BCPT(BlockMason Credit Protocol/ブロックメイソン・クレジットプロトコル)ミートアップ参加レポート

対談&インタビュー

先日都内で行われたBlockMason Credit Protocol (BCPT/ブロックメイソン・クレジットプロトコル)のミートアップイベントに参加してきました。
コインオタク伊藤が参加し、公式取材班としていくつか質問をしてきましたのでご報告いたします。

BlockMason Credit Protocol (BCPT/ブロックメイソン・クレジットプロトコル)ミートアップイベント概要

イベント概要

日時:2月5日(月)18:30~20:30
場所: BaseLayer株式会社セミナールーム
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-14-5 第16スカイビル4F

 

これまでは、ブロックチェーン上に記録できるのは、お金のやりとりだけでした。ビットコインは、貨幣の移動と保管を民主化しました。イーサリアムが民主化するのは、金銭に関する契約の策定と保存です。クレジットプロトコルを用いることで、ブロックメイソンは分散化経済に新たな論理レイヤーを創造しました。このプロトコルを使うことで、貸借の記録を永続的に残すことができます。

クレジットプロトコルの特徴は、2つあります。1)義務は両者によって承認されること、2)記録はブロックチェーン上に永続的に保管されることです。クレジットプロトコルが目指すのは、貸借をブロックチェーン上に記録し、クレジット業界を改革することです。

ブロックメイソンは、クレジットプロトコル上にLndrと言う名のDappを開発しています。Lndrを使えば、永続的で変更不可能、かつ両者から承認されて初めて債務が清算されます。これにより、仮想通貨における負債の清算が初めて実行可能になります。

クレジットプロトコルが、どのように未来を変えていくのか。そして、資本主義のマーケットを凌駕していくのか。

 

登壇者はブロックメイソンCEO Michael Chin氏

今回のミートアップでは、 ブロックメイソンCEOのマイケル氏が直々に登壇 するという贅沢な会となっております。

 

 

BlockMason公式URL

 

コインオタクが公式取材班

大変ありがたいことに公式にミートアップの様子を取材するメディアとしてCOINOTAKUへお声かけをいただきました。

 

ミートアップの様子を日本語で紹介

ミートアップ当日の日本語部分の文字起こしとなります。

 

Michael氏
Michael氏
本日皆様お越しいただきありがとうございます。このような形で日本に来られて非常にうれしく感じております。

 

 ブロックメイソンはクレジットプロトコルというものを去年開発 しました。
このプロトコルは何ができるかというとインターネットという土台の上にイーサリアムがあります。
その上にあらゆるサービス、あらゆるアプリケーションを開発できるようになります。
そのプロトコルがクレジットプロトコルです。
 このプロトコルを使うことで、これまでイーサリアムでは実現できなかったこと、それがあらゆる業界で実現できる ようになっていきます。

ブロックメイソンは技術系の会社として歴史が始まっております。
なぜブロックメイソンがイーサリアムを選んだかの話をします。
イーサリアムで開発をすることを決める前は、EOSであったり他のブロックチェーンであったり全てを研究しました。
その拡張性、実用性、冗長性、そういったものをすべて考えたうえで、イーサリアムは今後大きなポテンシャルを持っていると考えました。
そこで、イーサリアムをもっと実用的に使えるようなものにしていこうという思いから、クレジットプロトコルを開発しました。

今年イーサリアムはプルーフオブワーク(PoW)からプルーフオブステイク(PoS)に変わります。
それと同じくして、クレジットプロトコルはこれからリリースされます。
これまでのイーサリアムと今年、来年のイーサリアムの一番大きな違いはスケラビリティの点です。
これを改善するためにサイドチェーンという技術が開発されています。
そのサイドチェーンの機能が追加された イーサリアムのネットワークがより便利になっていくために必要なアプリケーションとしてLndr(レンダー)というものを開発中 です。

