FTX社、破産プロセスの新提案
破産をした取引所FTXの資産管理団体は、米デラウェア州破産裁判所に破産プロセスの提案を提出しました。
提案では、2022年11月のFTX破産申請時の資産価格に基づく債権価値の計算が含まれています。
この計画は、仮想通貨を破産時のレートで現金化するもので、すべての債権者にとって価値を最大化する目的があります。
しかし、この提案はまだ裁判所の承認を得ておらず、債権者からの反対意見が出る可能性があります。
COINPOST
FTX社の破産処理とSolana(ソラナ)への影響
2022年の仮想通貨冬の時代を引き起こした大手仮想通貨取引所FTXは、米国裁判所に破産プロセスのロードマップを提出しました。
このニュースは、FTXのショックで直接被害を受けた人々だけでなく、多くの注目を集めています。
その理由は、FTXが保有している資産の大半が現在好調なSolana(ソラナ)であるためです。
2023年10月時点でFTXが1,000億円以上のソラナを所有していることが話題となりました。
その後、Solanaの価格は3倍以上に上昇しています。
Solanaの保有者は、FTXがSolanaをどのように換金するかに最も関心を持っています。
FTXにとって有利な内容である今回の提案は、そのまま通る可能性は低いです。
今後、債権者とのコミュニケーションを通じて、FTXがSolanaを持ち続けるか、また市場に突然売り出す必要があるかどうかを判断できます。
破産した後も、市場はFTXの混乱に翻弄されそうです。
その他のおすすめ記事
【伊藤が解説します】2024年の米国大統領選挙と仮想通貨業界の関係
【伊藤が解説します】イーサリアムL1に統合されるZK-EVM(L2)の将来性
【伊藤が解説します】最新の仮想通貨格付けとMEMEコインの価値
この記事を書いた人
-
「暗号資産市場の最前線を知る男」として世界中の暗号資産界隈の人脈を持ち、国内外のイベントに引っ張りだこ。
現在、毎週TwitterとYoutubeにてLIVEを発信中。
▶︎Twitter ▶︎YouTube ▶︎LINE
最新の投稿
- ニュース2024年5月2日【伊藤が解説】ステーブルコイン市場絶好調のテザー社とRWA市場の将来性
- ニュース2024年4月30日【伊藤が解説】イーサリアムETF、2024年認可の可能性とETH証券認定時の影響
- ニュース2024年4月23日【伊藤が解説】日本のCBDC戦略とステーブルコインの展望
- ニュース2024年4月22日【伊藤が解説】半減期後のビットコイン手数料の高騰背景:新プロトコル「Runes」の影響