NFTマーケットプレイス「Zaif INO」始動告知
取引所Zaifを運営するZaif社の親会社、カイカフィナンシャルは今月21日にブロックチェーンゲームを専門に取り扱うNFTマーケットプレイス「Zaif INO」を近日中にローンチする予定であると発表した。イーサリアムを含む5つの主要ブロックチェーンに対応し、NFTの一次販売に特化した「Zaif INO」は販売作品の品質担保のため出品時に事前審、査制を設け新規NFTプロジェクトの立上げ、スケールアップ時に活用できるようになることを目標としている。将来的には海外のブロックチェーンゲーム・GameFi企業との連携も視野に入れているようだ。現在世界全体の取引高は減少傾向となっているNFTだが、取引量増加などから投機的な動きからトークンの有用性への重視が高まっているとみられ、大手企業の参入も数多く見受けられている。
COIN POST
仮想通貨の成功法則がNFT流通成功の鍵に?!
最近Zaifさんは勢いがありますね!
コインチェックやSBIや楽天なども大手暗号資産関連企業が参入しているNFTプラットフォーム事業ですが、いまいちどの国産プラットフォームもパッとしません。ZaifもCOMSAというNFTプラットフォームを展開しております。
ComsaではUNIQUEという唯一一点もののNFTとBUNDLEという限定複数個存在するNFTを切り分けて販売するなど独自路線を走っております。
しかし、需要と供給の間に大きな情報格差が存在しており、なかなか売買は活性化しません。これは仮想通貨黎明期も同様です。
当初国内取引所は仮想通貨をひたすら並べればたくさん売買がされるという算段を立て、仮想通貨銘柄が多い方が売上が高まると考えました。
しかし、結果は大失敗。
当時、仮想通貨の何が良いのか全く顧客に理解されておらず、ただ仮想通貨の銘柄が多いことは判断が迷い購入が抑制されるというデメリットしか生み出しませんでした。
その後、国内取引所は銘柄を絞り今の流れになっております。
海外では、まだ無名だったバイナンスが世界で先駆けて銘柄を絞るという戦略に打って出ました。
当時海外取引所は平気で数百銘柄数千銘柄を上場しており、投資ではなく遊びで仮想通貨を購入する層がある程度売上をさせておりました。
いまのNFTの流れに似てますね。バイナンスは自身の取引所に上場する銘柄は全てバイナンスが自信を持って審査をしているということを打ち出し、少数精鋭の銘柄を上場し『バイナンス銘柄を買えば間違いなし!』というブランドを築くことに成功しました。
日本では仮想通貨情報が十分浸透しておらず、上場銘柄を増やすことにリスクがあり二の足を踏んでおりましたが、歴史上抹消されましたが日本で一番最初にZaifがIEOを実施しました。それがComsaです。
いまのCOMSAと実態が違いすぎて、成功したのかどうかわかりません。この第一弾のIEOは資金調達という面では大成功です。取引所が選び、顧客に提供するというモデルは日本の顧客と相性が抜群に良いです。
いまのNFT市場を見ると、当時の仮想通貨の失敗をそのまま垂れ流しているように感じます。顧客はNFTの評価が全くできておらず、売買している人は投資よりも体験やエンターテイメント重視といったところでしょう。
Zaifは当時の成功モデルをそのままNFTにも持ち込みました。
それが今回リリースされる『Zaif INO』です。NFTに興味あるけど何買えば良いか分からないという市場にまさにどハマりする企画と言えます。
歴史は繰り返すので、Zaifが成功すれば他のプラットフォームもいわゆる『INO』的なサービスに力を入れることになります。
その後は、INOの崩壊まであります。そして、市場はNFTがなんなのか本当の価値を調べることになり、今の仮想通貨市場のようにNFT評論家たちがたくさん生まれることになるでしょう。ここまできてやっとNFTは市民権を得ると考えられます。
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この記事を書いた人
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「暗号資産市場の最前線を知る男」として世界中の暗号資産界隈の人脈を持ち、国内外のイベントに引っ張りだこ。
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