ブロックチェーンで中国に勝つ!ハリスの戦略
カマラ・ハリス氏は、米国がブロックチェーンやAIなどの新興技術分野で支配的な地位を維持する必要があると強調しました。
特に、中国との競争に勝つために、技術革新と国内製造拠点への投資が重要だと述べました。
彼女のビジョンである「機会経済」は、米国中間層の成功を支援し、未来の産業競争力を高めることを目指しています。
彼女はデジタル資産の支持にも前向きな姿勢を見せています。
カマラ・ハリス大統領候補、「米国はブロックチェーンで支配的地位を維持すべき」
Cointelegraph
ハリス氏の曖昧な仮想通貨政策、世論に左右される運命
カマラ・ハリス氏が2024年大統領選に向けて発表した政策の中で、初めてブロックチェーン技術に関する言及がありました。
彼女は、米国がブロックチェーンやAI、量子コンピューティングといった新興技術で支配的な地位を維持すべきだと強調しました。
ハリス氏の発言は、ブロックチェーンや仮想通貨に対してポジティブな姿勢を示しているものの、具体的な政策内容については依然として明確にはされていません。
仮想通貨業界は、この発言を歓迎しつつも、現SEC(米国証券取引委員会)委員長ゲイリー・ゲンスラー氏の取り締まりに対する懸念を抱いています。
仮想通貨支持層からは、SECによる厳しい規制が市場成長を阻害しているという批判の声があり、ゲンスラー氏の去就に関しても注目が集まっています。
カマラ・ハリス氏の仮想通貨への推進姿勢は、実際のところ世論に左右されているだけで、特に自身の思想や強い意志があるわけではありません。
彼女は支持層の要望と現政権の立場との間で板挟みになっており、仮想通貨市場にとっては、こうした優柔不断さがむしろ突きやすいポイントとなっています。
特にSEC委員長ゲイリー・ゲンスラー氏に対する批判が強まっている中、ハリス氏がその圧力に屈し、運が良ければ大統領選前にゲンスラー氏の解任が実現する可能性もあります。
仮想通貨市場としては、ハリス氏が仮に大統領選で勝利しても、強固な規制を進める人物ではないため、政治的な無策が却って好機になるかもしれません。
トランプ氏が明確にゲンスラー氏の解任を打ち出しているのに対し、ハリス氏は立場を明確にしないことで、結果的にSEC委員長の処遇に対して世論の圧力を受けやすい状況です。
大統領選の結果にかかわらず、仮想通貨市場にとってはこの「板挟みの曖昧さ」がチャンスとなる可能性があります。
ハリス氏が自らの信念を持たず、世論に迎合し続ける限り、市場にとってはそれがプラスに働くかもしれません。
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