BTCのブロックチェーンに児童ポルノ混入!消えない特性から広がる被害状況

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 ブロックチェーンは取引の履歴をすべて残し、改ざんが不可能という不可逆性 から、信頼のおける技術として世界中で注目されています。その応用範囲はビットコインにとどまらず、医療や小売り業にも及びます。

しかしながらその不可逆性によって、児童ポルノコンテンツが消えない、という悲劇を生んでいるようです。
そのような被害をなくすためにはどうすればいいのでしょうか。

児童ポルノ画像、ブロックチェーンから発見される

専門家らは調査中にブロックチェーンで発見されたファイル1600個を調べた。(中略)8個のファイルは性的な性質のもので、1枚の画像には未成年者とみられる人物が写っていた。児童虐待に関連するコンテンツへのリンクが合計274件見つかった。
引用元:ビットコインのブロックチェーンで児童ポルノへのリンクが数百件見つかる(2018.03.21)

ブロックチェーンで公開されたファイルになんと、児童ポルノの画像が含まれていたようです。

以前も児童ポルノ画像はネット上に出回っていました。従来では、誰かが保存したことによって再びネットに挙がる危険性はあったものの、データ自体を消すことは可能でした。

しかし、 ブロックチェーンに格納された情報は改ざんができない、言い換えると、消すこともできないのです。 

これは日本でのデータですが、 児童ポルノ被害の内容はほとんどが、自撮り画像による ものです。そもそも未成年者がそういった画像を撮らないように呼びかける必要があります。

児童ポルノサイト、ブロックチェーンから発見される

また2個のファイルからは児童虐待に関連するコンテンツへのリンクが合計274件見つかった。
引用元:ビットコインのブロックチェーンで児童ポルノへのリンクが数百件見つかる(2018.03.21)

インターネット上の児童ポルノ発信数は以下のようになっております。

10年程前のデータですが、「児童の売買等に関する児童の権利条約選択議定書」が国際的に発効して大きな改正もなく数年経ってからもこの状況ですので、現在でも主要国だけでこれほどの児童ポルノコンテンツがあることが推測されます。
今後もブロックチェーン上の違法リンクに注意が必要です。

児童ポルノコンテンツ、所持しているだけで違法に

児童ポルノの保存は112カ国で禁止されている。したがってブロックチェーンに基づいたあらゆるシステムの使用は違法とみなされる可能性がある。
引用元:ビットコインのブロックチェーンで児童ポルノへのリンクが数百件見つかる(2018.03.21)

日本でも2015年から児童ポルノの単純所持が違法とみなされていますが、それは他の多くの国でも同じです。
したがって「ブロックチェーンをマイニングのためにダウンロードしたら、そこに児童ポルノが含まれていた」という場合でも理論的には違法になり得ます。
しかし、そのようなコンテンツは1600個のうち8個、つまり全体の0.5%であるため、その可能性は非常に低いといえます。

児童ポルノコンテンツ、対策はないのだろうか

学者らは「我々の分析は特定のコンテンツ、特に違法ポルノを保存できるブロックチェーンは違法であると宣言できることを示している」と主張している。
引用元:ビットコインのブロックチェーンで児童ポルノへのリンクが数百件見つかる(2018.03.21)

ブロックチェーンは中央集権的なものがないため、 特定のコンテンツのアップロードを禁止させる決まりがありません。 また、価格操作のために、今後も余計な情報の付加が行われる可能性はあります。

それらのコンテンツが保存されたブロックチェーンの違法性は指摘されていますが、意図せずして所持した場合に関しては特筆することがありません。

また、もう一つの問題としては、 ブロックチェーンに保存された情報は消すことができないため、コンテンツ化された児童側の被害が深刻化 することが挙げられます。

これらの事実を受けて、専門家がセーフティーネット的な技術を開発するか、児童の意識が変わるか、はたまた法整備がされるか、今後の動向が見逃せません。

 

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