SBI、上半期で過去最高益を達成 Web3事業が成長を牽引
SBIホールディングス株式会社は、2026年3月期第2四半期決算で純利益1,658億円(前年同期比3.7倍)を計上し、過去最高益を更新しました。
金融サービス・投資事業の好調に加え、暗号資産関連事業も堅調で、売上高は330億円(同8.9%増)に達しました。
一方で、SBI Cryptoで約25億円の資産流出が発生しましたが、全体収益への影響は限定的です。
SBIホールディングスが上半期で過去最高益 暗号資産事業は堅調・Web3戦略を本格化
COINPOST
25億円流出でも“軽傷扱い”?―暗号資産業界の異常なリスク感覚

暗号資産事業を展開する上場企業の決算から、国内Web3サービスの現状が見えてきます。
SBIホールディングスの暗号資産関連の売上高は堅調で、金融機関の新たな収益の柱として定着しつつあります。
しかし、四半期では赤字となりました。その要因は、マイニング事業で発生した約25億円の不正流出です。
暗号資産事業は成長性が高い一方で、一度の流出で利益を失うほどリスクが大きく、さらに犯人の特定や資金回収がほとんどできないのが現実です。
かつて大手企業が地面師詐欺により55億円の損失を出した際には社会現象となり、映画化までされました。
しかし、暗号資産の不正流出はあまりにも頻発しており、25億円規模では「安く済んだ」と言われる異常な状況にあります。
2026年からは金融機関による仮想通貨取扱いが本格化する見通しですが、もし銀行で同様の不正が発生すれば金額にかかわらず大きな社会問題となるでしょう。
そうならないためにも、業界全体での厳格なセキュリティルールと再発防止策の整備が急務です。
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