CEOのマイケルは銀行での経験があります。
それをベースにしたプロジェクトを始めようと思ったときに様々なプロジェクトのアイデアがありました。
その中で、特に記録、レコードを残すことに特化したプロジェクトを始めようと決意しました。
というのも、ピアツーピア(人対人)のやり取りを実現させるためには、誰が誰に対していくらの貸しがあるのかの記録するというのが一番基本的なところだからです。
その基本的なこと実現するためのプロトコルとして開発を始めようと決めました。

ビットコインとイーサリアムのブロックチェーンの違いについてです。
ビットコインのブロックチェーンに記録できることは、誰が誰に対していくらを送ったかという金銭的な取引の記録だけです。

イーサリアムに関しては、それにプラスアルファとして誰が誰に対していつどんな通貨でどれだけ送ったかを記録することができます。

さらに、 クレジットプロトコルを乗せることによって、誰がどれだけ負債を負っているか、誰が誰に対していつの時点でいくらの負債を抱えているか記録することができます 

これが発行されることでピアツーピアでのレンディング、お金のやり取りができるようになります。

このプロトコルの上でアプリケーションを作成していて、そのアプリケーションでは、もちろん誰から誰へというやりとりができますが、一番重要なポイントとしては、例えば、AさんからBさんからいくら送るという場合において、AさんもBさんも両方とも承認をしないと取引が発生をしないという仕様にしております。

ソルト(SALT)というプロトコルがあります。
これもレンディング系のプロトコルです。
ただ、そのプロトコルはレンディングはできますが、記録を残すことに大きな欠陥を抱えております。
その問題にいち早く気づき、それを補うためのプロトコルとしてクレジットプロトコルを開発しております。

 

2月中旬を目標として、ブロックメイソンはLndr(レンダー)というアプリケーションをリリースする予定です。
 Lndr(レンダー)というアプリは分散型アプリケーションの中で、一般の方が使えるアプリケーションとしては一番最初にリリースされます 

いろんなアプリケーションがリリースされていますが、本当の意味で、例えば iOSやAndroidなどのスタンドから購入できるアプリケーションとしては初めてのアプリケーションです。
リリースの目標が2月中旬でリリースできるように開発しております、そのアプリケーションは分散型アプリケーションで、このアプリケーションは、クレジットプロトコルによって記述されています。

 

Lndr(レンダー)というアプリケーションは、ペイパルのようなイメージでとらえて頂けるといいと思います。

使われる状況としては、例えば、友達とディナーへ行きます。
AさんとBさんがいて、Aさんが全てディナー代を支払ったときに、Bさんは食事代を借りているという形になります。
それを記録しておいて、建て替え、負債の清算をビットコインだったり、イーサリアムなどの仮想通貨で支払えるのがLndr(レンダー)というアプリケーションとなります。

Lndr(レンダー)アプリを使ってできることとしては、取引所で暗号通貨を手に入れなくても、仮想通貨を用意できない人に対しても仮想通貨を貸すことができるようになります。
ただそれは、他の取引所の協力を得ないといけないため、将来的にやっていきたいことの一つです。

2月Lndr(レンダー)のアプリケーションをリリースした後はマーケティングに力を入れていきます。

これまではアプリケーションをリリースしていなかったので、PR材料が少なかったですが、今後はブロックチェーン上で動くアプリケーション、消費者向け、一般向けのアプリケーションを開発したということで、すでに 大手のメディアから注目を集めています 

2月のリリースの後はPR会社であったり大手メディアの会社と組んでどんどんマーケティングをしていきます。

今後ブロックメイソンという会社の名前が日本だけでなくて、世界中で認知されていくだろうと考えております。

Lndr(レンダー)のリリースの後、ブロックメイソンはライブラリーをリリースしていきます。
ライブラリーというのは、様々なアプリケーションを作るときに、その作るためのツールを集めたものをライブラリーと言います。

Lndr(レンダー)のリリースの後は、クレジットプロトコル上で様々なアプリケーションを作るためのライブラリーをリリースしていきます。

それをすることでどのようなメリットがあるかというと、 クレジットプロトコルやブロックチェーンの技術に非常に関心のある開発者たちが、様々なアイデアを使ってアプリケーションを作れるようになっていきます 
それを、ブロックメイソンとしては、全国で発信していきます。

あともう少しでプレゼンテーションは終わりです。

プレゼンテーションが終わった後にLndr(レンダー)のデモアプリが手元にあるので興味がある人はお声かけください。

 

競 氏
競 氏
それでは、質疑応答に入りたいと思います。コインオタクの伊藤さんから質問を頂きます。

 

 

伊藤 健次
伊藤 健次
ブロックメイソン社の、最大の強みは何でしょうか?

