【伊藤が解説】米リップル “Keyrock”へ出資 冬の時代に逆張りか

米リップル社 値付け業者Keyrockに出資

米リップル社は11月30日、現在85を超える取引市場のマーケットメイカーである「Keyrock」にSIX Fintech VenturesやMiddlegame Venturesと共にシリーズBのラウンドの出資をした。

マーケットメイカーとは金融市場にて取引の流動性を担保することを業務とする企業のことであり、日本では「値付け業者」と呼ばれ、主に売買差益にて利益を得ている。

Keyrockは2017年創設以降、マーケットメイカーとして拡大を続けており、今回の投資でインフラやスケーラビリティツールの開発、欧州、米国、シンガポールでの事業認可の獲得を計画している。

米リップル社、仮想通貨のマーケットメイカー「Keyrock」に出資

COIN POST

Keyrock出資にみる仮想通貨市場の将来とは

伊藤健次
伊藤健次
このニュース、伊藤が解説します。

リップル社が将来有望なマーケットメイカー「Keyrock」へ出資を発表しました。この仮想通貨冬のタイミングで攻めの投資をしているニュースをもとに今後の仮想通貨市場の将来を解説します。

2022年は仮想通貨市場に大きなショックが何度も発生しました。その結果、資金は停滞しました。資金の停滞は属性によります。個人投資家や仮想通貨市場に全振りをしている金融機関の資金が停滞しました。

今回の「Keyrock」へ出資は仮想通貨のビジネスではない機関の顔ぶれが集まっております。ビジネスモデルとしては今までも存在したサービスです。特徴的なのは中央集権的にDeFiのサービスを取引所へ提供していた点です。

ブロックチェーンの思想とは少し異なる技術の活用方法です。お金の流れを追うことでその市場の近未来が見えてきます。2023年以降の仮想通貨業界はアルトコインは全滅と言っても過言ではないです。

アルトコインはユーザーとなる個人の資金で回っている経済圏です。この個人資金は長引く仮想通貨冬の時代でほぼ枯れました。

反対にこれから市場に参入する多くの機関投資家たちは自らの取引先の仮想通貨新規事業に投資をしております。これは一般ユーザーでは参加できない領域です。仮にトークンを発行したとしてもサービスが完璧に仕上がった状態で市場に公開されるので投資機会はありません。これが仮想通貨投資の難易度を大きく向上させます。

メリットとしては市場が崩壊するようなショックはなかなか起きにくくなります。2023年以前のマーケットは大暴騰もしますし、大暴落も招きます。これは刺激的な投資環境ではありますが、生き残る人が少なく市場がいつまで経っても成長しません。

数年の激しい乱高下によって市場のデータはたっぷりと取ることができました。いよいよこれからは安定して市場が成長するタイミングです。今までのような激しい乱高下を期待すると波に乗り遅れます。

2022年撤退しなかった投資家の方はこれからはもう少し緩く運用ができる時代になりますので焦らずに行きましょう。

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この記事を書いた人

伊藤健次

日本最大級の暗号通貨サイト【COIN OTAKU】編集長 1984年生まれ 静岡県出身 慶應義塾大学 大学院 経営管理研究科 ヘルスケアポリシー&マネジメント集中コース終了 株式会社ソクラテス 代表取締役 / 国内企業暗号資産事業顧問 / 暗号資産取引所アドバイザー / 暗号資産投資アナリスト / Fintechコンサルタント / 暗号資産非公式アーティスト /YouTuber テレビ東京WBS出演 テレビ東京モーニングサテライト出演 NHKおはよう日本出演 BS11 真相解説 仮想通貨NEWS!出演 その他各メディア取材、出演

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