BybitハッキングとETH巻き戻し論争再燃
Bybitで発生した約2,100億円相当のETH流出事件を受け、BitMEX創設者アーサー・ヘイズ氏がイーサリアムのブロックチェーンを巻き戻す「ロールバック」を提案し、業界内で論争を巻き起こしています。
現在のイーサリアムは分散化が進み、個人の判断で巻き戻しを決定することは難しい状況です。代替案として、オンチェーン投票を活用したコミュニティによる意思決定の仕組みが提案されています。
ブロックチェーンの原則と実用性を巡る議論は今後も続くでしょう。
Bybitハッキング後のイーサリアム巻き戻し論争 、ヘイズ氏発言で再燃するDAO事件の教訓
COINPOST
仮想通貨のセキュリティ強化策、分散型と中央集権の対立

大手取引所Bybitが過去最大級のハッキング被害を受け、仮想通貨業界全体でセキュリティとリスク管理の在り方が再び問われております。
今回の事件では、安全とされていたハードウォレットやマルチシグ承認を採用していたにもかかわらずハッキングが発生しました。
これは日本の金融庁が推奨する管理方法でもあり、どれほど技術を駆使しても絶対に安全とは言えないことを示しています。
対応策として、取引の巻き戻しや特定の国からのアクセス制限といった案も挙がっていますが、ブロックチェーンの分散性という本来の価値観と相反する問題も含んでいます。
現時点で最も信頼性が高いのは、法律の厳罰化、大手企業によるセキュリティ投資、保険を活用した金融機関型の管理方法であり、仮想通貨ETFはこれを実施しています。
しかし、法定通貨でさえ詐欺や情報漏洩のリスクがなくならないように、仮想通貨も100%の安全は保証されません。
今後はAIを活用したセキュリティ強化が進むと考えられますが、不正を狙う側のAIとの戦いも激化することは避けられません。
結局のところ、どの時代においても資産管理はリスクを前提とし、適切なヘッジを行うことが最も重要であると言えます。
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