みなさんこんにちは、コインオタク(@_coin_otaku_)です。
今回は私たちが参加させていただいたプロジェクトHyperionについてご紹介します。
Hyperionプロジェクトについて
Hyperionはブロックチェーン技術を使って正確かつリアルタイムで更新できるマップデータをサービスとして提供するプロジェクトです。
今回のインタビューではまず初めに、Hyperionプロジェクトが立ち上がった背景を伺いました。
このプロジェクトは今年1月、CEOのアイザックを中心に4人のファウンダーによって発起されました。
CEOのアイザックは中国の一流大学を卒業後、修士課程を飛び級し、イギリスのノッティンガム大学のコンピューターサイエンス博士課程に進学しました。
2013年、大学院在学中にマップビジネスの可能性に気づいたアイザックは室内マップデータに特化したマップサービス「MAPXUS」(マップサス)を立ち上げます。
「MAPXUS」は現在グーグルマップとアップルマップにデータ提供する規模にまで成長を遂げています。
「MAPXUS」を立ち上げた同年、アイザックは卒業論文で「分散型マップシステム」についてその考えをまとめています。
ビットコインが高騰する2017年から3年も前に、ブロックチェーンとマップビジネスの相性について論じたのでした。この「MAPXUS」と卒業論文こそ、後にHyperionを立ち上げるきっかけとなりました。
Hyperion立ち上げた当時、市場ではブロックチェーンというワードを使った過大宣伝が行われていました。
あらゆるプロジェクトが大胆な計画を立て、毎日のように興味深いアイデアが出てきました。
勢い付く玉石混交のマーケットに、彼らはとても可能性を感じていました。
マーケットが開かれ、ブロックチェーン技術が成熟しつつある今のタイミングこそ、「MAPXUS」では解決できなかった問題と博士論文で描いてた理想を実現させる時だと見切り、2018年1月にHyperionは始動しました。
ブロックチェーン市場に参入した理由とは
ブロックチェーン技術、仮想通貨市場に参入した理由をお聞きしました。
ブロックチェーン技術を導入した一番の理由は「ブロックチェーン技術がマップビジネスとの相性が良いため」と彼らは言います。
「 ブロックチェーンが今後数十年間にかけインターネットを変える可能性を秘めている 。」
この技術は、インターネットの様々な場面で生じているコストを抜本的に削減する唯一無二の手段だからと、彼らは訴えます。
Hyperionはさらにブロックチェーンの根幹にある暗号技術こそ、最も重要な技術であると認識しています。
ブロックチェーンの限界と噂れる量子コンピューターの登場など、ブロックチェーン技術が持つ課題はいずれも暗号技術の進歩によって解決されると言います。
Hyperionのビジネスモデルとは
プロジェクトのビジネスモデルを教えていただきました。
サービス(コーポレートマップ)ユーザーは 位置情報とマップサービスにアクセスするためのトークンを発行 します。
Hyperionは、有料マーケットモデルを採用しており、サービスと地図データを売買することが可能です。
すべての手数料はネットワークを運営するノードを提供者とデータおよびインフラストラクチャコミュニティを提供する当社のマッパーに報酬として分配されます。
Hyperionプロジェクトの強み
類似のプロジェクトにはないHyperion独自の強みは大きく3つです。
(1)フルスタックマップソリューションには世界規模のロケーション構造化データを処理する目的で構築された有効なプロトコル(弾性空間シャーディング)を実装。
(2)プロジェクト独自のマッピングマイニングマシンを所持することで、世界どこでもスキャン、有用な地図データの証明を自動的に計算することが可能。
(3)設立チームはプロジェクトを成功させるために必要な領域のエキスパート揃い。その為ハイクオリティな地図、ローカリゼーション、ロケーションベースサービスが充実可能。
Hyperionの進捗状況と今後の展望
現在のプロジェクトの進捗状況(主に開発状況)と今後の展望などをお聞きしました。
もうしばらくしたらHyperionは初期バージョンのマッピングソフトウェア、dMapperをリリース予定です。
このソフトウェアは主にマッパーのコミュニティを成長させ、場所やロケーション等(セマンティックロケーションデータ)を集約するためのサービスです。
Hyperionはより洗練されたマシンを徐々に展開しながら様々なレイヤーをマッピングします。
またプロジェクトとしてブロック生成プロトコルと位置シャーディングの最小限テストネットワークを持っており、2019年の第1四半期に公開テストネットが公開される予定です。
合わせて市場テストを目的としたアプリケーションを展開するために、 検証可能な計算を提供可能なプラズマ・アーキテクトを使用して初期バージョンのマッパー・ソフトウェアを構築 しています。
プロジェクトメンバーについて
Hyperionプロジェクトメンバーの強みを教えてくださいました。
アイザック曰く、Hyperionは 地図・広告・ゲーム・教育領域での起業背景を持ち 、テクノロジーと経営に精通し、ブロックチェーンとマップビジネスの可能性を信じる4人の才子によって構成されたプロジェクトだと言います。
創立メンバーの中にはデカコーン企業(企業価値1兆円越え)を経営されている方もいらっしゃいます。
Hyperionのエンジニアチームは分散アプリケーション(DApps)、データベースやネットワークなどの分野で豊富な開発経験を有しています。
また、経済学とテクノロジーに関する知識を持つアドバイザーが揃っていることも、Hyperionならではの強みだと言います。
一方、プライベートにおいても、ファウンドメンバーはみな長年の友人だと言います。
ご飯食べながらお互いビジネスについて雑談を交わしたことがHyperion立ち上げる契機となったそうです。
今後の仮想通貨市場とトークンについて
将来の仮想通貨通貨市場がどのようになるかについての意見を聞かせていただきました。
通常、仮想通貨のプロジェクトはトークン価格について意見を表明することをためらっています。
しかしHyperionのチームの皆さんはそこを包み隠さず、トークン価格がどうなるかは誰にもわからないと、正直に話ししてくださいました。
彼らの根本的な考えとしては、 すばらしいプロダクトはそのトークンの価値を長期的に見るべきだということです。
現在多くのプロジェクトはいかに短期間で合理的にトークン価値を向上させるかに奮起している と彼らは言います。
しかしHyperionはトークン保有者やトークンを保有しようとしている人に対しては、根拠のない言葉ではなく、彼らが提供する価値を、極めて詳しく伝えることに務めています。
トークン価値について質問される投資家に対しては、映画「カサブランカ」の「As Time Goes By(時が過ぎゆくままに)」という歌を例をあげて、Hyperionの考えを伝えていると言います。
“ どんなに時代が流れようとも根本的なものは何も変わらないんだ ”。
この基本的な論理を信じ、Hyperionチームは今日も前進しています。
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