こんにちは、テクニカルスナイパー( @forgoodtrade )です。私は編集長の伊藤健次さんとともにオンラインサロン「COINOTAKU共和国」の専属講師を務めています。
そのご縁からコインオタク公式ホームページにて私の記事を寄稿させていただいています。ぜひ最後までお読みください。
第二次菅政権の党役員・閣僚人事について
一部には知られていることですが、私は政治への関心が高く、大学時代でも法学部で政治を主に専攻していました。国政では衆議院の解散が迫っており、それに先立って自民党総裁選が行われる見通しとなっています。
都議選で辛勝した自民党は衆院選で負けることはなくとも、議席数を減らすことが予想されます。公明党と合わせて過半数を維持したとしても今後の政権運営が一層難しくなる可能性があります。
自民党内では菅総裁で衆院選を乗り切るのは難しいとの声もあるそうで、現職の総理に対抗する動きが出始めています。その代表格は前総務大臣の高市早苗で、菅総裁とはあまり馬が合わないといわれています。
比較的関係が良好な細田派は安倍前総理を筆頭に菅支持に回ると見られ、高市早苗は20名の推薦人すら集められない可能性が高いでしょう。
また、細田派からは下村政調会長が出馬の意向を示しており、これは菅政権に対する謀反になりかねません。高市同様に下村も自身の所属派閥である細田派から推薦人を集めるのは困難と見られます。
チャンスがあるのは岸田前政調会長ですが、この国難を乗り切れる雰囲気はありません。そして、幹事長派閥を死守したい二階は菅支持をすでに表明。
麻生派が現職いる限り対抗馬を出さないことから、河野行革担当大臣の出馬も考えにくく、安倍前総理に足並みを揃える方針を貫くと見られるため、この時点で菅優勢といえます。
竹下派・石原派・無派閥層が岸田を推さない限り、菅総裁の2選は固いでしょう。石破元幹事長や小泉環境大臣なども相次いで菅支持を表明したのでほぼ流れは決まりました。 第100代内閣総理大臣・菅義偉 が楽しみです。
問題はその第二次菅政権における党役員人事と閣僚ポストです。麻生副総理は幹事長に甘利税調会長を据えたいものと思われます。
大島議長が引退するので議長ポストには二階幹事長を転任させるのが収まりとしては綺麗です。本人が固辞すれば副総裁の椅子しかありません。
謀反を起こす下村政調会長は稲田元防衛大臣に代えられる可能性が高いのではないでしょうか。なお、閣僚人事では武田総務大臣に代わって河野行革担当大臣や萩生田文科相が昇格する可能性があります。
上川法務大臣、茂木外務大臣、田村厚労相、公明党枠の赤羽国交相は代えられないでしょう。まだ前回組閣から時間も経っていないので、大幅な入れ替えはないと見られます。
当落線上にいるのは平沢復興大臣や棚橋国家公安委員長、井上万博担当大臣あたりでしょうか。
日経平均株価の方向性について
サロン内では逐一取り上げていますが、経済動向を把握する上で日経平均株価の動きを把握しておくことは非常に大切です。金曜日の大引けにて 4時間足が4本連続陰線にて確定し、27,500円のサポートラインを明確に割り込みました 。
テクニカル通りにいけば多少戻り高値をつけながらも23,000円まで下落する可能性が高く、デイトレードを除いては株式投資は難しくなります。
今現在ポジションを保有している方はもしそれがキャピタルゲイン狙いであれば必要に応じてニュートラルにしておくことをおすすめいたします。
私は国内株についてはマザーズとジャスダックに絞って大化け銘柄を狙うスタイルを採っているので、今は静観したい相場です。
一方で、注目している銘柄はi-Plug(4177)、ウィルズ(4482)、JTOWOR(4485)の3つで、いずれも上昇トレンドに乗っているので、それぞれが単独で推移してくれれば利益を抜けるでしょう。
しかしこういった株式市場全体が落ち込む局面においては急落中の行き過ぎた乖離反発を狙うのがセオリーなので、やはり無理をする場面でないことに変わりはありません。
ここ半年近く財務省・日銀によるETFの買い入れがないことから、もうすでに弾切れなのではないかという見方もある一方、アメリカを中心にテーパリングを挟むとの動きもあるので、いずれにしろ下落調整はあってしかるべきと私は見ています。
チャート的にもここを耐えたところで伸び代はなかったので、高値圏でのディセンディングトライアングルはやや違和感がありましたが、健全な上昇相場の立て直しに期待したいところです。
仮想通貨市場は利益の取りやすい上昇相場に
株式市場とは打って変わって、仮想通貨市場は非常におもしろい展開となっています。こちらもしばしばサロンのライブ配信で取り上げていることですが、仮想通貨市場には3種類の相場があります。 停滞相場・上昇相場・バブル相場 の3つです。
もちろん下落相場もありますが、株式市場と同様に「上がることが正義」とされる相場において、下落局面というのはかなり短く、トレードも高度になります。
停滞相場というのはトレードが高度になるどころか、値動きがそもそもないのでポジションを取ってもほとんど利益を挙げることができません。
また、バブル相場というのは皆さんの中にも印象が強い方が多いかと思いますが、青天井でどこまでも伸びる相場を指しており、メジャーコインから草コインに至るまで何を買っても基本的に儲かります。
しかしこのバブル相場には大きなデメリットがあり、市場全体が買いに傾き、その後買い手がつかなくなったポイントから一斉に売りに向かうという性質を持っています。
我先に売ろうとする動きが連鎖的に発生するので、暴落を招き、高値掴みをした人は売り注文が入らずに結果として大損することになります。つまりチキンレースと化すのです。
その中で、今のような上昇相場というのは投資家・トレーダーにとっては非常に取り組みやすい相場であり、しかもすべての銘柄が一斉に動くわけではなく、それぞれが微妙にタイミングをずらしながら上がっていくので、その資金循環を捉えて持ち替えるという戦略を採ることができます。
直近でいえばADAとSOLが先行して最高値を突破し、それを例えば半利確してETHやXRPに振り替えるという作戦が奏功しました。これからはBTCやDOT、UNI、LINKなどに資金が流れるフェーズに入るため、注視していきたいところです。
テクニカルスナイパーの発信媒体
私は以下の媒体にて発信をしていますのでぜひチェックしてください。
https://lp.coin-otaku.com/open_seminar
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2021/09/18/index_k.html
https://line.me/R/ti/p/%40whs7229i
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この記事を書いた人
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FXデイトレードと新興株のスイングトレードをメインとした個人投資家。
シンプルなチャート分析とプライスアクションを基にした手法や金融経済に関する教養をTwitter・LINE@にて発信。
オンラインサロン「COINOTAKU共和国」の専属講師を務めるのほかに、対外セミナーへの登壇もこなす。
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