こんにちは、テクニカルスナイパー(@forgoodtrade)です。私はコインオタク編集長の伊藤健次さんに次ぐ立場としてオンラインサロン「コインオタク共和国」の専属講師を務めています。
そのご縁からコインオタク公式ホームページにて私の記事を寄稿させていただいています。ぜひ最後までお読みください。
資産額は小さいほど増やしやすい
俗に資産額や資金量が投資トレードを左右すると言われたりしますが、捉え方によって変わるものの、厳密には元手が小さい方始めやすいという事実があります。
おおよその額で言えば1000万円以下が回転させやすいとされており、特に短期トレードでの運用額がそれを超えてくると一つの投資対象に集中して増やしていくことが難しくなります。
無論、為替トレードでの通貨ペアの分散や株式投資における投資対象を広げるということをすればこの限りではありません。
あくまでどのような金融商品であっても1銘柄にフルベットして倍々ゲームのように増やしていくという効率性を追求するのであればの話です。
一方でこうした話では1000万円という額が小さいとは捉えられない一般的な感覚もあるため、だいたいはFXでミニマム100万円、株式投資で300万円スタートが望ましいということで着地します。
さらに為替トレードであれば5万円という少額資金で練習をすることができるというのも大きな強みであり、特に技術職でもあるため練習量というのは欠かせません。
5万円を大きく増やしていくのはかなりハードルが高いので本業や実ビジネスで軍資金を貯めることも並行して行うべきでしょう。
いわゆる専業トレーダーになるには最低でも300万円を用意してからのスタートと考えておき、それまで少額で練習を積みながら貯金を増やすという流れになります。
しかし間違っても少額トレードを副業と見なして生活の足しにしようとしたり、たとえ増えてもそれで遊ぼうとしたりしてはいけません。
全てのことに目的を持って取り組み、合理的な資産形成を目指して今からキャッシュフローを見直していきましょう。
長期「投資」はやらない
オンラインサロン「COINOTAKU共和国」の中でも話題になりましたが、ビットコインは長期投資を目的として保有するメリットはあまりなく、前提として配当・株主優待・家賃収入などのインカムゲインがないものは長期で持つべきではないという考えを持っています。
キャピタルゲインを狙った投資であったとしても、明日の相場もわからないで悩んでいるのに半年後や1年後、さらには10年後の相場など予想できるわけがないという考えに基づいて短期トレードでキャッシュを積み上げるというスタイルを通しています。
そしてトレードの対象となるのは専ら流動性の高い為替と大きな上昇幅が狙える日本の小型株、そしてビットコインです。
特にビットコインはもっとも安全かつ大きく稼ぐためには現物を売買することで、長期で持って資産をロックさせるほどのメリットもなければ、短期で細かくレンジなどの往復を取るのも効率は悪いと言えます。
ゆえにレバレッジをかけた証拠金取引をするときは急騰波や急落波に乗るだけで、そういった観点から考えればコンスタントに利益を挙げるというのが難しい相場です。
税金面での負担もまだまだ大きいため、暗号資産全般の投資は副次的に捉えておくのが良いでしょう。
基本は為替や小型の短期トレードでキャッシュを積み上げてまとまった資金を配当の大きい大型株や家賃を安定して生む不動産に振り分けていくという作業になります。
そしてそれが増大していくと、今度は分散が非常に重要となってくるため、ゴールドや債券など幅広い資産に替えていかなくてはならなくなります。まずは自身のフェーズを理解し、リスクとのバランスを考えながら効率の良い方法を模索するべきです。
期待値の高い勝負とリスクヘッジ
前回の記事にて書きましたが、投資やトレードも広義ではギャンブルに含まれるものだと私は考えています。勝てる期待値が五分五分以下であれば勝負する意味がなく、五分を超えてくるのは私の知る限りではブラックジャックくらいしかありません。
公営ギャンブルで人気の高い競馬の期待値は70〜80で、勝率50%に見えるバカラも98程度、FXもスプレッドがあるので90台後半です。
しかしながらFXで資金を増やしていけるのは勝ちやすいシチュエーションにだけ絞ってエントリーできるからであり、他のギャンブルとは違って偶然性を限りなく減らすことができるほか、リスクリワードを1:1以上に設定することで損失を小さくし、利幅を大きく取ることができます。
ブラックジャックやポーカーは技術介入度の高いギャンブルだと言われますが、トレードはさらにで練習量によって勝ちやすくなっているというのが特徴です。
チャートや値動きを見て上がる理由のほうが多く、損切り幅も小さく抑えられるようであれば期待値はプラスになります。
また、リスクヘッジはやるべきではなく、とにかく最高に優位性の高いポジションに張り続けることで雪だるま式に資金を増大させていくほうが効率的です。
リターンを得るためにリスクを取っているため、コストをかけてリスクを分散させる(ヘッジする)というのは本来得られるはずであったリターンを薄めることになります。
ゆえに、常に期待値の高い勝負・勝てる勝負を探し続け、最良の選択をしてフルベットするというのが投資においてもビジネスにおいても重要です。この考えを一貫して持っていれば、何事もやればやるほどプラスに持っていくことができます。
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この記事を書いた人
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FXデイトレードと新興株のスイングトレードをメインとした個人投資家。
シンプルなチャート分析とプライスアクションを基にした手法や金融経済に関する教養をTwitter・LINE@にて発信。
オンラインサロン「COINOTAKU共和国」の専属講師を務めるのほかに、対外セミナーへの登壇もこなす。
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