中国の大手マイニング企業であるBitmain(ビットメイン)は、カナダのブロックチェーンソリューション企業であるDMGと提携し、アメリカのテキサス州にて2018年から施工していたマイニングファームが完成し開設したと発表しました。
テキサス州のロックデール市にあるAlcoa社(Aluminium Company of America)が所有する33,000エーカー(1エーカーは1224坪)もの広大な土地に2018年にまず25MW(メガワット)のマイニングファームが建設され、今後は50MWマイニングファームに建設を続け、最終的には300MWにまで増設する予定で、完成すると世界最大の施設になります。
DMGは、このマイニングファームのホスティングおよび管理サービスを提供し、Bitmainと提携することで容量を拡張し、Bitmainのマイニングハードウェアの効率的な運用を確保しました。
両社は、ロックデール市の労働委員会であるロックデールMDDと協力してプロジェクトの開発を行い、マイニングファームで現地チームを成長させ、現在建設中のデータセンターをサポートするために地元の雇用も生み出します。
テキサス州ロックデールの送電網を運営するテキサス州電気信頼委員会(ERCOT)から直接エネルギーを購入したり、地元の学校にブロックチェーン技術とマイニングデータに関する教育を行うなど、ロックデール市全体の地域活性化に貢献する予定です。
マイニングファームの地域分散は健全で良い事です。
従来までのマイニングビジネスでは、主に管理コスト・電気代の安いエリアでの展開を競っておりました。
その結果招いたの一部地域へのマイニングファームの集中です。
2019年9月に起きたビットコインの10%を超える下落は、マイニングファームのトラブルが原因で発生し、今も市場回復はしておりません。
特定エリアへの集中はリスクを増大させるため、今後は、コストを意識しないエリアへの分散ができるかどうかが重要になります。
今回、アメリカのテキサス州は電力供給や電気代においてもベストなエリアとは言えません。むしろ電力供給に課題を抱えていると言えます。
マイニングビジネスが地域貢献になることで、電力供給の課題を解決できる可能性もあります。
今回の取り組みは、マイニングビジネスに新しい選択肢をもたらすと期待しております。
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