【伊藤が解説】米Bakkt傘下のApex Crypto、一部仮想通貨の上場廃止へ:DEXとDeFiが注目される

米Bakkt、複数暗号通貨の上場停止を発表

米国の仮想通貨企業Bakktが20以上の仮想通貨の上場廃止を決定したとCoinDeskが報じた。
上場停止対象には、Aave、Avalanche、Bancor Network Tokenなどが含まれる。
この決定は、先頃2億ドルで買収したApex Cryptoのトークンリスティングのレビュープロセスを見直した結果とのこと。
Bakktは、ビジネスの焦点を企業間のソリューション提供にシフトするため、2年間提供していた消費者向けアプリのサービスを終了した。

米Bakkt、20銘柄以上の仮想通貨を上場廃止 DeFiやゲーム系トークン=報道

COINPOST

米Bakkt傘下のApex Crypto、一部仮想通貨の上場廃止へ:DEXとDeFiが注目される

伊藤健次
伊藤健次
このニュース、伊藤が解説します。

米国の仮想通貨関連企業Bakktの子会社であるApex Cryptoが、一部の人気銘柄の上場廃止を発表しました。

これは、仮想通貨取引所のビジネスモデルに大きな変化の兆しを示しています。
仮想通貨市場の風土は、多角経営ルートから選択と集中へと変化しています。米国の規制は仮想通貨市場に大きな影響を与えています。

かつては取引所の主力ビジネスだったDeFiとLaunchpadですが、主にアメリカでの規制により取り扱いが難しい存在となりました。
現在の取引所は規制対象となりにくいミームコインを積極的に採用することで、なんとか売り上げを維持しています。

これまで中央集権型取引所(CEX)と分散型取引所(DEX)は似たようなサービスを提供してきましたが、この流れが続くことで、中央集権型取引所(CEX)は草コインを専門とするエンターテイメントプラットフォームとなることが予想されています。

一方、これまで中央集権型取引所(CEX)を経由して運用されてきた資金が分散型取引所(DEX)へと流入することが見込まれています。
この影響で2023年はDEXとDeFiの年となるでしょう。
中央集権型取引所(CEX)の顧客獲得能力の低下により、仮想通貨市場全体の新規ユーザーの獲得が難しくなるというデメリットも存在します。

ブロックチェーンを利用したアプリのウォレットの使用に関するハードルをクリアすることは、次のDEX時代の主要なプレイヤーとなることにつながります。
DEXによって提供されるウォレットや、ウォレットによって提供されるDEXなど、ウォレット関連ビジネスを中心に競争が激化しています。

MyEtherWalletの時代からMetamaskの時代へと移行してきたように、これからはMetamaskから次のウォレットの時代へと転換するターニングポイントになるでしょう。
次世代のウォレットは、ユーザーフレンドリーなインターフェースと高度なセキュリティを兼ね備え、より多くの人々が仮想通貨市場に参入するための門戸を広げることが期待されています。

規制の厳しさや中央集権型取引所(CEX)の顧客獲得力の低下といった問題を乗り越え、ウォレットとDEXが連携し、より多くのユーザーが利便性と安全性を享受できるような仮想通貨市場の実現に向けた一歩となるでしょう。

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この記事を書いた人

伊藤健次

日本最大級の暗号通貨サイト【COIN OTAKU】編集長 1984年生まれ 静岡県出身 慶應義塾大学 大学院 経営管理研究科 ヘルスケアポリシー&マネジメント集中コース終了 株式会社ソクラテス 代表取締役 / 国内企業暗号資産事業顧問 / 暗号資産取引所アドバイザー / 暗号資産投資アナリスト / Fintechコンサルタント / 暗号資産非公式アーティスト /YouTuber テレビ東京WBS出演 テレビ東京モーニングサテライト出演 NHKおはよう日本出演 BS11 真相解説 仮想通貨NEWS!出演 その他各メディア取材、出演

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