ツイッター社 NFT売買機能の実装発表
米ツイッターはソラナNFT電子市場のMagic Edenを含む、4社のNFTマーケットプレイスと提携してツイートからNFTを売買できる「NFT Tweet Tiles」という新機能の実装を28日に発表した。
Now testing: NFT Tweet Tiles 🚀
Some links to NFTs on @rarible, @MagicEden, @dapperlabs and @Jumptradenft will now show you a larger picture of the NFT alongside details like the title and creator. One more step in our journey to let developers impact the Tweet experience. pic.twitter.com/AkBisciB1i
— Twitter Dev (@TwitterDev) October 27, 2022
ツイッター社は将来的に広範なブロックチェーンへの対応を目指しており、他にも入出金可能なプロトタイプ仮想通貨ウォレットの開発など仮想通貨・NFT統合が進められていると一部の関係者は述べる。
またイーロンマスク氏のツイッター買収によってツイッターの株式(TWTR)は11月にNYSEから上場廃止をし、全世界的に取引停止の方向に向かっている。
Entering Twitter HQ – let that sink in! pic.twitter.com/D68z4K2wq7
— Elon Musk (@elonmusk) October 26, 2022
COIN POST
自由で無料な時代の転換 オンラインサロン化するSNSとは
イーロンマスク氏によるTwitter買収騒動が話題になっております。巨額買収である点とユーザー数の多いサービスである点から賛成派も反対派も躍起になって議論を繰り広げております。
買収後のサービスの改革の一つである『NFT売買機能の実装』について輪郭が見えてきたので解説をします。Twitterを使っている人でも仮想通貨を保有している人はまだ少ないでしょう。
日本国民の3〜5%が仮想通貨保有者ですが、Twitter民でも割合はせいぜい1割、2割程度で圧倒的少数派です。さらにNFTともなれば保有者割合はもっと小さくなるでしょう。
一般的に企業は顧客の声を聞き、多数派の意見を尊重します。ツイッター社がやっていることは真逆で、ユーザーから求められていないのにツイッター専用の仮想通貨ウォレットを開発し、否定的な人が多いのにTwitter経由でNFTが売買できる仕様を実装しました。
多くの方はツイッター離れが加速すると考えて発言しております。イーロンマスク氏の狙いはどこにあるのでしょうか?それはイーロンマスク氏が考える最適なネットサービスに他なりません。
要はTwitterは巨大なイーロンマスクオンラインサロンなわけです。いままで無料でTwitterを使っていた人は辞めると思います。仮想通貨保有者やNFTクリエイターの方々は全力で課金をして残り続けると思います。
それは、イーロンマスクオンラインサロンに入りたいからです。伊藤もそうです。イーロンマスクのオンラインサロンは最高に面白そうです。ここに巻き込まれる公式バッジ付きの有識者や企業アカウントはたまりません。
せっかく安くPR活動ができるSNSプラットフォームで頑張ってきたのに、オーナーが変わってしまいその目的が果たせなくなります。資本主義ってそういうものですので諦めるしかないです。
Twitterでできていたことを他でやる場合、meta社のサービスが考えられます。FacebookやInstagramです。でもこっちはこっちでメタバースとか言い出しちゃってるので公式の人たちはまた好きでもない仮想空間で労働を強いられることになります。
行き着く先は仮想通貨オタクになるかSNSを完全にやめちゃうかのどっちかです。これが近い将来起きる事象です。SNSは無料で知識も不要で好き勝手できましたが、そのSNSの時代は終わりました。
これはこれで楽しかったので残念です。SNSはオンラインサロンという形に変わり、コミュニティになりました。巨大な資本の力でTwitterもFacebookもコミュニティ化していきます。
コミュニティに参加しない方はインターネットできない訳ではありません。見る専門になります。いわゆるROMる(閲覧専用者)ことになります。
SNSの強制参加っぽい空気に疲れている方も多いと思います。投稿しなくても良い。見るだけでいても良いという免罪符がオンラインサロンにはあります。ツイッターの改革やFacebookのメタバース戦略に懐疑的な方の多くはSNSで頑張って投稿している本来は閲覧向きの方です。
全力で投稿していたクリエイター気質の方は今回のツイッターやFacebookの挑戦を歓迎ムードで評価しております。皆さんも改めて自分は何が一番ストレスがないか確認してみてください。無理をする必要はありません。クリエイターの方が偉いからみんなでクリエイターになりましょうという話ではありません。むしろこれからのSNSの方が居心地が良くなると伊藤は考えております。
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