今年の初め韓国は暗号資産をきつく規制していた物の、徐々に規制を緩め、つい先日はICOを合法化させたりしています。
そんな暗号資産、敷いてはブロックチェーン技術にほれ込んでいる韓国がまたしてもブロックチェーンを使用し国のシステムを変えようとしています。
韓国の関税長とコリアンセンターが業務協約
韓国の関税庁(KSC)は、韓国のモールテールを運営する事業者と、電子商取引業界向けのブロックチェーンベースの税関プラットフォーム開発に関し、了解覚書を交わした。
引用元:COINTELEGRAPH( 2018/05/30)
韓国の関税庁、ブロックチェーンによる税関プラットフォーム開発計画
韓国の関税庁(KSC)がなんとブロックチェーンを使用した税関プラットフォームの開発を締結いたしました。
では今回、業務協約(MOU)したモールテールを運営しているコリアセンターとは一体どんな会社なのでしょうか。
海外配送代行サービス事業を行うモールテール(malltail)
既に名前を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、malltailとは韓国やアメリカで売られている商品を購入ができない国のユーザーに代わり、商品を購入、自宅に発送してくれる 海外通販のサポートサイト です。
そしてこのモールテール(malltail)を運営しているのがコリアセンターです。
国境を越えて商品が取引がされますので、もちろん関税等の申請等も頻繁に行っているという事になります。つまり関税に関するプラットフォームの開発、調査をするには打って付けというわけです。
またこのプラットフォームが完成すれば韓国政府だけでなく、コリアンセンターが得るものもかなり大きいものであると言えます。
7か所のモールテールセンターで検証
このプラットフォームは米国、日本、ドイツにまたがるモールテールの7カ所の配送センター向けに、KSCによって運営される予定だ。
引用元:COINTELEGRAPH( 2018/05/30)
韓国の関税庁、ブロックチェーンによる税関プラットフォーム開発計画
コリアンセンターは下記7か所にモールテールの物流センターがあります。
この7か所で、ブロックチェーンベースの通関プラットフォームの開発及び業務的な実装までの検証を行うようです。
・米国ニュージャージー州
・米国デラウェア
・米国ガーデナ
・ドイツ・フランクフルト
・東京
・中国の上海
・韓国ソウル
日本、アメリカ、ドイツと世界中に物流センターがあり、しかも活発に取引がされていますので様々なデーターを集めることが出来ます。
ですのでとても 有益な検証実験結果が出てくる のではないでしょうか。
もしこの「ブロックチェーンベースの税関プラットフォーム」の実装が本格化すれば、ブロックチェーンの特性上、情報はすべて共有され、改ざんが出来なくなります。
そうなれば取引履歴や関税の申告も自動的に行われるようになり物品通関手続きが簡素化、今よりもはるかに透明な通関サービスが実現する事でしょう。
ブロックチェーンについてはこちらをご覧ください。
https://coin-otaku.com/topic/913#Blockchain?id=4092
アメリカでもブロックチェーンに期待か
運輸大手UPSで世界的な通関業務を担当するクリス・ルビオ部長は、アメリカ議会のブロックチェーンに関する聴聞会で、ブロックチェーンを支持する発言をした。
引用元:COINTELEGRAPH( 2018/05/30)
韓国の関税庁、ブロックチェーンによる税関プラットフォーム開発計画
2018年5月8日にアメリカにて、ブロックチェーンに関する聴聞会が開かれました。
この聴聞会の結論から言ってしまうと、ブロックチェーン技術の業界がまだまだ基準にたしておらず、幾分不足しているものの、幅広い分野で活用する事が出来るとの答えに。
以前は『ブロックチェーン=暗号資産』との見方がされていた事もあり勝手にブロックチェーンが危ないと思われていました。
しかし、共和党下院議員のバリー・ラウダーミルク氏が
「暗号資産の悪いイメージを払拭し、それを支えるブロックチェーン技術に目を向けることができれば、サイバーセキュリティとデータ保護に関する多くの問題を解決できる可能性がある」
と述べブロックチェーン技術に大きな期待を寄せている発言をしていました。
このように韓国だけでなく、アメリカの政府までもが ブロックチェーンを取り入れて行こうとい肯定的な考えに なりつつあります。
ブロックチェーンは世界を変えるのか
以前からブロックチェーンの技術は本当に素晴らしいのでしたが、暗号資産というバブルに飲み込まれ、ブロックチェーンの本質をなかなか評価されることがありませんでした。
しかし最近になり、暗号資産バブルの熱狂が少し収まったことでブロックチェーン本来の姿を現してきました。
暗号資産がもたらす、利益や将来性がとても魅力的なのは間違いありません。ですが、まだまだ危険が伴う物である事も否めません。
しかしながらブロックチェーンという技術は言うまでもなく大変素晴らしいものです。今後もっともっと進化する事により、世界各国がブロックチェーン技術を利用した国作りをしていく可能性があります。
そうしたら本当に ブロックチェーンは世界を変えた! といわれる日がくるかもしれませんね。
10年後世界がどう変わっているか楽しみでなりません。
最近では頻繁に日本でもブロックチェーンカンファレンスが開かれていますので、ブロックチェーンに興味がある方は行ってみる事をオススメいたします。
各国のブロックチェーンを使った取り組みについて知りたい方はこちら
ブロックチェーンカンファレンスに興味がある方にオススメなのはこちら
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