ドル安進行、BTCと金がレンジ相場の背景
Cryptoquantの分析によれば、ドル指数が2022年以来の安値を記録し、ビットコインは価格上昇材料にもかかわらず約10%のレンジ内で停滞しております。
MVRVレシオは平均含み益220%と依然高水準を保ち、過去の相場天井水準に達するには14万ドルが必要との見解が示されました。
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
COINPOST
すべての資産が上がる理由──“ドル安”がもたらす新しい常識

ビットコイン、金、債券、株式、不動産と、あらゆる資産が上昇している背景には、「ドル安」が最も適切な表現として挙げられます。
いま、歴史的に見てもドルの評価は低下しており、その価値は確実に下がっています。
もし「ドルが強くて円が安い」という状況であれば、ある程度納得できますが、実際には「安くなったドル」よりも「さらに安くなった円」という構図です。
つまり、米国以上に、日本の通貨危機が進行していることが分かります。
こうした状況では、もはや「資産の将来的な成長に期待する」という投資ではなく、「通貨の価値がどんどん毀損していくから、何でもいいから資産に変えておこう」という形の投資が中心になります。
政府が過剰とも思える投資推進の旗を振っている理由も、そこにあります。
とはいえ、私たちはただ盲目的に投資するのではなく、賢く判断し、選択することが重要です。
「今が相場の天井だ」と考える声もありますが、相場が本当に天井を迎えるのは、法定通貨への信頼が回復したときです。
格下げされた米国の財政、日本経済への米国からの圧力、そして止まない世界各地の局所的な紛争などを考慮すると、今後も「資産の相対的な価値」が上昇し続ける可能性は十分にあります。
その他のおすすめ記事
【伊藤が解説します】Solana現物ETFの初日の需要に期待!
【伊藤が解説します】現物資産とステーブルコイン、「金と銀」がブロックチェーンで蘇る
【伊藤が解説します】Solana ETF承認で幕開ける、新たな仮想通貨投資時代