2018年2月6日、みなさんはこの日を覚えていますでしょうか。
そう、この日は年始から下がり続けていた暗号資産の相場が、やっと値上りし始めた日です。
それでは、価値が上昇した舞台裏を皆さんはご存知でしょうか。
実は、この価値が上昇した理由は、機関投資家が大きく関係していたようです。実際に調査しました。
2018年2月5日までの暗号資産暴落の背景
昨年、ビットコインは驚異的な上昇を経て12月中旬、1BTC19600ドル(約210万円)という最高記録に達しました。
しかし過去数週間、価格は下落し(2月5日には1BTC5900ドル、約63万円)、短期間で65%近くの価値を失いました。
引用元:COINPOST 65%の価格下落でビットコイン富豪者達が更に多くのBTCを獲得(2018年2月14日)より
年始からの暗号資産の暴落の背景を皆さんはご存知でしょうか。
背景には、 世界的に強まっていた暗号資産の規制があった とされています。
主に欧州諸国や中国、韓国での規制が顕著で、リスクや警戒感を感じた投資家が売りに動いた為に、大きな暴落になったということが言われていました。
また、インドでの暗号資産が禁止されるという嘘のニュースが日本で流れ、ついに暗号資産がなくなるかもしれないというリスクから売り払ったという投資家もいたようです。
これが2月5日までの暗号資産暴落の背景でした。
暗号資産相場の劇的な回復の背景
月の半ばに資金を受け入れる異例のこの動きは、過去1カ月で時価総額5000億ドル(約54兆8500億円)近くを失った暗号資産への押し目買い需要を浮き彫りにする。
引用元:Bloomberg ビットコインに押し目買い需要-暗号資産ヘッジファンド資金受け入れ(2018年2月8日)より
それでは2月6日から暗号資産の相場が上がり始めた理由は、一体何だったのでしょうか。
そこには、機関投資家が大きく関わっていたのです。
機関投資家であるシルバー8キャピタルというヘッジファンドは、昨年暗号資産の値上がりを見込む取引で771%のリターンをあげたと言われています。
補足ではありますが、ヘッジファンドとは、多様な取引手法で、リスクをできる限り避け、利益を追求するファンドのことを言います。
昨年の暗号資産市場は、かなりリターンが見込めた市場だったということでしょう。
そして年明け、暴落が始まり、 シルバー8キャピタルはこの暗号資産暴落の機に資産を拡大したい投資家からの要望に応じた というのです。それが暗号資産の押し目買い需要が浮き彫りになった瞬間でした。
つまり、ここで明るみになったことは、機関投資家の暗号資産の爆買いにより、暗号資産の相場は回復したということです。
暗号資産市場回復のもう一つの背景
下落は多くの暗号資産取引者に打撃を与えましたが、裕福なビットコイン所持者はこの価格変動を最大限に利用することで儲けました。
引用元:COINPOST 65%の価格下落でビットコイン富豪者達が更に多くのBTCを獲得(2018年2月14日)より
実は、この回復の背景には、もう一つ ビットコインクジラと呼ばれる人たちも関わっていた とも言われています。
ビットコインクジラと言うのは、いわゆるビットコイン富豪の中でも上位100の富豪ビットコイン所持者のことです。
この人たちは、価格変動のたびにビットコイン数を増やしています。
つまり、今回の暴落の時も、追加で購入していたということでしょう。
もしかしたら、このビットコインクジラの正体は、華僑・フリーメンソンなど大きな組織である機関投資家が動いていたのではないでしょうか。
暗号資産の将来と機関投資家の関係性
ビットコインは6日に付けた3カ月ぶり安値から35%余り上昇した。国際決済銀行(BIS)やゴールドマン・サックス・グループ、世界銀行がリスクを警告する一方、ウォール街のマクロトレーダーから暗号資産の有力投資家に転じたマイク・ノボグラーツ氏は、創業した暗号資産マーチャントバンク向けに約2億5000万ドルを集めたとブルームバーグ・ニュースが今週報じた。
引用元:Bloomberg ビットコインに押し目買い需要-暗号資産ヘッジファンド資金受け入れ(2018年2月8日)より
どうやら、暗号資産市場は、 機関投資家が市場を動かしている確率が非常に高い ようです。
暴落の背景も回復の背景も機関投資家が大きな売買が絡んでいる可能性が非常に高いと思われます。
機関投資家の暗号資産の楽しみ方は、どちらかというとマネーゲームに近いのかもしれません。
実際の暗号資産の意義はどこに行ったのでしょうか。暗号資産という投資にばかり目がいってしまい、本来の暗号資産の価値を失っているのではないでしょうか。
暗号資産本来の意義をよく考え、魅力的な価値ある暗号資産に投資をするということが、今後非常に大事になるように思えます。
今後市場が、大きく動いたとしても、暗号資産本来の意義を忘れず単なるマネーゲームにならない投資をしてほしいです。
引き続き暗号資産の動きにも、機関投資家の動きにも注目しましょう。
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