2022年11月16日20時に配信を開始した、YouTube Live「コインオタク伊藤健次 質問すべて答えます!」の内容をまとめた記事になります。
https://youtu.be/0c3sIQC0qL8
質疑応答
ーーーー以下、抜粋ーーーー
ライブラリーとSECの訴訟の判決はリップル裁判に影響がある?
SECが「あなたは証券ですよ、これは証券法違反ですよ」という形で、いろんな仮想通貨を訴えていて、リップルみたいなことが他の仮想通貨でもあるんですけど、このライブラリートークンを発行してる会社がSECに負けたんですね。
裁判の結果がSECが言っていることが正しいという形になり、トークンを発行していた会社は違約金を支払ったという形になり負けました、というのがすごくニュースになってるんですね。
今までは和解が多かったんですよ。
和解だったらどっちが悪いというわけではなくて「すいませ〜ん」みたいな形でチャンチャン、になってるんですけど、和解せずに負けましたので、市場に対してはインパクトが大きいですね。
裁判というのは1回前例が出てしまうと「こっちは良かったのに、こっちは?」みたいに覆すのが難しくなるわけです。
覆すのが難しくなったときに、すごくニアリーイコールな判例でSECが勝っちゃったので、「リップル裁判これからどうなるんだろう、負けちゃうこともあるのかな」というのが結構心配になるところです。
このライブラリーというサービス、日本の方にわかりやすく言うとWinMXとかWinnyみたいな感じなんですね。
ビットトレントというサービスがあると思うんですけど、それにすごく似てるなという感じがします。
いわゆるファイル交換ソフトというか、いろんなものが交換できるんですよ。
音楽とかいろんなデジタルデータが交換できて、そこに対してトークンの仕様が入ってるという形なので、WinMXとかWinnyもそうだったんですけど、最初有罪になったのが後から無罪になったりとか、結構微妙なところなんですよね。
すごく微妙なラインで、誰のせいでどうなの、というのは分かりにくいという形です。
ライブラリーの判決を受けていろんな人がコメントしてるんですけど、「この裁判は間違ってる」という人は結構多いですね。
「これがダメだったら全部の仮想通貨がダメなんだけど」という状況ですね。
仮想通貨って証券か証券じゃないのかって、皆さんの感覚では「配当を出したらさすがに証券かな」って思うじゃないですか?
例えばこのトークンを持ってたら毎月何%をもらえる、とかだったらそれは証券かなって思うんですけど、皆さんが普通に持ってる仮想通貨を証券って言われたときに、「配当も出てないし、これは普通の仮想通貨なんですけど?」って感じになりますよね。
ライブラリートークンって普通の仮想通貨なんです。
決済に使えたり、何かファイルアップロードしたらお礼でもらえたりする普通の仮想通貨なんですね。
ユーティリティトークンですね。
これが「証券」という形で負けてしまったので、今、世の中に公開されている配当とか全く関係ない普通の仮想通貨が全部、SECの裁判されたら負ける、みたいな判例になっちゃったので「おいおい」という状況なんですね。
ただこれはFTXの破産の話と丸かぶりしまして、みんな気にしていないというかわからないというか、そんなに話題にならなくて、
これはこれでSEC裁判の中ではちょっとやばいんじゃないか、どうするんだろう、というような状況になっております。
微妙なんですが、これが正しい判決だったかというのは世論的にもクエスチョンがついてるので、まだリップルは有利かなと思います。
これでもしリップルが負けたら、「仮想通貨全部ダメ」みたいな話になりそうで怖いですね。
結局「ライセンス取ってやればいいじゃん」って話なんですけど、ライセンスを取ってやれる会社なんて、アルトコインは全滅しちゃいますので。
ただ、それが今回FTXの倒産がありましたので、アメリカはそれをやりたいのかもしれないですね。
「全部の仮想通貨やめてくれ」という話になるかもしれませんので、そうなったら、考えうる最悪なケースで、日本と似たマーケットになると思います。
どういうことかというと、売買できる銘柄は審査があって、審査の基準をクリアした仮想通貨だけです。
審査基準をクリアした仮想通貨で1番有名なのって、ビットコインなんですよ。
どの国の審査基準でも「証券じゃない」となってるのってビットコインなんですよね。
イーサリアムは微妙なんですよ。
リップルは今争ってるので、ビットコイン一強の時代が来てしまうかもしれないですね。
極論の話なんですけど、それぐらいの判例が出ちゃってますので、ちょっと注視をしないといけないと思います。
個人的には、これで世の中がガラッと変わってしまうというよりも、少し議論が長引くような感じだと思います。
リップル裁判に関しても、FTXだとかライブラリーだとかありますけど、独立してやると思います。
なぜならば、リップルはまだ有利なんですよ。
証拠とかそういった話でいうと2年ぐらい揉めてますから、有利かなと個人的には思います。
ちなみに、ライブラリーは判決が早いですね。
訴訟されたのが昨年の夏なので、リップルよりも新しいんじゃないかな?
