アメリカの起業家であり投資家のピーター・ティール氏をご存知でしょうか。
決済サービスを展開している「PayPal」の創業者であり、シリコンバレーで大きな影響力を持つと言われている人物で、ビットコインのことを「崩壊していく世界に対するリスクヘッジ」だと述べており、暗号資産市場に2000万ドル投資しています。
その彼が出資する暗号資産ファンドである「1confirmation(ワン・コンファメーション)」は新たに4500万ドル(約48億円)を調達したことが、1confirmationの創業者Nick Tomaino氏の発表により明らかになり、具体的な出資者の名前は公表していませんが、1confirmationに既に出資したことがある投資家も参加しているようです。
今回は2回目の資金調達で、合計で7500万ドル(約81億円)を調達し、資金は暗号資産業界への新しい投資に使われる予定です。
Nick Tomaino氏は暗号資産取引所Coinbase出身で、1confirmationは2017年10月に設立され、暗号資産やブロックチェーン業界に投資をするファンドで、同氏は「暗号資産市場は投資の対象として世間一般的にはまだ認められていない」と指摘し、このイメージを払拭するため「今後はスタートアップ企業への暗号資産の貸付や資金提供サービスの導入が増えていく。」と述べています。
暗号資産ファンドは市場をけん引する重要な役割を担っております。
市場規模に対して、投資金額は小さく、市場への影響は少ないよう見えますが、個人投資家率の高い市場では専門家の見解に歩調をそろえる相乗りも多く、結果的に市場の方向性を示すことに繋がります。
1confirmation(ワン・コンファメーション)は公式サイトでポートフォリオを開示しており、投資先のプロジェクトの見解も述べております。
暗号資産の情報サイトやSNSで話される内容よりも地に足の着いた議論を展開しているので、一度目を通してみてください。
今後、暗号資産ファンドが成功するかは未知数です。
2018年の暗号資産ファンドの多くは、個人投資家と同様の損失を抱えました。
それでも、まだ多くのファンドが暗号資産に期待をしており新規のマネーが投下されます。ファンドのポートフォリオ銘柄の価値が高まれば、市場の拡大は前倒しで実現するでしょう。
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