NXT(ネクストコイン)より進化をした暗号資産Ardor(アルドー/ARDR)

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現在国内取引所では売買することが出来ないArdor(アルドー)ですが、最近よく話題に上がることが増えてきております。
Ardor(アルドー)とはどういった特徴の暗号資産なのでしょうか。

また今後どのような進化を遂げる予定なのでしょうか。
先日日本で行われたミートアップにて発表され内容も含め、解説していきます。

Ardor(アルドー)とは

スペック

・シンボル:ARDR
・和名呼称:アルドー
・発行枚数:998,999,495 ARDR(筆記時)
・総発行枚数:1,000,000,000 ARDR
・取引承認方法:PoS(Proof of Stake)
・処理速度:60秒
・管理:Jelurida(ジェルリダ)財団
・公式HP:https://www.ardorplatform.org/
・公式Twitter:https://twitter.com/ArdorPlatform
・公式動画:https://youtu.be/jFeeIHgpPUM
・ARDOR購入可能取引所:Poroniex、Bittrex等

Ardor公式動画 ブロックチェーンプラットフォームの紹介

ブロックチェーンラボ、チャーリー氏とMr.Lior(リオー)氏の対談動画

NXT(ネクストコイン)より進化したArdor(アルドー)

Ardor(アルドー)とは、 旧NXT(ネクストコイン)からハードフォークにより分裂した暗号資産 です。

元々あったNXTは、いわばビットコイン(Bitcoin)の進化版。
基本的に「通貨」としての機能がメインであったシングルチェーンに対し、更なる進化によりプラットフォームという形に変化を遂げようとしているのがArdor(アルドー)なのです。

現在Ardor(アルドー)進化の途中。完全体には、3つのステップに分かれます。
1 NXTをハードフォークにより分裂させ、NXTからArdorを誕生させる
2 Ardorの中にignis(イグニス)という子チェーンを作る
3 2018年1月1日に完全版としてリリース

現在のArdorは1と2の間であり、ARDRトークンはNXTのトークンの中にあると言えます。
2017年11月24日にリリースされたテストネットにより、現在無料でArdorのプラットフォームを利用することが出来ますが、リリース後は3段階のカテゴリーに分け、自治体や企業などにより料金体系を分けることが決まっております。

またリリース後は、 親チェーン(マルチチェーン)であるArdorのトークンをARDR、その中に存在する子チェーンであるignisのトークンをIGNISと呼ぶ とのことです。

NXT(ネクストコイン)とは

NXT(ネクストコイン)は2014年に公開されたシングルチェーンであり、暗号資産2.0の中でも割と早期に参入した通貨です。
ビットコイン(Bitcoin)で問題視されていたPoW形式による電力問題、51%攻撃問題などを改良した PoS形式を導入 しております。(またその後継であるArdorもPoS形式を取っております)

元々NXT財団に管理されておりましたが、大きくなるにつれ内部分離が起こり、現在はJelurida(ジェルリダ)という団体により管理されています。
ちなみに旧NXT財団には、Jelurida(ジェルリダ)のコファウンダーであるMr.Lior(リオー)氏以外にも、NEMやWAVESの創立者なども参加していました。
錚々たる顔ぶれのNXT財団は、いわば暗号資産2.0世代の生みの親的な存在であったと言えます。

現在NXT(ネクストコイン)の管理、運営をJelurida(ジェルリダ)が引き受けていますが、方向性を定めて進化を予定しているものこそがArdorであると言えるでしょう。

ちなみにArdorの正式リリース後のNXTは完全に消滅するわけではなく、Jelurida(ジェルリダ)によれば3年ほどは継続し、その後の継続については使用状況を見ながら検討すると言われております。

アルドー、今後のハードフォークスケジュール

2017年
11/24 テストネットリリース(2.04ver.)
12/25 ハードフォーク(この時点でNXTを持ってる人にイグニスを配布)
12/27 ソフトウェアリリース

2018年
1/1 完全リリース、及びQ1(第1四半期開始)
4/1 Q2(第2四半期開始)メインネットのプルーニング及びテストネットのノード共有
7/1 Q3(第3四半期開始)メインネットのプルーニング