パッパッパと決めていったので、もしかすると早く終わらせたいからという理由で決めたのかもしれません。
それで乱暴な判決が出ちゃったのかもしれません。
これは全員が悩んでる話になりますので、続報を待ちましょう!
FTX JAPANから出金できる可能性はある?
FTX JAPANにリップルを預けていて出金できないんですけれど、このあと出金できる可能性は何%
ありますか?
少なくとも0ではないと思います。
期待を込めれば、100パーセント返ってくるという可能性も十分あると思いますので、続報を待ちましょう!
価値貯蔵手段になるのはビットコインだけ?
法定通貨のリスクヘッジとして、価値貯蔵手段になるのはやはりBTCだけでしょうか?今回のFTX事件もビットコイン自体は何も悪くなく、問題は人が絡んでいるものですよね。
おっしゃるとおりで、仮想通貨が悪いんじゃなく取引所が悪いという話ですね。
「取引所業」が悪いんじゃなくてFTXが悪い、という話で、結局悪いことした人が悪いんです。
業界が悪いわけではないという形ですね。
全員がタッグしても業界が悪いことにはならなくて、それを悪用した人が悪いって感じなんですけど、
仕組みが悪くて全員崩壊しちゃったら、それは業界が悪いって形なんですが、仕組み自体はいいわけですよ。
ちゃんと健全経営してるところもいっぱいありますから。
今回は一社のでっかい会社のトラブルだと思っていただいていいと思います。
価値貯蔵手段になるのはビットコインだけというのは、先ほどのリップルの判例まで含めると、「ビットコインはセーフ」ということは言えるんですけど、別にビットコイン1個だけが残るというわけではなく、ちゃんとラインセンスを取ったり経済規模も大きいですからリップルだってイーサリアムだってそうだと思います。
アルトコインの方はやっぱりちょっと不安が残るかなって感じはしますね。
ウォレットから国内取引所に戻すときの質問には何と答えればいい?
一部ウォレットから国内取引所に資金を移し円に戻そうかと考えております。トラベルルールでは100万円以上だとひっかかるとのことでしたが、理由を聞かれた際の回答として「海外取引所利用のため」や「コールドウォレット使用のため」などと回答すれば基本的に問題はないでしょうか?一気に500万円程移しても大丈夫でしょうか?
大丈夫だと思います。
例えば500万円が心配なのであれば、ウォレットなので急ぐ必要はないと思うんですね。
別にウォレットのトラブルがあったわけではないので。
とりあえず100万円取引所に送ってみて、「コールドウォレットから出してます、このコールドウォレットは自分のです、取引をするんじゃなくて換金目的です」と言っていただいて、ちゃんと着金が反映したら、やっていただくといいと思います。
一気に500万円いったときにロックされちゃうと身動きが取れないんですよね。
100万円で着金したとなれば、それでまたちょっと動かして、という形をやればいいと思います。
一撃で全部の資産を動かすのがリスクかなと思います。
一応、ルール上はちゃんと理由を答えれば何の問題もないんですよ。
ウォレットを使ってもいいし海外取引所を使ってもいいんですよ、自己責任で。
「それを使うのをやめました」というのは立派な理由なので問題ないと思います。
BlockFiも連鎖倒産?
BlockFiも連鎖倒産っぽいですね。
たぶんレンディングの会社だと思いますけど、レンディングの会社は結構危ないですよ。
軒並み倒産すると思います。
レンディングの会社さんで利回りの年率表記があると思うんですよね。
2パーセント以上の表記だったところは怖いですよ。危ないです。
公式のステーキングに破産などのリスクは存在しない?
公式のステーキングというのは、どこかで運用して配当を出しているレンディングと違って大元が破産するみたいな原理は存在しないですよね。リスクとしてはそのトークンの価格下落くらいでしょうか?例えばADAのステーキングはどうでしょう?
