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ビットコイン（Bitcoin）の価格チャートの読み方【後編_ローソク足の解説】

2017.12.12

ビットコインの価格チャートもロウソク足でトレンド予想ができる

前編に続く後編は、チャートの大局的な見方から一転してロウソク足一本一本の捉え方を見ていきましょう。
誰にでもわかりやすく説明していきます。

3種類のチャートを理解し、ビットコイントレーダーになる

チャートというのは大きく分けて3種類あります。
それぞれを比較して気づくことはあるでしょうか？

上昇相場のチャート

任意の時間軸で見て、上昇傾向が見られる相場のことを指します。
買い圧力が強い、上昇トレンドなど表現の方法は様々ありますが、要は価格が上がる期待値が高い相場です。

下落相場のチャート

任意の時間軸で見て、下降が見られる相場のことを指します。
先ほどとは反対に、売り圧力が強い下降トレンドと呼ばれます。こちらも単に価格が下がる可能性がある相場です。

レンジ相場・ボックス相場のチャート

価格が上がったり下がったりを繰り返し、一定の価格幅の中で値動きが収まる相場のことを指します。
こういう相場も名前がついているのは面白いですね。

※チャートにある青いラインは分かりやすくするためにこちらで加筆しております。

実際に値動きがどれくらいに収まればレンジ相場と呼ぶかは決まっているわけではありません。
時間軸の取り方でチャートは変わります。
例えば、15分足で見たら下げ相場だが、日足で見たらレンジ相場だったということは当たり前のように存在します。
どの時間軸がベストかは後半で解説します。

ローソク足の形が分かれば充分。細かな理解は後からでも大丈夫

ローソク足の解説サイトを見ると、ローソク足が形成される条件やルールや呼称などを正確に説明しているサイトが多く、
本当に知りたい内容をなかなか理解できません。
一からすべてを理解しなくてもざっくりとローソク足どういう意味なのかが分かれば、それだけで投資勝率は上がります。

とにかくロウソク足のパターンを覚えてしまいましょう。
こちらの図を見てください。

初心者にも使いやすいCoincheck（コインチェック）のチャートと同じ色でロウソク足を表しています。
先ほどのチャートは外部のチャートサービスのキャプチャを使用しております、取引所によってローソク足の色が違うので、ご注意ください。
上記図の左側のローソク足が出現したら買いの合図（買いシグナルとも言います）と言えます。
次に出現するローソク足も、買い合図のローソク足の可能性が高いです。

価格チャートとロウソク足の関係

基本的なチャート3パターンとロウソク足の「強さ」について紹介してきました。
ここでは、そのチャートとロウソク足の関係性について考えてみましょう。
ローソク足の画像を覚えてからもう一度、チャートの画像を見てみてください。
レンジ相場であっても買いの合図になるローソク足が出現します。下落相場でも買いの合図になるローソク足が出現します。
100%の情報がローソク足によってあらわされるわけではありません。
あくまでも一つの指標として、何も見ないよりもは価格の値動きがある程度予想できると思ってください。

時間足の選択が一番大事。長期の相場を見てから短期の相場へ目を向ける

Coincheck（コインチェック）のチャートは全部で5種類の時間足があります。
5分足・15分足・1時間足・4時間足・日足です。
特にサラリーマンの方や、いわゆるデイトレードをしない方には、日足、4時間足、15分足の順番で見ることを推奨します。
投資の基本は大きなトレンドを意識することから始まります。
まず日足か4時間足で上昇相場なのか下落相場なのかを判断します。
理由は、日足や4時間足で現れる相場の合図は1～２時間では簡単に逆転が起きないためです。1分1秒を急ぐトレードをする方はあまりいないでしょうから、ゆとりを持ったチャートで判断をしましょう。
反対に15分足や5分足で相場を判断した場合、10分20分で上昇相場や下落相場が入れ替わります。プロでもない限りこんなに頻繁なトレードをすると負けてしまいます。
その後、 15分足で確認し、買いの合図が出たタイミングで購入すると良いでしょう。
大きな時間で見た相場が上昇相場だったらか大丈夫だと、早く買いたいから急いで下げの合図が出ているにもかかわらず購入すると、その後、大きな相場が崩れるということもゼロではありません。
あくまでもローソク足は目安程度にとらえてください。100%そのチャートの未来を予測するわけではありません。
焦らず落ち着いて判断をしましょう。