 

Michael氏
Michael氏
ブロックメイソンの強みは2つあります。テクノロジーと開発のスピードです。

ブロックメイソンは去年ICOを行いました。
調達金額に関しては、ほかのプロジェクトに比べると大きくはなかったにもかかわらず、一般向けのアプリケーションをリリースするできるまで進めてきた事実からすると開発のスキルは高いと考えております。

今後、Lndr(レンダー)のアプリケーションがリリースされた後でそのことが証明されるのではないかと考えております。

伊藤 健次
伊藤 健次
メンバーについて簡単な紹介とお勧めしたい人を教えてください。
Michael氏
Michael氏
まず一人目はCTO(技術責任者)のティムです。

彼はハーバード大学のコンピューター博士の資格を持っており、主にプログラムに力を入れております。
彼は15歳のころからプログラミングに熱中しています。

 

二人目はCMO(マーケティングオフィサー)ジャレッドです。
彼は長年デジタルマーケティングで経験を積んできておりその知見を発揮しております。

三人目デビットはソフトウェアエンジニアです。
ソフトウェアエンジニアでもこの界隈でいる方はフルスタックエンジニアと呼ばれる人たちです。
基本的にエンジニアは専門分野が分かれており、デザインはデザイン、その分野はその分野の人というように分れております。
フルスタックという人はすべて一から作りデザインまで行う人をフルスタックエンジニアといいます。チームにはフルスタックエンジニアは二人おりますが、世の中物騒なので、セキュリティの都合上もう一人は顔出しをしておりません。

エンジニアは一人でも多く欲しいと思っています。
ただ、エンジニアの共通する問題として、エンジニアやプログラマーは一つの言語・領域のことは非常に詳しいですが、その他の分野のことはさっぱりという人も多いです。
フルスタックエンジニアと呼ばれるあらゆることができる人は重宝します。
それだけでなくて様々な言語、英語や母国語だけでなくて他の言語が話せる人も重宝します。
そういう意味では最初に紹介した、CTOのティムは日本語や韓国語が話せます。
日本語はCEOマイケルよりもうまいです。

ブロックメイソンのサイドプロジェクトとして、スマートコントラクトを書くための新しい言語を開発しております。
今はソリティティという言語を使ってスマートコントラクトをプログラミングをしております。
それよりももっと使いやすい言語をブロックメイソンでこっそりと作っております。
いつリリースできるのか、はまだ未定です。
準備が整い次第、皆さんにお伝えします。

 

伊藤 健次
伊藤 健次
BCPTのトークンは仮想通貨市場でどこを目指していきますか?

 

Michael氏
Michael氏
回答します
 BCPTトークンと他のトークンの大きな違いは、リーガルオピニオン(法律の専門家からの評価)が非常に良いということ が違う点です。

さらに、これまでのICO(BCPTがICOする以前)はリーガルオピニオンを通していないものが多かったです。

BCPTがICOをする際にリーガルオピニオンをもらい、BCPTが非常に優れている、用途がはっきりしている、今後トークンがどのように使われているかがはっきりしているので非常に良いという評価をもらいました。

そのことを皮切りに、トークンのICOが行われる際にリーガルオピニオンが重要視されるようになりました。

二つ目に、テストです。
トークンのテストをする際に標準化されたた公式を取っているので、プロトコルとしての安全性は担保されており、第三者の立場からしてもセキュリティの基準を満たしていると言えます。

BCPTトークンというのは、取引をするためのガス(取引の内容をブロックチェーンへ紐づけるためのガス)としての役割があると同時に、アプリケーションを使うためのライセンスとしても働きます。