存在しないです!大丈夫です。
銘柄によりますけど、例えばイーサリアムをイメージしているのであれば大丈夫です。
ADAのステーキングも大丈夫ですね。
法定通貨でやってないじゃないですか。
「ADAというのが何ドルですか?」というのは、別にADAが言ってないわけですね。
ADAというトークンがステーキングによって何枚になりますって言ってるだけなんですよね。
為替レートありますよね、ADAが何ドルだとか何円だという。
そこをユーザーが考えてるだけの話なんですよ。
頭でイメージしているリスクは為替リスクなわけですよね。
為替リスクを考えない場合、要はこの仮想通貨を増やしたい、ADAトークンの枚数を増やしたいとなれば、ステーキングはリスクがないと考えていただいていいと思います。
FTX倒産の影響でアスターも暴落する?
アスターもFTXの影響でソラナぐらいの暴落ありそうですか?
たぶんアスターは大丈夫だと思います。
今回のFTXの影響での下落に関しては、もうすでに結果が出てると思うんですよね。
ソラナはガツンと落ちて、5割、6割ぐらい落ちちゃいましたけど、アスターは20%とか十何%ぐらいで維持したんじゃないかなと思います。
この影響なんですけど、どれぐらいの割合でFTXからお金を入れてもらってたかとか、契約でFTXが該当のトークンを何割ぐらい持っていたか、というのの影響なんですよ。
ソラナがナンバーワンだったんですよね。
FTXが一番お金を突っ込んだのはソラナで、ソラナはまだ100とか200億ぐらいFTXが保有してるんじゃないですかね。
会社を解散させる場合は売り圧になっちゃうわけですね。
そういうのを見たときにソラナが下落したって感じです。
アスターはそんなにいっぱいの金額が入っていないのでたぶん大丈夫だというところと、アスターの渡辺さんも一生懸命、金策に走ってると。
金策に走ってるというと会社が危ないような感じですけど、「全力で頑張ります」というメッセージを日本語で出してくれていますので、トークンホルダーの方はそれを追っかけていただいて、あとは各自ご判断をしていただければいいかなと思います。
FTXが出資していたところが全部倒産する、なんてことはないです。
GOX対策されたプロジェクトはないの?
GOX対策のプロジェクトってないですかね?未だに自己責任って…
伊藤も全望を見ていないのでわからないですが、いくつかのブロックチェーンで、送金の修正ができるブロックチェーンがちらほら出てきてるんですよね。
僕も使ってみたいなと思っていて。
よく仮想通貨って「広まらないよ、なくなったり取られたりしたら自己責任じゃないですか」というところがあるんですけど、「取られない、なくならない」というブロックチェーンの仕様はあるんですね。
伊藤もメディアとして色々さわらせてもらってるので、そのうちできると思いますし、その仕様が流行れば当然全部対応してくるわけですよ。
ビットコインのブロックチェーンにもこの機能を入れるべきかどうかって議論されたりとかですね。
そういうふうになっていくと、世の中はどんどん進んでいくと思います。
ブロックチェーンの技術上、やろうと思えばできるそうです。
リリースしたら、また皆さんに共有しますね。
DEX系トークンの将来性について
この度はFTXの関係でウォレット管理など考えさせられることがたくさんありました。私自身、メタマスクへの退避やコールドウォレットの購入を始めました。一方、現在DYDXやGMXなどのDEX系の通貨が上昇していますがこれらのトークンの将来性について解説していただくと助かります。
今は中央集権取引所(CEX)がやばいんだ、という形になりまして、「これからはDEXの時代、分散型取引所の時代だ」という、非常に短絡的な話になって、実際に価格も上がっちゃう、というね。
ガバナンストークンの価格は上がっちゃう、みたいな感じになってるんですけど、その側面は当然あっていいですよね。
とあるサービスが潰れました、そのカバーとしてだいたい商品が世の中にあります、そっちに一瞬人気が行きます、は全然アリだと思うんです。
かと言って、これって、この業界ずっと繰り返してるんですよね。
DEXというのは当然大丈夫だというところで世の中にリリースしたんですけども、崩壊が多かったんですよ。
仕組みもそうだし、バグもそうだし、いろんなトラブルがまだあったんですね。
しかもこれ今年とかの話ですよ。
これがあまりにもあったので、システムを信用しきるというのは早いんじゃないか、というところで、DEXの市場ってできて1年とか2年ですから、CEX、中央集権取引所に戻ったんですよね。
