人気動画アプリ「TikTok」の運営企業であるByteDance(バイトダンス)は、中国のメディア企業である上海東方新聞と提携し、ブロックチェーンやAI(人工知能)の事業展開するために新会社を設立しました。
設立した会社は「Pengpai Audiovisual Technology」という名称で、中国山東省の済南市に本拠を置き、資本金は1000万元(約1億5600万円)で、バイトダンスが49%、上海東方新聞が51%の株式分配となります。
現時点ではブロックチェーン技術をどのように活用するかは明らかとなっていませんが、バイトダンスがすでに活用している独自のユーザー属性分析などのAI技術と掛け合わせる形になりそうです。
TikTokは世界中で利用されているアプリで月間アクティブユーザー数は約5億人で、TikTokアプリのダウンロード数はiOS版とAndroid版合計で全世界10億ダウンロードを突破したとのことです。評価額が750億ドルとUberの評価額である720億ドルを抜き、世界一のユニコーン企業となっています。
元々はユーザーが楽しむだけの娯楽アプリでしたが、今後はソーシャルメディアプラットフォームとして注力し、AI技術の進歩により偽動画と呼ばれるディープフェイクが横行しているので、このディープフェイク対策が考えられます。
人気のTikTokアプリを提供する会社がブロックチェーン技術の導入です。
ユーザーを集めたプラットフォームは次の展開として、効率の良いマネタイズを計ります。
現在も複数のプラットフォームがマネタイズに頭を抱えており、最近黒字転換したばかりのTwitter社もマネタイズに大きく苦戦した会社の一つです。
ブロックチェーンを導入することでコストを抑え、新しい手法でのマネタイズができるようになります。
例えば、TikTokユーザーが提供してるのは無形財(サービス)であり、直接の金銭授受では上手くいかない傾向があります。
そこにトークンを介入させるだけでも成り立つビジネスモデルは多数生まれます。
今後、既存産業もどんどんブロックチェーンを取り入れてその恩恵を受けることになるでしょう。
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