1Qリップル社レポート、XRP販売増
リップル社は2023年第1四半期(1~3月)のXRPマーケットレポートを公開。
XRP販売総額は3.6億ドルで前期比+1.3億ドル増、XRPL上のオンチェーン活動が好調でDeFi取引高は34%増。
また、新たな相互運用標準XLS38dが提案され、欧州連合(EU)、英国、アラブ首長国連邦(UAE)が新たな仮想通貨規制体制を整備。
これらの動向がXRP市場に好影響を与えるとされている。
リップル社1Qレポート「XRP販売総額は100億円以上増加」
COINPOST
リップル社2023年第1四半期報告、XRPLの将来性
リップル社の2023年第1四半期の市場レポートが発表されました。
特に重要な情報についてコメントします。
米国の銀行破綻や仮想通貨取引所の破綻など、悪い外部環境にもかかわらず、リップルの現行主力ビジネスであるODL(オンデマンドリクイディティ)は堅調な売上を示しています。
四半期の純売上は3億6千万ドル(前四半期比+1億3千万ドル増)となっています。
リップル社はXRPの売買を行い、ODLのXRP流動性を確保しています。
第1四半期にリップル社はXRPを25億ドル分購入をしており、XRP購入額を差し引いた売上が純売上として計上されます。
ODLを採用する金融機関が増えれば、売上は上昇し、リップル社は市場で大量のXRPを購入して流動性を確保します。
今回のレポートで最も注目すべき点は、XRP Ledger(XRPL:リップルのブロックチェーン)の将来です。
XRPLのDEX取引量は1億1千5百万ドルです。
XRPを使用したDEXが市場でまだあまり知られていない理由はその規模が小さいためです。
XRPLのDEX取引量は同期間のイーサリアムの約1/300ですが、XRPLの成長率は前四半期比で34%増という驚異的なスピードで加速しています。
このペースで成長が続けば、わずか4年でイーサリアムを追い越すことになります。
XRPLはDEXだけでなく、NFTやクロスチェーン性能も強力です。
ブロックチェーンの仕様はイーサリアムより優れており、高速取引と低手数料により市場は劇的に変化する可能性があります。
XRPLのユーザーがまだ少ない理由は、まだリリースされたウォレットやDappsが少ないためです。
2022年第四半期にXRPLを支援する非営利団体であるXRPL Commonsが立ち上されました。
今後、多くのアプリケーションがリリースされることが期待されています。
近い将来、イーサリアムかXRPLかどちらがWEB3.0の王者になるか議論されることでしょう。
2023 年第 1 四半期の XRP 市場レポート(原文)
https://ripple.com/insights/q1-2023-xrp-markets-report/
その他のおすすめ記事
【伊藤が解説します】zkSyncユーザーに注意喚起、エアドロップ熱が詐欺を誘発
【伊藤が解説します】バイナンスジャパン登場、日本市場への影響
【伊藤が解説します】米国SECと欧州仮想通貨規制:二つの対立する戦略
この記事を書いた人
-
「暗号資産市場の最前線を知る男」として世界中の暗号資産界隈の人脈を持ち、国内外のイベントに引っ張りだこ。
現在、毎週TwitterとYoutubeにてLIVEを発信中。
▶︎Twitter ▶︎YouTube ▶︎LINE
最新の投稿
- PR2024年11月20日[PR]新しいミームコイン、キヌア・リーブス本日発売:巨額の買いが入る見込み
- PR2024年11月20日[PR]キアヌは個人投資家の大規模な購入を誘発する最初のSolミームコインとなるか?
- ニュース2024年11月19日【伊藤が解説】イーサリアム需要急増、2025年の期待感とは
- ニュース2024年11月18日【伊藤が解説】ビットコイン推進派が財務長官に就任する可能性