この記事では主に仮想通貨の短期トレードに取り組まれている方向けに直近1週間の相場動向について解説しております。
ビットコインは三尊形成により下落トレンドへ転換しショート優勢の局面ですが、今週はアメリカのCPIとFOMCという重要指標を控えて乱高下が予想されるため、発表通過後の明確なトレンドの初動に順張りで乗るべきです。

ビットコインチャートテクニカル分析
ビットコイン相場はここ1週間で大幅に崩れ、それは4時間足にて三尊が形成されていたことがテクニカル的な根拠となっています。しかし三尊成立にしては売られすぎ感もあり、大底となっている6.6万ドルを割り込んでいます。

8.2万ドルの天井から見れば7.1万ドルまでの回復で十分上昇回帰といえるのですが、7.3〜7.4万ドルが三尊のネックラインであり、7.1万ドルを抜けても7.3〜7.4万ドルで再度抵抗を受けて反落する可能性があります。
これだけ下げ、しかも売られすぎによる急反発もないなか、ロングを打っていくのは非常に危険です。私はショートを中心に攻めていきます。
下落相場では多くの人が損失を出しているため、ショートで利益が取れるとかなり優位に立てます。上昇相場では多くの人が利益を出しやすいため、下げ相場とは違って全体成長以上に利益を出すのが難しいのです。
今こそレバレッジをかけた短期トレードに取り組むべきときであり、MACDやRSIが下に振れているときは特に戻り高値が狙い目になります。
価格に影響するファンダメンタルズ要因
ビットコインや仮想通貨市場に影響を与えるニュース、経済動向について整理します。直近1週間の動きと、今後1週間の注目ポイントを中心に、できるだけわかりやすく解説していきます。
直近1週間の主なニュースと市場の反応
ZECはオーチャードプールの重大なバグ修正を発表しましたが、偽造ZECへの不安から価格が40%急落しました。悪用跡はありませんが、プライバシーへの信頼が揺らぎました。
売り圧力は、脆弱性の開示とその後のプロトコルアップグレードの前後で強まった。一部の市場関係者は、ZECが当初は底堅く、暗号資産市場全体が弱含むなかでも一時600ドル(約9万6200円)を上回っていた点を指摘する。しかし、脆弱性の詳細が広く知られると、空気は一変した。ZECはその後、350ドル(約5万6100円)を割り込んだ。
週足分析では明確な下落トレンドとなり、1時間足でもボラティリティが激しく急変しました。MACDやRSIは強い売りシグナルを示し、サポートラインを割り込んでレジスタンスラインへと転換しました。
ビットコインの安定推移とは対照的に、パニック売りに伴うショートの増加や過度なレバレッジをかけたロングの強制ロスカットが相次ぎました。
移動平均線を下回る下落局面での短期トレードはリスクが高い。底値が固まるまでは静観が賢明です。
今後1週間の注目イベントと見通し
6月8日から15日は10日発表のアメリカのCPIと11日未明のFOMCという市場の命運を握る2大マクロイベントが直撃する最重要の1週間です。
FRBの利下げ時期を占うウォーシュ議長の発言や金利見通しは全リスク資産の方向性を完全に支配するため、週前半から市場は極度の緊張感に包まれます。
指標発表が集中する10日から12日にかけてはテクニカル分析を無視した数千ドル規模の乱高下が予想されるため、無理なエントリーは避け、ノーポジションに近い状態で静観するのが賢明です。
不透明感が払拭され、ハト派な結果による上昇トレンドが確定するか、あるいはタカ派ショックによる急落を見届けた後、週末から週明け15日にかけて生じる明確なトレンドの初動に順張りで乗るのが最も期待値の高い戦略となります。
スイング目線で考えるビットコイントレード戦略
ビットコインのスイングトレードを前提に、今後の値動きを想定した売買戦略を整理します。上昇・下落それぞれのシナリオと、ロング・ショート別の考え方をもとに、低リスクでの取り組み方を解説していきます。
上昇した場合のシナリオ
ビットコイン相場がここから上がった場合、早くて1週間でまずは7.4万ドルに到達し、それを抜ければ7.8万ドルが見えてきます。現物を保有しているだけでも+17%ないし+24%の利益が期待できます。
下落した場合のシナリオ
ビットコイン相場がここから下がった場合、こちらも早くて半年で4.2万ドルまで落ち、それも割れば2.6万ドルが見えてきます。レバレッジ1倍のショートを打てば+33%ないし+59%の利益が期待できます。
ロング・ショート別の売買戦略
利確:74,000ドル、78,000ドル
損切り:59,000ドル
ワンポイントアドバイス:
明らかに逆張りなのでなるべく安いところでエントリーした方が損を抑えられます。
利確:42,000ドル、26,000ドル
損切り:83,000ドル
ワンポイントアドバイス:
日足以下でエントリーすると利確ポイントが見えないので15分足を使うことをおすすめいたします。
今後の相場に向けたまとめと今後の行動指針
ビットコインは4時間足の三尊形成により大幅下落し、6.6万ドルの大底を割り込みました。ネックラインが抵抗帯となる懸念もあり、リスクの高いロングは避け、戻り高値を狙ったショート中心の戦略が有効です。
週足も明確な下落トレンドを示しています。今週は10日のアメリカのCPIと11日のFOMCという2大マクロイベントを控える最重要局面です。発表前後は数千ドル規模の乱高下が予想されるため、週前半は静観が賢明です。
イベント通過後に確定する明確なトレンドの初動を見極め、順張りで乗るのがもっとも期待値の高い戦略となります。
公式LINEでもコラムを配信しているのでぜひ登録しておいてください。