バイナンス、グローバル版の日本向けサービスを停止
仮想通貨取引所の大手、バイナンスは日本の法規制に従い、グローバル版の日本向けサービスを停止し、新プラットフォーム「Binance JAPAN」を夏に開設する予定だと発表した。
既存ユーザーは2023年8月から11月までの期間にKYCを完了し、Binance JAPANに移行する必要がある。
一方、Binance JAPANの取扱い仮想通貨については、未上場の人気銘柄が含まれるかが注目されている。
バイナンス、グローバル版の日本居住者向けサービス終了予定を発表
COINPOST
2023年バイナンス日本版開始とグローバル版停止への対策
2023年11月から、日本居住者はバイナンスグローバルのサービスを利用できなくなると発表されました。
代わりに2023年6月以降に開始される新サービス、バイナンスJAPANに誘導されることになります。
これに伴い、これまでバイナンスを利用してきたユーザーは何をすべきなのでしょうか。また、海外取引所を利用していないユーザーはバイナンスJAPANを利用すべきなのでしょうか。
まず、仮想通貨投資に海外取引所を利用することは必須ではないと理解しましょう。
海外取引所を利用している日本人ユーザーの数は全体で見ても少ないです。
さらに、あえて海外取引所を利用している投資家ほどリスク過剰な傾向があり、その投資勝率が低い可能性もあります。
仮想通貨のルールは毎年変わりますが、2023年の変更を重視すれば、日本人が積極的に海外取引所を利用する理由はなくなります。
取引所を選ぶ基準は常に「取り扱う仮想通貨銘柄」と「流動性の高さ」です。
バイナンスが便利な理由は、これらの条件を満たし続け、世界一の「流動性の高さ」を維持していたからです。
残念なことに、バイナンスと同レベルの「流動性の高さ」の代替サービスは他の取引所にはありません。
業界で2番目に大きいCoinbaseの10倍以上の規模を持つバイナンスの代わりとなるサービスは、分散型取引所(DEX)です。
中央集権型取引所(CEX)のユーザーが分散型取引所(DEX)を利用するためのハードルは高く、判断が必要です。
日本人の対応としては『小規模で高リスクな海外取引所を利用する』または、『DEXの使用方法を学ぶ』または、『国内取引所だけで投資する』という選択肢が考えられます。
国内取引所のみを利用すると決めた場合、2023年6月から始まる新しいトラベルルールの開始などを考慮に入れ、どの取引所を主要な取引所として使用するかをあらかじめ決めるのがよさそうです。
新しいトラベルルールでは取引所間の送金に制限があるため、相互送金制限がある取引所を利用するのは不便です。
現時点では実装前のルールのため、最適な取引所の組み合わせアイデアがありませんが、新ルール移行後になれば情報がたくさん開示されることでしょう。
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