週刊東洋経済(2017年11月4日号)にて、ビットコイン(Bitcoin)の特集が組まれました。
今回はその内容について解説していきたいと思います。
経験者が明かす売買のコツ
東洋経済ではそれぞれ属性の異なる6人にインタビューをし、その買い方や儲け方などについて記載されています。
20代男性(会社員)
父の勧めで投資を始めた。以前は先物取引をやっていた。暗号資産取引は興味本位で始めたが、価格変動がの大きさが魅力。売買で約400万円利益が出ている。
平日は指値を入れてほったらかし。価格がよく動く週末に取引することが多い。
引用:週刊東洋経済2017年11月4日号
「父の勧めで」
とても羨ましいです。
筆者自身投資を始めたのは20代後半から。幼少から知識と経験を積み重ねていたとしたら、もう少し早く暗号資産についても知れ早期に参入できていたかもしれません。
「金持ち父さん貧乏父さん」の著者で有名なロバート・キヨサキも若くして投資を学びました。
必ずしもそれこそが唯一の成功への道である訳ではありませんが、筆者は400万の利益より経験を羨みます。
20代女性(会社員)
知人から話を聞いて、暗号資産そのものに将来性を感じた。最初は頻繁に売買したが、価格の変動が気になり眠れなくなったので、長期保有にスタンスを変えた。
今は含み損が約1万円。欲をかくと痛い目を見るから、投資金額は増やさない。
引用:週刊東洋経済2017年11月4日号
これは典型的な初心者にありがちなパターンですね。
暗号資産はボラティリティが高く、デイトレーダー向けと見る方もいますが、基本的には長期保有、いわゆるガチホ(ガチでホールド)。
「暗号資産を買ったらアプリを消して2年くらい買った記憶すら消す」
これくらいが丁度いいと思います。
30代男性(個人トレーダー)
手元の1000万円は暗号資産取引で3億円まで増えた。以前は株やFXをしていたが、今は暗号資産のレバレッジ取引がメイン。国内外に取引口座を約10個持っている。
海外取引所で安く買い、国内の取引所で高く売る。その逆もある。
引用:週刊東洋経済2017年11月4日号
NHKの番組でも特集が組まれた「億り人」ですね。
彼の手法はレバレッジを効かせたアービトラージ取引です。
昨今ではスプレッド幅が狭くなってきていることからアービトラージ取引では稼げなくなるという噂も耳にします。また、国内のレバレッジ取引に対する規制も脅威に感じます。
とは言え、既に「稼ぎ終わった」彼からすれば、そこまで脅威に感じていないのでしょうけど。
20代男性(会社員)
ゲーム感覚でやっている。投資で儲けた友人が「ビットコインが熱い」と言うから手を出し、これまで200万円ほど儲かった。
基準は悪いニュースが出たら買い、いいニュースが出たら売ること。暗号資産の価値の源泉?興味ないです。
引用:週刊東洋経済2017年11月4日号
そうですね。興味ないですね。
暗号資産を保有する人には完全に「投資」と割り切っている人と技術に期待する人、利便性に価値を見出している人など様々なユーザーが存在します。
この手の方はどのタイミングで撤退する(もしくは考え方を変える)のでしょうか。
20代(会社員)
口座を作ると1000円分の特典がもらえるキャンペーンがきっかけで始めた。
ビットコイン以外の暗号資産は数千円単位の投資にとどめている。全般的に値動きが激しいので、稼いだ分はよりリスクの小さい金融商品に充てていきたい。
引用:週刊東洋経済2017年11月4日号
一見「投資は怖い」と発言しているようですが、最後の言葉を聞く限り割と手広く投資を行っている人であることが見受けられます。
もしくは保険商品か積み立て型商品のことを言っているのでしょうか。
いづれにしても損をしない堅実なタイプ。日本人には多い傾向にあります。
30代ベンチャー企業社長
技術に詳しい知人から暗号資産の特徴を教わり、感心を持った。「指針」さん、「アルトコインNews」さんなど有名な投資家のツイートを投資の参考にしている。
今は含み益が400万円。資産の6割は長期保有、残りは短期で売買をしている。
引用:週刊東洋経済2017年11月4日号
筆者が一番推奨する買い方です。
情報を集めつつ独自の判断でポートフォリオを組む。インカムゲインとキャピタルゲインの双方を狙っていけば、いづれ大きな資産になっていきます。
できれば各暗号資産を何%づつ保有しているか知りたいところです。
まとめ
様々な買い方をしている方が紹介されましたが、いづれも「大きく負けた」という発言はありませんでした。
これは暗号資産元年と言われている2017年だからこそ起こり得る結果であり、2018年以降はしっかりとした知識を持って投資をしなくてはいけません。
たまに来るラッキーパンチを狙うより、しっかりとしたソースの情報を集め正しい判断ができるようにした上で投資することをお勧めします。
個人的にはブロックチェーン技術の素晴らしさについて、もっと関心を持ってもらいたいと願うばかりです。
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written by yuta takahashi
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