もし、BCPTを使わないでいると24時間使わないでいると失われます。

Lndrを使ってピアツーピアで貸し借りをします。
その時に必要なのがBCPTです。
トークン持っていることによってこのアプリケーションを使うことができます。

 

競 氏
競 氏
ICOに関して補足をします

ICOに関して話が上がりましたのでお話しします。
今ICOではトークンの設計が重要です。
ハウイーテストやハウイーテストなどの言葉が出ましたが、セキュリティというのは証券トークンのことです。
今の暗号通貨の業界だと規制が無いから何でもICOしていいという雰囲気だったが、証券に当たるトークンは厳しくなりました。規制の範疇に入るようになりました。

それを証券(セキュリティトークン)なのかサービス(ユーティリティトークン)に使われるのかをテストするのがハウイーテストと言います。
ブロックメイソンのBCPTはユーティリティトークンです。
これで点数がつけられて、証券なのかサービスなのかが分かれます。
この リーガルオピニオンを持つということは今後取引所で取引されるには重要 になってきます。
そのことをCEOマイケルは述べております。

 

伊藤 健次
伊藤 健次
丁寧にご説明頂きありがとうございました。理解が深まりました。

その他、会場の方でご質問ありますでしょうか。

Q 会場

Lndr(レンダー)について。どのように働くアプリなのか。ウォレットを作る必要はあるのか?

Michael氏
Michael氏
Lndr(レンダー)を作るとウォレットが作成されます。その時点でウォレットへイーサリアムを保管しておく必要はありません。

友人と二人で食事に行く場合を考えます。
食事の際に相手に対して10ドルの貸しがあるというのをアプリケーション上で記録します。
相手がそれを承諾するとそのやり取りがブロックチェーン上に記載されます。

別の日に、その友人が負債をもつ状態で食事へ行き、前回の10ドルの貸しを返してもらう場合、そのアプリケーションで清算をすると時点でのレートのイーサリアムでウォレットへ支払われ貸し借りが清算されます。

1週間に200ドル相当のethereum清算が可能です。今後、BCPTを担保として預けることで上限を上げていく計画です。

 

Q 会場

200ドルの清算をする際に税金はどうなりますか?

Michael氏
Michael氏
今のところ法律は国によって異なります。

さらに、今の法律も変わる可能性があります。
今のところその質問に対する回答は用意しておりません。

 

競 氏
競 氏
回答補足をします。

ブロックメイソンはプロトコルを作っております。
プロトコルは手順で動くという意味ですが、0Xなども分散型プロトコルの取引所(DEX)を作っております。

プロトコルなので他のサービスもこの仕組みを利用することが考えられます。

ブロックメイソンのサービスだけに限定されているわけではなく、他のDAppsなどに貸し借りの仕組み、債権債務を管理する仕組みを入れ込むという応用として使われるという考え方を持っていただくとイーサリアムブロックチェーンの面白さを感じていただけるのではないかと思います。

債権債務の管理であれば、BtoBや企業の債権債務の管理に応用できるなと考えております。
今は友達同士のライトなユーザーフレンドリーのコンシューマー向けのアプリケーションですが、そういうポテンシャルを秘めていると個人としては思っております。

 

BCPT(BlockMason Credit Protocol/ブロックメイソン・クレジットプロトコル)ミートアップイベント当日の様子

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【2月13日@北参道】ブロックチェーンスタートアップ Matchpool社ミートアップ(イベントは終了しました)

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Matchpool社は、恋愛系、人材紹介系、趣味・・・ など、どの市場でも発生する「人と人の出会い」をより価値の高いものにするプラットフォームを開発しています。

マッチングはどの市場でも十分に魅力的に大きいのですが、マッチプールはそれらすべての市場を取りに行く、という意欲的なプロジェクトです。

 

場所: BaseLayer株式会社本社
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-14-5 第16スカイビル4F
参加費:無料
タイムテーブル:
18:45~19:00 入場
19:00~20:00 キーノート&質疑応答
20:00~20:15 休憩
20:15~20:55 交流時間
20:55~21:00 閉会

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