AIエージェントが人間の介入なしに決済を行う世界が、現実的な時間軸で語られ始めました。
ステーブルコインとAIの接続は、単なる技術トレンドではなく、Web3の重心そのものを動かしつつあります。
これまで仮想通貨は価格の上下で語られがちでしたが、今起きているのは使われ方の変化です。
この変化は、投資家と利用者の両方に影響を与えます。
これを独自のジャーナリズムで解説します。
「AIエージェントがステーブルコインを使用するようになる」=サークルCEO 2026年1月23日
Cointelegraph Japan
https://jp.cointelegraph.com/news/billions-of-ai-agents-to-use-stablecoins-circle-ceo
ステーブルコイン発行企業サークルのCEO、ジェレミー・アレール氏は、今後3年から5年のうちに、人間の介入なしで動作するAIエージェントが、仮想通貨やステーブルコインを用いて日常的な決済を行うようになるとの見通しを示しました。
同氏はスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラムにおいて、世界で何十億というAIエージェントが継続的に経済活動を行う未来が妥当であると述べています。
AIエージェントには金融システムと決済システムが必要であり、その選択肢としてステーブルコイン以外は現時点で考えにくいとの見解を示しました。
同日、バイナンス共同創業者のチャンポン・ジャオ氏も、AIエージェントにとって仮想通貨がネイティブな通貨になるとの見方を示しました。
同氏は、チケット購入や飲食店の支払いなど、幅広い用途で仮想通貨が利用されるようになると述べ、ブロックチェーンはAIエージェントにとって最も自然な技術インターフェースだと指摘しています。
また、2025年5月にはコインベースが、AIエージェント向け決済プロトコル「x402」を発表しました。
一方で、グーグルもエージェント型コマースを支える独自プロトコルを発表しており、仮想通貨決済との競合の可能性が示されています。
Web3の重心が価格から金融インフラへ移行している構造
Web3の話題は、ビットコインやアルトコインの価格を中心とした議論から、銀行やステーブルコインなど、より専門的な金融の世界へ移っています。
この変化により、一部のWeb3起業家は盛り上がりを見せていますが、大多数の個人投資家はビットコインの価格が上がらないというジレンマに縛られた状況が続いています。
2026年は、予測市場という個人投資家にも馴染みのあるギャンブル市場が解放されることで、再びWeb3に活況が訪れる見込みです。
さらに、AIコマース市場という新たな要素が、Web3全体を押し上げる要因になります。
AIコマースは投資目的ではなく、利便性を求める新規利用者が増加する市場であり、利用者が増えるほどステーブルコインの需要が高まります。
その結果、Web3市場にも利回りが生まれ、市場全体が活況となる構造です。
AIコマースが生み出すユーザー体験の変化と資金の行き先
AIコマースは、単なる便利な定期購入とは異なります。
すでに多くの人が、検索で調べる行為から、AIに聞く行為へと移行し始めています。
今後は、Amazonや楽天のようなプラットフォームで商品を探すのではなく、やりたいことをAIに伝えることで必要な商品が提示される体験が当たり前になります。
この体験を成立させるためには、ステーブルコインの存在が前提となります。
現在の世界では、ステーブルコインを手に入れること自体は難しくなく、多くのECプラットフォームがすでに対応しています。
このユーザー体験の変化をどう捉えるかによって、どこに資金が集まりやすくなるのかが見えてきます。
ニュースは、必ずしもすべてが正確とは限りません。 また、誰が発言しているかによって、同じ事実でも意味は大きく変わります。 そもそもニュースは、出来事の「一部」しか切り取って発信されないものです。
だからこそ、ニュースだけを材料に未来を断定すると、判断を誤りやすくなります。 ただし、ニュースそのものが無価値なのではありません。 読み手が、まだ読み方を知らないだけです。
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