中央集権的な性質を持つリップル
暗号資産の原理主義者たちが一番こだわるのが非中央集権性だ。ところが現在時価総額ベースで上位に位置する中央集権的な暗号資産がある。リップルだ。
引用元:THE COINTELEGRAPH
リップルは暗号資産ではない?高まる非難の声「羊の皮をかぶった狼」(2017年1月12日)
サトシナカモトによって考案されたというビットコインはその民主主義的なシステムが高く評価され、他の暗号資産にも導入されています。
しかしながら、リップルに関しては時価総額ランキング上位には珍しく、 中央集権的な管理の下で運営 されています。
それはなぜでしょうか。
金融のハブとしての役割が期待されるリップル
リップルはサンフランシスコに本社をおくリップル社が発行するトークンで、金融機関間の送金を助けることを主眼におく。昨年から多くの大手金融機関の支持を得て普及しはじめており、その意味ではうまくいっているといえる。
引用元:THE COINTELEGRAPH
リップルは暗号資産ではない?高まる非難の声「羊の皮をかぶった狼」(2017年1月12日)
世界中の金融機関を巻き込んだ壮大なプロジェクトを掲げているリップルには大きな注目が集まっていますね。
金融市場の効率化がどのようになされていくのか 、期待に胸が膨らみます。
多くの暗号資産と大きく違う特徴
中央集権的な性質が批判をあびる種になっている。2013年につくられてから、リップルの開発チームは他の暗号資産にみられるような非中央集権性を取り除いてしまった。例えばマイナーによって採掘される他の暗号資産とは違い、リップルは中央集権的な方法で発行されている。
あくまでも金融機関間向けに開発されており、そのためには中央集権的な設計も必要かもしれない。問題は、ビットコイン等他の非中央集権的な暗号資産と同等とされることだ。
引用元:THE COINTELEGRAPH
リップルは暗号資産ではない?高まる非難の声「羊の皮をかぶった狼」(2017年1月12日)
リップル社が開発したトークンであり、管理権もほとんどリップル社が握っているといっても良いかもしれません。
先日にはエスクローを行ったことで価格が上昇したという情報も流れました。
言い換えれば、リップル社の独断で価格操作が行われてしまうおそれもあるということです。
しかしながら、その ファンダメンタルズが評価され、信頼されているため、現在は市場の中で確たる地位に君臨 しているというリップルです。
ビットコインらとは違うこのシステムは「暗号資産」の一種と呼べるのでしょうか。
リップルに集まる数々の批判
「リップルに憤りを感じるわけではない。多くの人が正しい知識をもっていないことにフラストレーションを感じる。問題はリップルではなく、それをもてはやすコミュニティだ。」
「リップルが暗号資産と区分けされ、コインマーケットキャップのような情報サイトに掲載されているという事実は、長年、紛らわしいし不正確だとされてきた。」
リー氏はリップルは暗号資産に分類されるべきではないとしている。
引用元:THE COINTELEGRAPH
リップルは暗号資産ではない?高まる非難の声「羊の皮をかぶった狼」(2017年1月12日)
確かに時価総額2位である以上、その性能面ではかなりの支持を集めていることは事実でしょう。
世の中には リップラーを名乗る人がたくさんいますが、その性能を理解して共感している人は少数派 なのではないでしょうか。
やはりパブリックブロックチェーンなども含めた最低限の知識や背景は知っておくべきなのかもしれません。
そのようにして健全な相場が形成されていくと思います。
投機に走りがちな暗号資産市場の中でリップルは?
時価総額ベースで第2位の通貨にのし上がった。
「数年続いた暗号資産の強気市場が進み、ついに初心者もなりふり構わず買うようになっている。仮想コインだから買えば儲かるはずという気持ちだけで理解せず買っている。」
公式サイトには「リップル社はXRPを投機の対象として宣伝することはない」としている。
引用元:THE COINTELEGRAPH
リップルは暗号資産ではない?高まる非難の声「羊の皮をかぶった狼」(2017年1月12日)
こちらも投機対象として「儲かるから」と買いが集まっている印象が拭えません。
価格がビットコインなどに比べて安い分、高騰したときの上昇率も高く、簡単に資産を増やせるのだという情報まで出回っていたこともあります。
こうして、 有名になって広まっていくことで市場がもろくなるというジレンマ に直面することになるかもしれません。
おさまる様子を見せないリップル熱
真の暗号資産ではないという批判もありますが、国際送金がより手軽にできることが証明されていくと、より強固な市場となっていくと考えられます。
この勢いはその中央集権的なシステムへの批判があることでついえたりしないでしょう。
今後のリップル市場に注目です。
中央集権でも評価される、リップルの本質を知りたい方はこちら
リップルに共感した!投資したい!という方はこちら
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