仮想通貨

ビットコイン(Bitcoin)マイナーという職業は成り立つか

2017.10.12

職業としてのマイニング（mining）

マイニング（miming）をしている人は数多くいますし、それで利益を上げている人も多く存在ます。
しかし
「職業は何ですか？」と聞いたときに
「マイナー（minner）です」と答える人は、今のところ１人も現れていません。
いわゆるマイナー（minner）という職業は成り立つのでしょうか。

マイナー（minner）という職業

マイニングのみで生計を立てる、いわゆるマイナーという職業は成り立つのでしょうか。

資本力がモノを言う

マイナーになるためには、大なり小なり「資本」が必要となります。
投資額やタイミング、立ち回り方などによって可能不可能の分岐点があります。
情報はじゅうぶんに精査し、手を出すことをお勧めします。

ソロマイニングで生計を立てる

自身の力のみでマイニングを行う、いわゆる自力型マイナーは成り立つのでしょうか。
細々と行うとすればGPUを搭載したPC1台をフル稼働させ、それでマイニングを行える通貨を掘り続ければいいでしょう。
多少資本力があればASICなどのマイニングマシンを購入するとより効果的だと思います。
ただし、現在PC1台でも効率よくマイニングできる通貨は知名度の低いアルトコイン（Altcoin）のみで、知名度の高いビットコイン（Bitcoin）やイーサリアム（Ethereium）などでマイナーを名乗るのは限りなく不可能であると考えられます。

プールマイニングで生計を立てる

ではプール（クラウド）マイニングで生計を立てる、いわゆる投資型マイナーはどうでしょう。
結論から言えば可能だと思います。
既に私の周りにも、マイニング益だけで生計を立てている人が何人もいます。
その属性分けをするならば、以下の３つに分かれるでしょう。

マイニングで稼いでいる人の属性

①そもそも多額の資本を所有していて、大金をビットコイン（Bitcoin）に投入している（マイニング益の額が半端ない）
②既にビットコイン（Bitcoin）の上がり益で大金を稼ぎ、次のステップとしてマイニングをやっている
③ビットクラブネットワーク（Bitclub Network）などのMLM型プールにて、巨大なバイナリーツリーを所有している

マイニングでの稼ぎ方

クラウドマイニングは、平均的に見れば月利数％程度の投資商材（この表現が適正かどうかは賛否両論あるかと思いますが、否定派の方は聞き流してください）です。

注意しなくてはいけないのは、入れたお金が翌月に102％とか103％とかで帰って来るわけではなく、1年や2年をかけて100％を回収し、以降は取れ高と上がり益で10％20％を狙っていく商材です。
初期に参入したマイナーであれば5倍10倍の可能性がありましたが、今のタイミングからではせいぜい2倍3倍がいいところ。
更には、ビットコイン（Bitcoin）を含む暗号資産は、定期的にソフトフォークとハードフォークを繰り返します。
イーサリアム（Eathereum）がCasper（PoWからPoSへと形式変更）を予定しているように、ビットコイン（Bitcoin）もマイニングが行えなくなる可能性もゼロではありません。
以上を踏まえると、
「ビットコイン（Bitcoin）のマイニングだけで一生生計を立てる」
とはならず、ホットなコインのマイニングプールを渡り歩きながら投資していくスタイルでなければ難しいと感じます。