イーサリアムの取引数が過去最高を記録し、同時にガス代が最低水準まで低下したというニュースが報じられました。
一見すると地味な技術ニュースに見えますが、イーサリアムというネットワークの立ち位置が変わった可能性を示す出来事です。
これを独自のジャーナリズムで解説します。
イーサリアム取引数が過去最高を記録 ガス代は最低水準に 2026年1月19日
イーサリアム(ETH)の取引数が過去最高を記録し、ガス代(取引手数料)が近年における最低水準となったと報じた。
The Blockのデータによると、取引数の7日間移動平均は約250万件に達し、1年前と比べてほぼ2倍の水準となっている。
ガス代の平均は0.15ドルまで低下し、Etherscanのデータでは一部日程で平均約0.04ドルまで下がったことが確認されている。
これまでイーサリアムは、取引量が増加すると手数料が高騰し、小規模ユーザーの利用が難しくなる点が課題とされてきた。
今回の変化は、2025年12月から進められている大型アップグレード「フサカ(Fusaka)」と時期的に重なる。
「フサカ」では、データ処理能力を理論上8倍まで拡大する「PeerDAS」が導入され、2026年1月には最終段階となるBPOフォークが実施された。
また、取引増加の背景として、ステーブルコイン送金がイーサリアム上の取引全体の約35〜40%を占めている点も指摘されている。
ステーブルコイン、RWA、DeFiといった分野での利用拡大が、ネットワーク需要を押し上げている。
イーサリアム取引数急増が示すネットワークの転換点
イーサリアムの取引数が過去最高を記録しました。
わずか1か月で約60%増加しており、ネットワーク上で大きな変化が起きていることを示しています。
この要因として、ステーブルコインの利用増が影響していると考えられています。
瞬間的な資産運用需要ではなく、実態を伴うステーブルコイン利用が増えている点は、イーサリアムネットワークが社会インフラとして使われ始めていることを示唆します。
これまでイーサリアムは、取引回数が増えるとガス代が跳ね上がり、利用が抑制される状況が繰り返されてきました。
こうした課題はスケラビリティ問題として長年議論されてきましたが、現在は取引需要が急増しても十分に処理できる状態にあります。
ネットワークとしての性能面では、明確に一段階上のフェーズに入ったと捉えられる状況です。
実需と価格のズレをどう受け止める局面か
非常に明るい内容である一方、ETHの価格は低調に推移しています。
本来であれば、このような実需の拡大に合わせて価格が評価されるのが自然です。
現在は、ネットワークの利用実態と市場価格の間にズレが生じている状態と言えます。
このズレをどう判断するかが、投資家にとっての分岐点になります。
ETH価格が十分な市場評価を受けていないと捉えるのか、
あるいはWeb3やステーブルコインそのものが一過性のもので、来年には縮小すると見るのか。
どちらの前提で状況を見ているのかを自分の中で整理しておく必要はあります。
ニュースは、必ずしもすべてが正確とは限りません。 また、誰が発言しているかによって、同じ事実でも意味は大きく変わります。 そもそもニュースは、出来事の「一部」しか切り取って発信されないものです。
だからこそ、ニュースだけを材料に未来を断定すると、判断を誤りやすくなります。 ただし、ニュースそのものが無価値なのではありません。 読み手が、まだ読み方を知らないだけです。
無知は無能ではありません。 ニュースの構造や背景を意識して読み解く練習を重ねれば、誰でも「今の情報」から「これから起きる流れ」を捉えられるようになります。 このメディアでは、そのための視点と考え方を伝えていきます。

















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