他の暗号資産に無い3つの特徴

Ardor(アルドー)はプラットフォーム型暗号資産として存在しております。
同様の形式を持った暗号資産としてイーサリアム(Ethereum)やNEM、Qtum、NEO、Liskなどが存在しますが、それとは全く異なった特徴を持っています。
今回はその大きな3つの特徴について解説していきたいと思います。

1つのトランザクションで複数の行動が取れる

Ardorの特徴として、 1回の送信で複数の記録を付けることができます 

例えばイーサリアム(Ethereum)の場合、1ETHを送るときに、
「0.5ETHはスマートコントラクト付きの送金にして0.5ETHはスマートコントラクト無しの送金で」

「0.2づつ5人に送りたい」
ということはできません。
やろうとするならば、上のパターンは2回に分けて、下のパターンは5回に分けて送金を行う必要があります。

しかしArdorは上記のような送金が可能で、1度に複数の命令を出すことができるのです。
1回で5人でも1000人でも問題なく、全員別の指示や金額でも可能です。
更には、次に説明する子チェーンの存在により、パブリック送金とプライベート送金とも分けることもできます

例えば選挙の投票や地域コミュニティのみでの利用、企業間での利用は当然のこと、企業内でセキュリティレベルを分けての利用などにも活用することができ、イーサリアム(Ethereum)や他のプラットフォーム型暗号資産より実用性は高いと感じます。

子チェーンignis(イグニス)の存在

Ardorはマルチチェーン型プラットフォームです。
これは1つのチェーン(シングルチェーン)では「ハードフォーク」により分岐をしなくてはいけなかったのに対し、 自由に分岐を作れる ことを意味します。
更には、Ardorでは権限さえ持っていれば技術的な知識が無くてもボタンリンクひとつで、で子チェーンを作ることができると言っています。

先ほども述べた通り、その子チェーンをプライベートにすることもオープンにすることもできますので、非常に自由度は高いと言えるでしょう。

ちなみにArdor内にはARDRとIGNISの2つのトークンが存在しますが、いつでもエクスチェンジすることができるのも特徴のひとつと言えるでしょう。

他の暗号資産と連結することができる

Ardorの子チェーンIgnisには、2つのペグ(連結口)を持っています。
これは他のチェーンと連結することが出来ることを意味し、APIにて 他の暗号資産とドッキングすることが可能 です。
これはビットコイン(Bitcoin)が採用しようとしているサイドチェーン技術に近い技術で、実用化が進めば利便の可能性が広がることは間違いありません。

ビットコイン(Bitcoin)のサイドチェーン技術の紹介

ハードフォーク後の分岐コインをもらう為には

Ardorは2018年1月1日に完全版として全世界に発信をする予定です。
子チェーンIgnisの利用はそのタイミングより始まりますが、IGNISトークンを手に入れる為にはどうすればいいでしょうか。

Ardorでは、トランザクションを記録(スマートコントラクトとして保管)する行為を「スナップショットを撮る」と言います。

これによりArdor内のトークンを誰がどのくらいの量を所有しているのかが分かるのですが、 1月1日に配布予定のIGNISは、2017年12月25日に撮るスナップショットで証明する と言われております。
現在取引所で保管していた場合に100%配布されるかが定まっておらず、もし確実に入手したい場合はArdorのウォレットにて保管することをおススメします。

ちなみにARDRはNXT内のトークンである為、NXTを所有する必要があり、換金率は1NXT=0.5IGNISです。

実用化に向けてカウントダウン

以上、Ardorの特徴について解説してきました。
特徴を見るとイーサリアム(Ethereum)との違いは明確ではありますが、若干ネム(NEM)とミジン(Mijin)の関係に近いように感じます。

アメリカのLisk、中国のNEOとQtum、そしてヨーロッパ圏のイーサリアム(Ethereum)。他にもプラットフォーム型暗号資産が多く存在する状態ですが、各地域によって「プラットフォーム推し」は異なります。

しかしそれぞれが独自の技術を持ち、それぞれが独自進化を行えば「共存」することも可能であると考えられます。
お互いに刺激しあって、今後より革命的な技術を生み出してくれることを願います。

 

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