の数字そのものより、その確率がどのように変化したのかです。
たとえば利下げ予想が30%から60%へ急激に上昇したのであれば、「60%になった」ことよりも、
「なぜ30%から60%へ変化したのか」
を調べます。
経済指標が発表されたのか、中央銀行関係者の発言があったのか、それとも別の材料が出たのか。
数字の変化と、その原因をセットで見ることで、市場参加者が何に反応しているのかが見えやすくなります。
「利上げ=下落」「利下げ=上昇」と単純に考えない
仮想通貨について調べていると、
「利上げはビットコインにマイナス」
「利下げはビットコインにプラス」
という説明を見ることがあります。
基本的な考え方としては間違いではありません。しかし、実際の相場はそこまで単純ではありません。
伊藤の分析では、金利だけを見るのではなく、その時点でのBTC価格水準や、利上げ・利下げが行われる理由までセットで考えます。
同じニュースが出ても、BTCがすでに大きく下落している局面と、急騰して高値圏にある局面では、市場の反応が変わる可能性があるからです。
初心者が相場分析をするときに覚えておきたいのは、「ニュース=価格」ではないという点です。
ニュースの内容だけでなく、
- 現在の価格水準
- 市場が事前にどこまで織り込んでいるか
- そのニュースが出た理由
- ニュース発表後に市場がどう反応したか
まで含めて考える必要があります。

仮想通貨相場を「株連動」「金連動」で整理する
多くの情報を集めても、それらを整理する基準がなければ分析には使えません。
そこで伊藤が実務上使用している方法の一つが、現在の暗号資産市場を大きく
- 株式市場に近い動き
- 金(ゴールド)に近い動き
のどちらとして捉えるかを考える方法です。
たとえば米国の経済指標や金融政策にビットコインが強く反応しているのであれば、株式市場に近い動きとして考えます。
一方で、地政学リスクや信用不安などに強く反応する局面では、金に近い動きをしている可能性があります。
相場を見るための基準をあらかじめ作ることで、ニュースが出るたびにゼロから判断する必要がなくなります。

最終判断では「4種類の情報」が同じ方向を向いているかを見る
伊藤の相場分析で特に重要なのが、最終的な判断への落とし込み方です。
確認する情報は、大きく4種類に分類できます。
- 統計データ
CPI、雇用統計、CME FedWatchなど - キーマンの発言
金融政策に関わる人物や市場へ大きな影響を与える人物の発言 - KOL・業界プレイヤーの発言
市場で影響力を持つ投資家や業界関係者の見方 - 実際の行動データ
売買データやチャートに現れる市場参加者の行動
そして、これら4種類の情報がどちらの方向を向いているかを確認します。
たとえば、
- 金利予想が利下げ方向へ動く
- FRB関係者も利下げを示唆する
- 市場関係者からも同じ方向の発言が増える
- 実際のチャートにも転換の兆候が出る
というように複数の情報が同じ方向を示していれば、その仮説の確信度を高めていきます。
逆に、それぞれがバラバラの方向を示しているのであれば、無理に結論を出しません。
「わからないときは何もしない」も相場分析の一つ
投資を始めたばかりの方ほど、「上がるのか、下がるのか、どちらか決めなければいけない」と思ってしまいがちです。
しかし、すべての相場で明確な答えが出るわけではありません。
伊藤の分析では、複数の情報が一致しない場合、判断を保留すること自体を一つの判断として扱います。
材料が足りない状態で無理に結論を出すのではなく、複数のシナリオを持ったまま新しい情報を待つ。
これも、相場分析において非常に重要な考え方です。
過去の相場分析レポートも事後検証
今回紹介している分析方法は、単なる理論としてまとめたものではありません。
伊藤が毎月発行してきた「仮想通貨アナリティクスレポート」について、2025年1月号から2026年7月号までの全19号を対象に、AIを使った事後検証も行われています。
このうち、構造上判定できない1号を除いた18号を検証した結果、10号が「的中」と判定され、約55.6%という結果でした。
なお、この「的中」は単純に価格が上がった・下がっただけを比較したものではありません。
各レポートで示した、
- BTCの高値・安値レンジ
- 相場の方向性
- 金融政策や地政学リスクなどの変動要因
を実際の相場と照らし合わせ、数値と理由の両面から判定しています。
もちろん、これは過去の検証結果であり、今後の相場予測の的中や投資成果を保証するものではありません。
重要なのは、「絶対に当てる方法」ではなく、どのような情報を使い、どのような手順で相場について考えるのかを体系化していることです。
初心者こそ「答え」ではなく「分析の型」を身につける
仮想通貨投資を始めたばかりの頃は、
「今ビットコインを買うべきですか?」
「次に上がる仮想通貨は何ですか?」
という「答え」を探したくなるものです。
しかし相場環境は常に変わります。
誰かから一度答えを教えてもらっても、次の相場で同じ答えが使えるとは限りません。
だからこそ重要なのが、自分で情報を集め、自分で整理し、自分で判断するための型です。
相場を毎回正確に予測することを目指すのではなく、
- 何を見るのか
- なぜ見るのか
- 何が変化したのか
- 複数の情報は同じ方向を向いているのか
- 判断できないなら保留すべきではないか
と順番に考える習慣を身につけることで、ニュースやSNSに振り回されにくくなります。

伊藤健次が実際に使っている分析方法を詳しく知りたい方へ
ここまで紹介してきたのは、伊藤健次が実際の相場分析で使用している考え方の一部です。
有料note 「暗号資産の相場分析方法!プロのノウハウを大公開」 では、実際の分析方法をさらに体系的に解説しています。
主なテーマは、
- 情報源をどう選ぶのか
- トレンドの変化をどう見つけるのか
- FRBや金融政策の情報をどう読むのか
- CME FedWatchをどう使うのか
- 予測市場の情報をどう判断するのか
- 集めた情報をどう整理するのか
- 複数の仮説からどう本命シナリオを選ぶのか
- AIを相場分析の補助としてどう活用するのか
- 最終的に「動く・動かない」をどう判断するのか
などです。
「仮想通貨を始めたけれど、相場分析のやり方がわからない」
「SNSやニュースを見るだけの投資から卒業したい」
「誰かの予想ではなく、自分自身で相場について考えられるようになりたい」
という方には、特に参考になる内容です。
▼ 伊藤健次が実際に使っている暗号資産の相場分析方法を詳しく見る
まとめ|仮想通貨の相場分析は「情報量」より「判断の型」が重要
仮想通貨の相場分析では、情報を大量に集めればよいというわけではありません。
重要なのは、
- 見るべき情報源を選ぶ
- 集めた情報を一定の基準で整理する
- 複数の情報を照らし合わせる
- 一致度が高ければ判断材料にする
- 判断できないときは保留する
- 結果を振り返り、次の判断へ生かす
という一連の流れを作ることです。
最初から完璧な分析をする必要はありません。
まずはニュースを見るときに、「何が起きたか」だけではなく、「前回から何が変わったのか」「その情報を受けて市場が実際にどう動いたのか」まで確認することから始めてみましょう。
そして、伊藤健次が実際に使用している相場分析の考え方を一から体系的に学びたい方は、以下のnoteも参考にしてください。
▶ 「暗号資産の相場分析方法!プロのノウハウを大公開」を読む
※本記事および紹介コンテンツは、特定の暗号資産の購入・売却を推奨するものではありません。また、過去の検証結果は将来の価格予測や投資成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。