リップル訴訟、SECより重要資料開示
米リップル社と米証券取引委員会(SEC)の訴訟において、ウィリアム・ヒンマン前企業金融ディレクターの講演資料が公開された。
講演で「ビットコインとイーサリアムは証券に該当しない」としたヒンマン氏の見解は、証券性の基準について重要な焦点であった。
しかし、公開資料から、彼の見解にSEC職員が問題を提示し、ヒンマン氏がそれを無視していたことが判明した。
リップル社のスチュアート・アルデロティ最高法務責任者は、ヒンマン氏がSEC職員の懸念を無視し、市場に混乱をもたらしたと指摘している。
一方、専門家からは、公開された資料が裁判に与える影響は限定的であるとの見解も出ている。
リップル裁判、 SECのヒンマン講演資料が5年越しに一般公開
COINPOST
リップル訴訟進行中、ヒンマン文書の影響とXRP価格へのインパクト
リップル訴訟の進展が投資家の間で大きな話題を呼んでいます。
特に焦点となっているのが、2023年6月13日に米証券取引委員会(SEC)から公開された「ヒンマン文書」です。
この文書は、5年前の2018年6月にSECの重要な役職を務めていたウィリアム・ヒンマン氏によるスピーチで、特にイーサリアムなどの仮想通貨が証券に該当しないと述べていました。
この時点で、その見解はSECの公式の立場とみなされ、仮想通貨業界に大きな興奮をもたらしました。
しかし、現在の2023年では、その当時にSECから発信されたメッセージは完全に逆転し、仮想通貨業界は大混乱に陥っています。
リップル社は現在SECが置かれている立場の根源は、2018年のヒンマン氏のスピーチにあると指摘しています。
裁判の進行が少しでもあれば、それがXRPの価格に大きな影響を与えることが確認されました。
ヒンマン文書だけでどちらが有利か不利かを断言することは難しいですが、お互いの主張が出尽くされた結末が見えてきました。
リップルが訴訟に勝つと、XRPの価格は急騰するでしょう。しかし、その後も維持できるかどうかは疑問です。
リップルが訴訟に勝つと、XRPの取引量が増えることは容易に想像できます。
しかし、裁判の影響で機会損失となった存在しない取引を予測することは困難であり、価格がどれだけ上昇するかを予測することはできません。
仮想通貨市場の高い変動性は、正確な予測が大変難しいことの表れです。
長期に渡った裁判の結果は非常に大きな期待となっております。
XRPの価格が急騰すると、逆に大きな揺り戻しが生じる可能性もあります。
リップル訴訟の勝敗に関係なく、XRPの価格は大幅に揺れ動くので、XRPホルダーはそろそろ投資戦略を準備したほうが良いでしょう。
結局のところ、仮想通貨市場は不確定要素に満ちています。そのため、リスク管理と投資戦略が重要となるのです
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