【情報量日本一】悪魔崇拝にまつわる陰謀論を徹底解説！富裕層やスーパーエリートに広がる悪魔崇拝をバッサリ切る！

悪魔崇拝と聞けば多くの方がトンデモ理論と切ってしまいますが、ここに陰謀論が広がる理由があります。

それは、悪魔崇拝の一部は本当であるためです。

こうなると悪魔崇拝を全く信じない層を説得したくなるという動機が誕生し、自分が悪魔崇拝では無いにも関わらずたくさんの理論を並べて話が始まります。

これで終わらない陰謀論の誕生です。

今回はしっかりとどこまでが本当でどこからが嘘でどれがまだ科学で証明されていないのか、このあたりをまとめていきます。

悪魔崇拝も神信仰も実際に存在する

まず受け入れる必要があるのは、悪魔も神も信じている人がいるという事です。

日本で言えば神話の世界の登場人物を信仰するのは中学二年生までと相場が決まっておりますが、世界では神を信仰している人口はメジャーなところだけでも59億人（キリスト教23億人、イスラム教16億人、ヒンドゥー教10億人）おります。

仏教は宗教的には神を信仰していませんが、神の存在を否定しているわけでもありません。

宗教の是非を問う場面ではないのでそれぞれの宗教は解説しませんが、ざっくりと言えば、人類の大多数は神を信仰しております。

しかし、ここに「悪魔」は出てきません。悪魔とは他宗教の信仰を揶揄する言葉で使われます。

すなわち、神を信じる人の数だけ悪魔信仰の人数がいるという事です。

そして、公の場で神や悪魔という言葉を利用される機会も多く、信仰が薄い日本人からすれば何の話をしているのか分からない場面もしばしばあります。

2020年1月トランプ大統領のスピリチュアルアドバイザーを務めるポーラ・ホワイト氏が

“command all satanic pregnancies to miscarry right now.”（すべての悪魔の妊娠に今すぐ流産するように命じる）

と発言した動画をアップしました。もちろん炎上したわけですが、「悪魔」という単語を使ったことが炎上したのではなく「流産を命じる」という言葉に世論は反応しました。

代表的な反論は「すべての子供は神からの贈り物であり、流産を命じることはばかげている」というものです。もちろん、本当に悪魔がいるわけではありません。

このように広く社会では「悪魔」「神」という言葉が政治的場面においても多用されます。

では、悪魔崇拝とはただの比喩表現であって実際には存在しないのでしょうか。決してそんなことはありません。実際に悪魔崇拝は存在します。

日本人の思考に近いサタニズム（Satanism：悪魔崇拝）の実態

キリスト教の教えが一つでは無いように悪魔崇拝の世界にも多岐にわたる信仰があります。

キリスト教で定義される悪魔（サタン）を信仰する逆キリスト教というものも存在しますが、ここではサタニズムの中でも多数派のサタン協会の教えを抜粋します。

他にも複数の教えがありますが、興味がある方は調べてみてください。

シンプルに言えば、神を信仰する行為のアンチテーゼ（反対の主張）がメインとなります。

結果、神の信仰が薄い日本人からするとサタニズムの方が理解しやすい主張もあるでしょう。

もう一つの特徴として多くのサタニズムでは、悪魔信仰を強いてはおりません。

あくまで概念だけであり他の宗教のように必ず神を信仰することを義務づけるようなことはなく、心にとめておいてくれればそれくらいでOKくらいの緩さがあります。

日本人は宗教観が乏しいため、熱心な宗徒からすると日本人はサタニズムなんじゃないかと疑われる可能性もあります。

このような現実主義者のサタニズムの方々が問題を起こすとは思えません。

しかし、実際に悪魔崇拝の儀式で逮捕者が出ることもあります。

これは悪魔崇拝を文字通りとらえている一部の層の行動です。

どの宗教にも行き過ぎるコミュニティは存在し、悪魔崇拝の中のKKK（クー・クラックス・クラン：過激派の白人至上主義者）と言えるでしょう。

児童虐待とアドレノクロムと悪魔崇拝がなぜ話題になるのか

最後に、悪魔崇拝が実態とはかけ離れ、陰謀論の的になるポイントを解説します。

それが児童虐待とアドレノクロムです。

アドレノクロムとは子供が恐怖を感じたときに松果体から分泌される成分で強力な若返りドラッグと呼ばれているものです。

実際にはそんな効果はありませんし、そのような生成方法でもありません。

アドレノクロムは富士フイルム和光純薬株式会社で普通に販売されている研究用の試薬です。

なぜ、ここまで飛躍してしまったかというと映画やドラマなどの作品でそのような場面があったからにすぎません。

作品の制作サイドは架空のことであると弁論をしております。

日本でもアニメなどでクロロホルムが麻酔薬として利用されるシーンがあり、これが実際の犯罪でクロロホルムが利用されてしまうことと似ています。

そして、児童虐待です。

アメリカでは児童虐待は人を陥れる場面でしょっちゅう使われます。

児童虐待は多くの人の関心を呼びやすいテーマです。

一例としてピザゲート事件があります。

これは2016年アメリカ合衆国大統領選挙期間中にヒラリークリントン候補陣営の関係者が人身売買や児童性的虐待に関与しているという陰謀論です。

この陰謀論の火付け役となったのはアメリカの2ちゃんねるともいえる匿名掲示板4chanでQアノン（インターネットミームの一つ）の投稿です。

実際に銃の発砲事件にまで発展しております。

アドレノクロムの奪取を目的とした児童虐待が起きていて主犯格は悪魔崇拝者だったというような夢物語も実際に警察を動かしたり、市民を発砲事件に巻き込んだりと広範囲で影響力があります。

 

悪魔崇拝の陰謀論を知ったうえで私たちはどうするべきか

ここまで読んでいただければ、だんだんと未来の予想ができるのではないでしょうか。

2020年11月のアメリカ大統領選挙に向けてこの手の話はまた再燃するでしょう。

大統領選のたびに児童虐待、悪魔崇拝が話題になります。

日本は直接大統領選とは関係がなく、候補者のスキャンダルが報道されることで、米国では異常な悪魔崇拝が行われていると認識するようになります。

このような盛大な勘違いが陰謀論の元になっております。

そして、児童虐待も悪魔崇拝も実際に存在していることだからこそ100%否定をすることができません。

その中にアドレノクロムのような嘘が入ってしまうと、何が本当で何が嘘かを見極めることがとても難しくなります。

悪魔崇拝者のようにリアリスト（現実主義者）になることも大切です。