戻って、崩壊して、またそっち、ってなると早いんですよ。
「まだじゃない?」という感じがしますので、個人的にはその考え方はまだ投資だと思います。
ウォレットを使うのって投資だとは思わないと思うんですよね。
ウォレットは完全に安心できるものだと思うんですけど、DEXに接続して絶対に大丈夫かというと、それはまだ言い切れないんですよね。
もう少し長い期間の検証があって然るべきじゃないかなと考えております。
100%国内取引所にするべきか、100%ウォレットにするべきか、100%DEXにするべきか、みたいな話が出てきたときに、割合の話でしておりまして、全体の資産が100%だとした場合、最低でも50%は日本でやってくれないですか、というのをお話ししております。
日本の取引所に50%以上の資産置いてもらえませんか、と。
なぜならば、どうせ持ってんのメジャー銘柄でしょと。
ビットコインとかリップルとかイーサリアムで50%ぐらいありますよね。
ウォレットとかDEXのバランスとしては、海外取引所でもいいので「3割ぐらいはDEXにしましょう」という話をしていて、
独自ブロックチェーンとかウォレットが複雑になるとかDEXがないとか、そういうサービスもありますので、やむを得ない2割のアルトコインに関しては、海外取引所で信頼がおけるバイナンスとかを使いましょう、という話をしております。
5対3対2ぐらいで考えていただいて、何かトラブルがあるたびにこのバランスを切り替える。
そのような感じでいいんじゃないかなと考えてます。
ビットコインはDEXから購入できる?
BTCはDEXから購入できるのでしょうか?購入場所がわかりません…
ビットコインはビットコインという独自のブロックチェーンになっておりまして、ビットコインのDEXというのはあるかもしれないですけど、めちゃくちゃマイナーで使う人は少ないですね。
ビットコインのDEXがそもそもビットコインの売買専用になってしまうので、ないんですよね、実質。
イーサリアム系っていま一番流行ってると思うんですけど、イーサリアム系でステーブルコインとしてビットコインのステーブルコインがあります。
ラップドビットコインっていうんですけど、それを持っていただくと、疑似的にというかビットコインに投資をしているということになります。
当然、それってイーサリアムを信頼しないといけないんですね。
他のブロックチェーンでもいいんですよ、ソラナベースのラップドビットコインでもいいし、AVAXベースのラップドビットコインでもいいんですけど、それってビットコインの信用じゃなくてベースのブロックチェーンの信用になるわけですよ。
あまりマイナーなブロックチェーンのビットコインのラップドコインは推奨しないですね。
そこまでリスクを取るんだったら、普通にウォレットで買ってもらう。
ウォレットでカード決済機能が入ってますので、大体。
ウォレットでビットコイン買うとか、あとは普通に国内取引所でビットコインを買うとか、そっちの方がシンプルでわかりやすく、安心安全かなと思います。
ビットコインの値動きについて
今後のビットコインの値動きについて教えて頂けたら幸いです。
まだ相場は落ち着いておりません。
いま連鎖倒産の真っ最中で、今日も会社潰れてますよね、仮想通貨のレンディングの会社だと思うんですけど。
会社が潰れれば潰れるほど資金って逆回転する、抜く人が増えるし、資産整理として売られちゃうんですね。
法定貨に変えざるを得ないので、売られちゃいますので、まだまだ下がります。
いつまで下がるのかと、金額はどこまで行くのかというところの、2つ話さないといけないんですけど、早めに解決して12月の頭までは下落トレンドだと思います。
上がりようがないって話ですね、どんどん倒産が続くので。これが連鎖倒産です。
価格帯としては、年内下落したら大体1万4000ドル付近になるんじゃないかな、という形です。
年明けまで引っ張っちゃった場合、結構長いんですよね。
最悪な部分で考えると来年の1月末までは下落するんじゃないかというところと、一番の底値は来年の末で、1万ドルぐらいですね。
それぐらいを見越して、色々設計していただくといいかなと思います。
過剰に心配する必要はなくて、例えば「2023年も冬の時代だ」とか、それは長すぎるんですよ。
そんなことはないですよね。
あと「ビットコインって3000ドルになるから」みたいに言う方もいらっしゃるんですけど、3000ドルというのがここ4年の底値なんですけど、それも無いという話なので。
