【伊藤が解説】DeFiの成長とセキュリティトークン:仮想通貨市場の新しい波

未来の金融:DeFiと証券トークン化の融合

近年、DeFiにおける証券や債権のトークン化が増加しています。
特に、トークン化証券市場は短期間で大きく成長し、時価総額500億円に到達しています。

ボストン・コンサルティング・グループの予測によれば、2030年までに、現実の資産のトークン化市場は数兆ドルに達する可能性があります。
これは、DeFiの構成可能性と伝統金融の統合に関連しています。
構成可能性は、DeFiの主要な特徴であり、多様な運用戦略の開発が期待されています。

急成長するDeFi「トークン化証券」市場、時価総額は500億円に

COINPOST

DeFiの成長とセキュリティトークン:仮想通貨市場の新しい波

伊藤健次
伊藤健次
このニュース、伊藤が解説します。

DeFiの中に分類される、証券や債権のトークン化、すなわちセキュリティトークンの市場は、成長の兆しを見せています。
ブロックチェーンが登場して以来、NFTやメタバースと同じく、セキュリティトークンの潜在的な価値には市場が注目していましたが、参加企業が増えず、日の目を見ていませんでした。
ここでは、セキュリティトークン市場が急成長している理由と、世界がどのように分かれているのかを説明します。

セキュリティトークンは、企業が発行する債権や株式などのトークン化された有価証券です。
有価証券であるため、既に市場に流通しており、証券会社を通じて取引が可能な金融資産です。

では、わざわざトークン化する理由はなぜでしょうか。
それはまさに、WEB3.0市場が独立した成長産業と言われる理由とも直結しております。

証券の市場はほとんどがローカライズされています。日本人にとっては、日本の企業の債権や株式を手に入れるのは簡単ですが、中国やインドの企業の株式や債権を購入するとなると、一気に難易度が上がります。
先進国である日本でさえこのような状況なので、他の国々の投資家も自然に似たような課題を持っています。
日本の株式が外国の投資家にとって魅力がなくなったと簡単にコメントすることはできますが、本当に投資をしたい人たちに情報が届いているのか疑問です。
今、我々はまだ歪んだ需給に基づいて決定を下している可能性が高いです。

セキュリティトークンが一般的になった世界では、どのような投資が考えられるでしょうか。

例えば、個人が少額の資産でも、世界中に投資を分散化することが可能です。
現在の投資信託会社が行っていることを自由に個人でも行うことができるようになります。

投資信託会社の仕事がなくなるという話ではありません。
現在の似た事例で置き換えると、低い手数料でオンライン株を売買するインターネットユーザーと、対面で相談しながら証券マンを通じて注文を出すユーザーとの違いに似ています。
両方には利点と欠点があります。

これまで世界中の株式を自由に組み入れることができたのはプロフェッショナルだけでしたので、新しい市場としての需要は十分にあります。
現状のままでよいと考えている人は注意が必要です。
伝統的な金融機関や資産運用会社は手数料の急騰が発生するかもしれません。
最近、銀行の窓口手数料の上昇が話題となっていまが、これもテクノロジーを活用しない利用者に課せられた税のようなものです。

市場と直接コミュニケーションをとることができるWEB3.0市場は間違いなく拡大が期待できますが、
その一方でWEB2.0市場を維持するコストは高騰を続け、どこかで崩壊をする可能性があります。

全員がWEB3.0を無理やり活用する必要はありませんが、
未来が進む方向をイメージして、最悪なケースに巻き込まれないようにアンテナを張ることは大切です。

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この記事を書いた人

伊藤健次

日本最大級の暗号通貨サイト【COIN OTAKU】編集長 1984年生まれ 静岡県出身 慶應義塾大学 大学院 経営管理研究科 ヘルスケアポリシー&マネジメント集中コース終了 株式会社ソクラテス 代表取締役 / 国内企業暗号資産事業顧問 / 暗号資産取引所アドバイザー / 暗号資産投資アナリスト / Fintechコンサルタント / 暗号資産非公式アーティスト /YouTuber テレビ東京WBS出演 テレビ東京モーニングサテライト出演 NHKおはよう日本出演 BS11 真相解説 仮想通貨NEWS!出演 その他各メディア取材、出演

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