Curve Finance:4700万ドル流出
Curve Financeのステーブルコインプールは、リエントランシーの脆弱性により攻撃を受け、約4700万ドルが不正に流出したとの報告がされました。
Vyperのバージョン0.2.15、0.2.16、および0.3.0は、該当する脆弱性を持つと警告されています。
この脆弱性により、リエントランシー攻撃が可能となり、コントラクトからの全資金流出が生じる可能性があります。
この事件はDeFiエコシステム全体に影響を与え、Curve DAO (CRV)の価格が5%以上下落しました。
リエントランシーの脆弱性により、Curve Financeのプールから4700万ドル以上搾取される
COINPOST
DeFiハッキング:仮想通貨の未来と安全な投資戦略
仮想通貨投資の手法の一つとして、DeFi(分散型金融)の利用が広がっています。
しかし、DeFiがハッキングの対象となる事例が増えてきており、ユーザーの間で安全性への懸念が強まっています。
この記事では、最近発生したDeFiのハッキングについて説明し、その影響と安全な仮想通貨運用への対策について考察します。
今回のDeFiのハッキングは、そのプラットフォーム自体よりも、使われているプログラミング言語に問題があることが指摘されています。
イーサリアムと互換性を持つEVMを構築する際に使用される言語、「Vyper」の一部のバージョンに脆弱性が存在し、現在、200から300のプロジェクトがリスクにさらされているとのことです。
DiFiのセキュリティが著しく低いレベルにあるというわけではありません。
一般的なプログラミング言語でも様々なシーンで問題や脆弱性が見つかり、それらは更新により修正されてきました。
DeFiの世界でハッキングが問題になる理由は、一般市場ではハッキングされて漏洩するのは個人情報をはじめとしたデータですが、DeFiの世界では直接的にお金自体(デジタル資産)が盗まれるからです。
ユーザーは、DeFiを利用しない、分散的にDeFiを利用する、または取引所サービスを利用する、この3つの選択肢があります。
仮想通貨を現物として保持し、どこにも使用しないというのが、DeFiを利用しないというガチホ型戦略です。
一方で、DeFiは高いセキュリティリスクがあるため、自らコストを割いて学んで利用するよりも、手数料を徴収して代わりに運用する取引所を利用する方が安全と言えます。
新しいものに触れるほど、お金を失う可能性が高くなるということは、パラドックスのように感じますが、知識は無駄ではありません。
正しい知識を持ち、戦略的な選択をするという方が賢いです。
新しいものは常に問題を抱えているので、石橋を渡るくらいの慎重さが必要です。
一見非効率に思える国内取引所の魅力を再確認し、攻めすぎないポートフォリオを作りましょう。
これからもDeFiの世界は、潜在的な未来の可能性とともに、安全性についての課題を抱えて進化していくことでしょう。
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