心配になるというか、マイナスの時はすごく掘る予測を立てる人がいらっしゃるんですけど、冷静になっていただいて。
楽観視じゃなくて冷静になっていただいて、大体底値は1万ドルで、長くても冬の時代が2か月延びる。
それぐらいの感覚で見ていただくといいと思います。
HBARのステーキングについて
HBARをHashPack ウォレットに入れて、公式のステーキングをしているのですが、日本人の情報が少なすぎて少し不安です。ノードの選択で野村やGoogleなど大手企業の名前がいくつかあるようで、HBARのステーキングに関して知っている情報があれば教えていただきたいです。
日本語がないから不安という場合は、やっぱり海外で情報をあてていただければと思うんですけど、あとはシステムというか公開情報を全部信じる必要があります。
安心していただきたいのは、ウォレットなのと、公式のステーキングなのであれば問題はないと思いますね。
ノードの選択でミスったとしましょう。
例えばすごく良くないノードにさわってしまった場合。
別に倒産するような話じゃないですよ、例えばノードが言ってることをやらずに逃げたとなったとしても、ノードに対して出してるのは、自分のボーティングのものを出してるので、仮想通貨は出してないんですよね。
仮想通貨はなくなったりしないですよ。
ペナルティとかを引き起こしてしまったら手数料を引かれるということはあると思うんですけど、それで全部なくなるなんて、そんな乱暴な設計はないと思います。
基本的には預け先のノードが大トラブルを起こしたら、普通は「配当がない」で終わります。
損失は限定的だと思います。
公式のステーキングであれば、そこまで過敏にならなくてもいいかなと思います。
あと、ちゃんとコミュニティに入って相談してもらった方がいいと思いますね。
今どのプロジェクトも会話ができると思います。
Discordがあったりtwitterがあったりとか、結構会話ができると思うので、そこで翻訳をかけながら会話をして、実際にやっている人に聞いてみてください。
ステーブルコインと取引所破綻リスクについて
ステーブルコインをウォレットに退避するとしても、BUSDをBSCチェーンで持っていてはバイナンスの破綻については意味がないと聞きました。BUSDをイーサチェーンで保管する必要があるとのこと。
ステーブルコインというのは発行主体プラス発行されたブロックチェーン、この2つの信用があるわけですね。
テザー社がUSDTを発行してます。
そのUSDTというのはイーサリアムベース以外にも、別の8種類か9種類のブロックチェーンでUSDT出てるんですよ。
掛け合わせが発生するわけですね。
テザー社は大丈夫かな、というのが1つと、さらに発行されてるブロックチェーンは大丈夫かなという、掛け合わせが2つ出てきます。
今回言われているBUSDというのは、発行してるのはバイナンスです。
BSCというのは、そのチェーンを作ってるのもバイナンスなんですよ。
もしバイナンスに何かあった場合に、「心配だからBUSDをイーサリアムチェーンで保管した方がいいですか」というのは、そのBUSDの発行元もバイナンスですから、結局巻き込まれるはずですよ。
バイナンスの破綻に対してのリスクヘッジをするのであれば、BUSDと別のステーブルコイン、USDCでもDAIでもなんでもいいので、ステーブルコインの種類を分けると。
チェーンも、例えば「ステーブルコインを4つ持ってるんだ、全部のチェーンはイーサリアムです」というのも、分散できていないわけですから、銘柄とチェーンを綺麗に分散する、みたいな持ち方をしていただけるといいと思います。
結局、なんでわざわざステーブルコインにしてるかというと、資産運用するためのはずなんですよ。
もし通貨価値として保管をしたいのであれば、今は断然法定通貨の方がいいじゃないですか。
この業界が今トラブってるんですから。
資産運用しようとしての判断であれば、資産運用は今避けた方がいいわけですね。
資産運用をやりすぎて膨らんでしまった金融の価値がバブルで崩壊しているショックが引き起こされてしまったので、「今安全なところどこですかね」ってやるよりも、1ヶ月は資産運用しないとか、それぐらい石橋を叩いて渡った方がいいと思います。
レンディングサービスの利用について
念のためNEXOからレンディング中のBTCを引き出しました。日本の業者さんで代わりを探しているのですが、ビットレンディングというのが出てきましたが、伊藤さんは使われていますか?
