ビットコインマイニングと米国大手資産運用会社の新たな動向
ブラックロックやバンガード、ステート・ストリートなどの国際的な資産運用会社が、ビットコインマイニングへの関心を高めています。
特にブラックロックは、米国のマラソン・デジタル・ホールディングスとの投資活動を2020年から拡大しています。
この傾向は、ビットコインの持つESG(環境、社会、ガバナンス)の適合性の増加や、そのマイニング業界が使用エネルギーの約50%を持続可能な方法で取得している事実に関連している可能性が指摘されています。
しかしながら、このマイニング業界への大手の参入は新しい課題も生み出しています。
特に、これらの大手企業の影響力がビットコインマイニング企業に増大しており、その結果として、ビットコインのグローバルハッシュレートの約8.9%に影響を与える可能性があるとされています。
大手資産運用会社のビットコインマイナーへのスタンスは明確ではありませんが、将来的な取引の検閲や規制上の制限のリスクは考慮すべきです。
ブラックロックなど大手資産運用会社、ビットコインマイニング企業への投資増加の背景は
引用元:COINPOST
ビットコイン中心へ: 米国ブラックロックの投資戦略変更
ビットコインの現物ETFの申請を巡る議論で話題の米国の大手資産運用会社が、ビットコインマイニング企業への投資比率を増加させています。
ビットコインの価値がようやく世界に認識されたことは喜ばしい一方、この傾向が続けばリスクも存在するという見方があります。
巨額の資金を管理する機関投資家が動き始めると、世界は変わります。
多額の資金と力があれば、それに伴う責任も増大します。
電気を大量に使用するビットコインマイニングはかつて、環境への負担から企業が参入を躊躇する産業でした。
しかし、現在、環境への影響を軽減する発電技術が進化しており、ビットコインマイニングが環境に必ずしも悪いとは言えなくなっています。
一方、世界は混乱し、一部の地域ではまだエネルギー不足に悩んでいます。
そんな中、ビットコインマイニングへの投資が米国で活発化しており、逆にESG投資が減少しています。
この動向は、米国全体が短期的なリターンを取る方向に舵を取ったように思えます。
もしかしたら、環境的影響の観点から、ほぼフリーエネルギーに近い最高の技術が導入される可能性も考えられます。
この米国の戦略の大きな変化により、ビットコイン自体への米国の影響力が大幅に増加しています。
ビットコインの価値は、分散型の管理による価値保全です。
現在、米国はまだマイニング産業の一部だけをコントロールしていますが、過度な投資が進むと、ビットコインの分散化の理念が脅威にさらされるかもしれません。
ビットコインの現物ETFが注目を集めていますが、もし承認されれば、予想以上のことが起こるかもしれません。
何が起こっても冷静になることが重要です。
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