中国国内における「不正混入・経路」を明るみに
中国にはトレーサビリティの分野について多くの課題が山積しています。
2008年当時、汚染された粉ミルクを摂取した当時の多くの乳幼児が甚大な被害を被り、社会問題として世界中のメディアが報道しました。
やがて、およそ30万人もの乳幼児の腎臓から石が発見されたのです。
粉ミルク(原乳)にメラミンを混入した理由は、牛乳のたんぱく質の含量を実際より多く見せかけることにありました。
ここで登場したのがブロックチェーンによる偽造防止、流通経路や加工過程などの透明化です。
日本大手IT企業楽天は現地ベンチャー企業Techrockとタッグを組むことで、 中国国内のトレーサビリティ分野(年間600億ドル規模) の市場へ参入することを決定しました。
Techrockは、ブロックチェーン技術に強みをもっており、同社の技術を武器に本物か偽物かの識別を100%透明化させることが可能となります。
楽天側もターゲットとするメイン市場は健康補助食品などの人々の人的危険にさらしかねない分野を明るみにさせることでブランド力や信頼性を向上させることが狙いです。
このような背景をもとにTechrockは日本の大手楽天と協力し、安全な商品をエンドユーザーへ提供するために今回のパートナーシップ締結に至りました。
「私たち(Techrock)はすでに230以上の都市で販売網を設けている。ブロックチェーンビジネスの需要が伸びるにつれて我々の会社はさらに成長していくことを確信している。」
引用元:Rakuten Taps Chinese Blockchain Firm for $60 Billion Authenticity Market
ブロックチェーンの利点を活かし、信用問題の解決へ
その一つが信用問題です。
中国には様々な偽装問題が存在し、サービス提供者としては、消費者の手元に届くまでサービスを保証しないといけません。
これは非常に業務効率が悪く、今までは消費者が本物を求めて国外に出ることが解決策の一つでありました。
しかしブロックチェーンの活用により、自社の取り扱い商品の安全性の証明だけでなく、消費者の手元に届くまでをすべてトレーサビリティすることができ、不正が証明される(不正が出来ない)フローを作り出すことが可能になったのです。
多くのプラットフォームが世界と繋がる結果となり、日本でも存在する外資への不安をブロックチェーンが保証してくれることで消費者の選択肢は一気に世界規模へと広がることが期待できるでしょう。
セキュリティ技術の向上で便利と思いきや、まさかの危険信号!?
今回の話題の中心にもなっていたブロックチェーンによる信頼感、安心度の可視化についてですが、このようなテクノロジーの進歩には我々の生活に大きな恩恵を得られることが大半です。
しかしながら、我々はその陰に潜むリスクについても把握しておく必要があります。
生体認証の突破方法が明らかとなってきており、世界中で今後問題視される可能性を示唆しています。
どのような方法で専門のプロは突破するのか。
ぜひご参考にしていただければと思います。
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