使っていないですね。
やっぱり今はレンディングサービスはやめた方がいいですね。
どこの会社が危険だからというよりも、連鎖倒産が起きやすいんですよ、レンディングって。
貸付けですからね。
返ってこないリスクが起きてるわけじゃないですか。
会社がちゃんとやってても、預け先が返さないとなった時にトラブるわけです。
今、連鎖倒産の真っ只中で手形の不渡りが出ている状況で、その話はちょっと早すぎると。
1ヶ月ぐらいは運用せずに待っていただいた方がいいんじゃないかな、と思います。
1ヶ月ぐらいしたら、今度は相場が落ち着いてくるわけですよ。
落ち着いてきた時にお金の逆戻りが起きるわけですね。
今、1ヶ月待ちましょうと一緒のことをみんながやってますから、お金が戻ってきた時に一気にリスクは軽くなってくるわけですよね。
それまでは、健全だろうが黒字倒産をするぐらい環境が悪いところになりますので、ちょっと控えていただければなと思います。
例えばコロナがあった時に一気に人が流れなくなったから、飲食店とか路面店とかってみんな撤退しましたよね。
撤退してる最中に「ここの部屋が空いたので借りて今から飲食店やろうと思ってる」って言われたときに、やっぱりリスクの渦中にある時はできるだけやめた方がいい。
なぜならみんな撤退してるわけですから。
人が戻りだした時にやればいいんですけど、戻りだした時には利回りが低いというのであれば、それはハイリスクに対してかけてるハイリターンの話になりますので、それはちゃんと潤沢な資金でかけていただくと。
そういうふうに、自分がやってるリスクは取り過ぎてるのか、それとも取ってるの前提でリターンを求めてるのか、そこの部分を判断するようにしていただいたらいいと思います。
やらない方がいいようなことをやろうとする人が結構多いので、ちょっと気を付けてほしいですね。
バイビットについて
今日の日経新聞に、バイビットのCEOがオフラインのウォレットの公開には数か月かかると言っていた旨の記事がありましたが、真実はわからないものとして、いまだ準備金などの公開をしていないバイビットについてどのようにお考えですか?
バイビットは海外取引所ですね。
バイビットって日本人のスポンサーをやってたりとか、日本語のCMも民放では出てないですけど、どこかの放送局で出したのかな、動画が回ってましたけど。
日本人に対してちゃんとプロモーションをしているところがあって、日本の会社なんじゃないかという思いがあるんですけど海外取引所ですので、海外取引所は先ほどお伝えしたように、どこが良い悪いというのがなく基本的には全部同じリスクがありますので、今は推奨しておりません。
バイビットさんもSNSですごく悪い噂が出ちゃってますので、こういう場合、黒字倒産しやすいので気を付けてください。
おすすめのハードウォレットは?
数年売るつもりのないビットコインをハードウォレットに移す予定です。webウォレットの方にも分散しておきたく、Muun Wallet を使っています。他にビットコインのウォレットでおすすめはありませんでしょうか?
ハードウォレットはやっぱりいいですね。
メジャーなのでもいいですし、ハードウォレットって調べると結構いっぱいあって、ハードウォレットを作ってる会社は日本が少なくて海外が多いですけど。
ハードウォレットの注意点としては、ちゃんと公式から新品を買うということぐらいですね。
それをやっていただければ、セーフパルでもいいと思いますよ。
あと、クールビットウォレットかな。
もらってたのがあったので使い始めたんですけど、ハードウォレットってそんな感じですよね。
トラブルがあった時に使う感じですけど、そういったものはいいと思います。
ウォレットのアドレス生成について
今回のFTXの件で初めてBTCをHWWに送金した時に気が付いたんですが、受け取りアドレスが変わるんですね。これはHWWが複数の受信アドレスを生成してるのでしょうか?未だに「・・・?」です。
複数のアドレスを生成しているので、受け取りの度に捨てアドレスをバンバン出してるんですけど、メインアドレスは一緒なんですよ。
そのメインアドレスを開示してないんですよね。
皆さんが使うウォレットって、例えばイーサリアムウォレットだと、受け取りの時に思いっきり自分のアドレスを出しますよね。
そのアドレス漏れるじゃないですか。
なので、受け取り用の捨てアドレスみたいなのが生成されるんですけども、メインは全部一緒です。
全然アドレスが違うんですけど、一応全部ちゃんと引き出されるようにはなっています。
なんでそれができるのかに関しては、技術的な話なんですけど、例えばGmailも同じことができるんですよね。
例えばGmailのアドレスで「ito@gmail.com」みたいになった場合、「ito+1」とかでやっても同じアドレスに届くんですよね。
こうやって印を付けられるんですよね。
ここの取引先にはこのアドレスを出してるとか、この人にはこのアドレスを出す、みたいな形でチェックして、メインに全部届く仕様があります。
これは仮想通貨のアドレスにもありますしメールアドレスにもそういう仕様がありますので、技術的にはできるんでしょうという感じです。
イーサリアム反発はいつ?
