中国の投機家たちは暗号資産に投資するため数百万を借りている

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マイニング会社はかつてBabelBankの最大の顧客でした

中国の投機家たちは今の強気相場でポジションを持つために、 最大規模のブロックチェーン銀行の1つであるBabelBankから投機的な借入を行っています。

北京に本拠を置くBabelBankは、ビットコインを預け入れし、そのビットコインを担保にステーブルコインのローンを行ってます。
創設者兼CEOのFlex Yang氏によると、この8週間で、BabelBankは暗号資産の投機目的のために行われたステーブルコインローンの発行量を発行残高の20%から35%に倍増させ、BabelBankは昨年の9月オープンから今年の4月末までに  7000万ドル以上を貸し付けをしています。 

これらのローンのうち3500万ドル以上が未清算のままで、これらの融資のうちおよそ1,255万ドルが投機筋に支払われ、4月上旬に価格が急上昇した後、より多く投機家から借り入れが行われました。

BabelBankの最大の借り手は中国のマイニング会社で、未清算の融資の約80%がマイナー向けに行われていたようで、マイナーは4月までの弱気市場の間に大規模な借り入れをしています。

Flex Yang氏は「BabelBankはこれまで多くの投機家に融資を行っており、4月中旬にBitcoinが200日移動平均を超えたときに『ゴールデンクロスオーバー』と言って、長期的な上昇傾向を示唆する強気のテクニカルシグナルになっています。

これ以来、さらに多くの人々が投機をし、資金を借りているので、強気市場にポジションを持って参加することができる。」と述べています。

これまでに中国を拠点とする何百人ものビットコイン保有者がBabelBankに口座を開設し、普通の銀行と同じように、そのビットコインを借り手に貸し出していて、BabelBankはまたいくつかの機関投資家にサービスを提供しており、その預金は現在、当銀行の運転資金の60%以上を占めています。

BabelBankは通常、Tether(USDT)、USDCoin(USDC)、TrueUSD(TUSD)など、米国の  ステーブルコインでローンを提供していますが、顧客の要求に応じて他の暗号通貨でも融資を提供できる と語った 。

中国の規制上の制約のため、BabelBankはいかなる通貨相場でも取引は行っておらず、現状はビットコインやライトコインなどのProof-of-Workのコインが使用されていて、今後は来月初めに韓国でも業務を開始する予定です。

BabelBankは、暗号通貨を貸し出す前に、独自のリスク管理システムに頼っています。デフォルトリスクのほかに、流動性の懸念だけでなく価格のボラティリティも考慮に入れ、必要に応じてポジションを簡単に清算するために、Amber AIのような中国のマーケットメーカーと協力し始めています。

Flex Yang氏は、「暗号資産の投機が今後も増えると予想しており、来年かそこらの間にBabelBankの貸付残高合計の90%を占める可能性がある。
我々は次の強気市場の終わりまでに、10億ドル以上、さらには20億ドル以上を貸し出すと予想している」と語りました。

伊藤健次
このニュース、 伊藤が解説します。

ビットコインの市場の強気の裏側にはこのような借入を行うレバレッジ取引の強い買い圧力も存在する。

トレーダーにとってみれば市場に大きな新規マネーが入り込んむことになり、チャートの動きが読みにくくなるネガティブなニュース。

2017年のバブル的な相場の時も、過熱した買い圧力が支えきれなくなったところで一気に資金の回収が入り大暴落を起こした。

2019年の5月の上昇は、2017年のそれとは異なると言いつつも隠れたリスクははらんでいることを常に意識したほうが良いでしょう。

最大の借り手であるマイニング会社はこの借り入れをもとに大きく資産を上昇させることに成功している。

市場が回復するとマイニング会社は大きく資産を増加させることになるので、市場ではまたマイニングブームが来ることが予想される。

 市場が低迷していた時期に話題になっていた「マイニング会社の損益分岐点」はすでに突破しているでしょう。 
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