米SECのイーサリアムETF判断延期と市場の反応
米国証券取引委員会(SEC)は、ブラックロック提出のイーサリアム(ETH)現物ETFに関する最終判断を45日間延期し、次の判断予定日は3月10日となりました。
昨年11月の申請以来、SECはフィデリティのイーサリアムETF申請も延期しており、市場は5月下旬の最終期限に注目しています。
イーサリアム現物ETFに関しては、ブラックロック、フィデリティ、VanEckなどが進行中です。
しかし、JPモルガンはイーサリアムの証券性を明確にする必要があるため、5月の承認可能性は低いと分析しています。
一方で、Coinbaseは投資家向けのアナウンスで、イーサリアムETFへの関心が高いと述べ、仮想通貨機関投資家のGSRは5月の承認可能性を75%と予想しています。
米SEC、ブラックロックのイーサリアム現物ETFの判断延期 業界関係者やゲンスラー委員長の見解は
COINPOST
イーサリアム現物ETF審査延期、市場の期待と不安

米国証券取引委員会(SEC)はイーサリアム現物ETFの審査を延期し、次の判断予定日は3月10日、最終期限は2024年5月23日となりました。
ビットコインETFの承認の時とは異なり、市場の見方は五分五分となっています。
今後の展開について解説します。
まず、ビットコインETF承認の背景には、GrayscaleがSECに対する訴訟で勝利し、ビットコイン投資信託GBTCのETFへの転換申請が認められたことが大きな要因でした。
市場参加者は、この判決により、承認が確からしいという期待を持つに至りました。
また、大手資産管理会社であるBlackRockがビットコインETFの申請を行ったことも市場の期待を高めることになりました。
これまでに提出されたETFの申請の99%が承認されているためです。
BlackRockはイーサリアム現物ETFも申請しております。
しかし、SECはイーサリアムの証券問題を検討し続けており、この問題は解決に至っていません。
多くの人々は、まずイーサリアムが証券であるか否かを決定する必要があると考えています。
5月にイーサリアム現物ETFが拒否されたとしても、現時点ではイーサリアム価格にETFの期待は織り込まれていないため、影響は軽微であると考えられます。
イーサリアム現物ETFの承認には不確実性が残りますが、今後のSECの動向と審査結果を注視しましょう。
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