【 情報量日本一】【第1回】世界政府にまつわる陰謀論を徹底解説！漫画の世界だけではない！

皆さん、こんにちは。コインオタク編集長の伊藤健次です。

突然ですが、「世界政府」という言葉を聞いたことはありますか？
漫画や空想の世界ではよく登場する概念です。

Wikipediaにもしっかりとその旨が書かれております。

空想の話で終われば良かったのですが、刻一刻と世界政府は実現に向かって進んでおります。今回はその知られざる実態を全3記事にて解説します。

 

有識者も肯定する世界政府

世界は人類が誕生してからずっと、複数の国、人種、言語が存在しており、人類史の中で一度も統一されたことはありません。

国際連合（通称：国連）に加盟している国の数は193か国であり統一まではまだ道のりは遠そうです。

国として認められる条件としては、（1）永続的住民、（2）明確な領域、（3）政府、（4）他国との関係を持つ能力の4つがあげられます。

世界政府となった場合、明確な領域も他国との関係も必要なくなるわけですから、そもそもの国の概念を再定義しなおす必要があります。

実質、世界を牛耳っているのは米国であると考える人もいるかもしれません。

記憶に新しいところで、オバマ大統領もトランプ大統領も「アメリカは世界の警察官をやめるべきだ」と発言しております。

これは1999年に起きたコソボ紛争へのアメリカの介入が大きなきっかけとなっております。

このコソボ紛争はセルビア人とアルバニア人の宗教対立が元であり、米国は介入する理由はありません。

しかし、当時のクリントン政権では「人道的立場」を理由に空爆に乗り出しました。これが「世界の警察官」になった瞬間です。

結局この行為は後々まで尾を引き、アメリカは世界の警察官になる見返りも必要もないというのがいまの世論に繋がります。

歴史を紐解くと世界政府は実現することが難しく、やる意味もないように思えてきますが、時の有識者は世界政府設立は必要だと説いております。

世界政府に対するアルベルト・アインシュタインの意見

一般相対性理論で知られる「20世紀最高の物理学者」の異名を持つアインシュタインは、世界政府の実現に対して以下のような発言をしております。

『私が世界政府を擁護するのは、今まで人間が遭遇した最も恐るべき危険を除去する方法が他にはあリ得ないからである。人類の全体的破滅を避けようという目標は、他のいかなる目標にも優位しなければならない。』

確かに、第二次世界大戦を経験している人物からすれば、人類はずっと争いをし続けていつかは自滅の道を選んでしまう愚かな動物だと感じるかもしれません。

争いを無くすためには、争いをする必要を無くすことが大切であるという事です。

世界政府に対するスティーヴン・ホーキングの意見

ブラックホールの解析や量子重力論などで評価され「車椅子の物理学者」として有名なホーキング博士ですが、彼もまた世界政府の設立に対して必要性を説いている一人です。

『抑制が効かなくなる前に、いち早く脅威を発見しなくてはなりません。そのためには何らかの世界政府が必要になります。私の発言は破滅的に聞こえるかもしれませんが、私は楽観主義者です。いずれ人類はこれらの危機に対処するため立ち上がるでしょう。』

これは人口知能（AI）が人類に対して反乱を起こし人類が滅亡される危険性に対して世界政府の必要性を説いております。

より現実的に考えるとすれば、誰のためにもならない争いを無くすことが重要であるといえます。

人類が淘汰される理由は人類が非効率で非生産的であるが故です。

人類が地球にとって必要な存在になり、AIを正しく活用できれば将来には何のリスクもありません。

争うという無駄な行為が常に人類の発展の足を引っ張っております。争いを少しでも減らすためには世界政府は必要なのかもしれません。

世界政府の設立のハードルは高そうですが、人類の目指すゴールとしてはやった方が良いと感じます。

しかし、世界政府の話題は常にネガティブであり、世界政府に拒否反応がある方も多いです。

これは何が理由なのか別の角度から解説します。

陰謀論でささやかれる世界政府の条件

世界政府と聞けば、実際の活動よりも陰謀論の方が有名です。「世界統一政府（One World Government）」と呼ばれる構想は非常に具体的です。その一部を見てみましょう。

突っ込みどころは満載かもしれませんが、陰謀論で良く語られる「人口10億人」「支配層」などは人々が過剰に反応するところでしょう。

これはヘンリー・キッシンジャー氏（元米国国務長官）の発言をもとにつくられたとされております。

キッシンジャー氏は今も現役で政治を動かしている陰謀論の中心人物です。

反日思想であり、米国と中国が世界を牛耳るという親米中の思想家です。

キッシンジャー氏の発言に対しては反発したくなる日本人は多いのが現状です。

キッシンジャー氏は過去の政策のほとんどを実現してきた功績があるだけに、今回の世界政府（もしくは米中が統治する世界）も与太話ではなく可能性がある話です。

では、どのように世界政府を実現していくのか見ていきましょう。

国連機能強化による世界政府実現

国際連合や各専門機関の機能を徹底的に強化していくという方法。常設の国際連合軍を作れば、それに伴い国連の他の機関も強化していかなければならなくなる。

世界大戦法による世界政府実現

第三次世界大戦を意図的に引き起こし、反戦ムードを盛り上げ、国家があるから戦争が起こるという主張を行うという方法。

軍事征服法による世界政府実現

アメリカによって世界を軍事的に征服する。アメリカの軍事力は圧倒的であり、世界対アメリカでもアメリカが勝つと言われているほどである。

宇宙人法による世界政府実現

電離層に、「実際には存在しない」UFOなどの映像を投影し、「実際には存在しない」宇宙人による侵略に見せかけ、全世界の団結を訴えるという方法。

地域統合法による世界政府実現

ヨーロッパを欧州連合（EU）で統合したように、各地域をブロック化していき、最終的に世界政府に統合する。

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出典：Wikipedia

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どれも現実的に起きそうなものばかりです。もしかすると、すでに起きているかもしれません。

陰謀論の厄介なところは完全なる空想ではなく、何割かは真実が含まれている点です。

嘘を見抜く方法は簡単ですが、嘘が混ぜられている割合を見抜くことは非常に難しいです。

【第1回】世界政府陰謀論まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は「そもそも世界政府とはなにか」「有識者の見解」「世界政府の条件」について解説しました。

次回は、「世界政府と勘違いされる国際機関」「ビルダーバーグ会議とは何か」「世界秩序とは何か」について解説していきます。