イーサリアムが反発するのはいつ頃でしょうか?また過去最高値と1万ドル行くのはいつ頃になりそうですか?
これが早いんですよね。
オープンでも皆さんに言おうかなと思うんですけど、皆さん、冬の時代が長引いて、2023年までずっとマイナストレンドだと思ってませんか?
伊藤の見方は違っていて、元々2024年に仮想通貨の半減期がありますから、ドカッと上がるんじゃないか、みたいな話で考えてたんですけど、もっと早そうです。
2023年の6月・7月頃には過去最高値を超える可能性がありますよ。
そのニュースがすでにコインポストさんでも公開されております。
すごいな、という状況なんですよ。
ただこれもちょっと怖い部分があって、コインオタクの方のオンラインサロンでその情報出すんですよ。
出して皆さんと話をして、コイオタクのサロンの会員さんって結構詳しい方が多いので、議論して伊藤の頭の中も整理して、改めてオープンの場でもお話をしようかなと思います。
基本的にはそれを知っているからどうのこうのではなくて、投資のタイミングが早まるというか。
今すぐやってくれというわけじゃなくて、今は冬の時代ですから、タイミングで考えたら12月とか1月とかが投資のタイミングになりそうだなという情報がリリースされております。
なので、早いです。イーサリアムもそうです。
ビットコインをベースに話しましたけど、イーサリアムも一緒で釣られて上がると思います。
1万ドルは来年末ぐらいには行けるんじゃないかなと思います。
ブロックチェーンインフォについて
少し前から block chaine walletが残高表示されなかったり、送金出来ないようですが、使えなくなってるのでしょうか?情報をお知りでしたらお願い致します。
ブロックチェーンインフォさんのサイトのウォレットですかね?
あそこってバグが多いですよね。
使えなかったり使えたりというのを繰り返してるんですけど、そんな大きなトラブルをウォレットでは聞いていないので一時的なバグかなと思うんですけど。
伊藤も使ってたんですけど、やめてしまいました。
コインチェックも引き上げたほうがいい?
コインチェックのレンディングも引き上げたほうが良いと思いますか?
取引所のレンディングサービスに関しては、会社によるんですけど、おそらくコインチェックのレンディングは利回りを考えても低いので、大丈夫だと思います。
かつ、日本の取引所は海外サービスに対して運用することはできないはずなので大丈夫だと思います。
レンディングサービスの何が違うのかというところなんですけど、やっぱり利回りが高いところに対して預けたがるんですよ。
レンディングの会社さんって、すごいたくさんFTX使ってたんですよ。
FTXを使ってるのはまずいんですよね。
もう結果わかってますよね、潰れたので返ってこないんですよ。
返ってこないから潰れちゃうんですよ。連鎖で潰れてしまいます。
だからレンディングの会社は今使わないでねとか、海外取引所は危ないよってところで。
海外の取引所ってレンディングとか資産運用が全部あるじゃないですか。
日本の取引所のレンディングサービスってまだ規模が小さいのと、配当が少ないので、おそらくFTXは使ってないんじゃないかな、という話ですね。
なんなら、もう1週間経ってますからリスクを開示しております。
「うちはFTXとの取引ありません、ありません」とやってる中で、たぶんコインチェックもありませんって言ってますよ。
だったら大丈夫、という形ですね。
まずFTXが怖いんです。
レンディングがやばいツールなんじゃなくて、レンディングを使っている会社さんが漏れなくFTXを使ってるという、リトマス試験紙みたいな形になっておりますので、それは気を付けてくださいね。
日本の取引所のレンディングはまあ大丈夫だと思いますので、あまり全財産かけるのもちょっと怖いんですけど、事態が落ち着くのはあと3〜4週間ぐらいかかると思いますので、様子を見ながらですね。
あまり攻めた投資はせずに資金を戻す、戻す、という形でやっていただけるといいかなと思います。
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