イーロン・マスク氏のビットコイン波紋:スペースXの売却報道
イーロン・マスク氏の宇宙開発会社、スペースXは、最近3.73億ドルのビットコイン評価損を計上しました。
スペースXがビットコインをいつ売却したのかは不明です。
マスク氏は以前、自身とスペースXがビットコインを保有していると明かしました。
スペースXは、2023年初頭に売上高15億ドル、純利益5,500万ドルを計上したと報告されています。
一方、テスラはビットコインの保有数に変更はなく、保有額は1.84億ドルです。
スペースX、保有の仮想通貨ビットコインで3.73億ドル評価損計上
COINPOST
ビットコイン価格の急落:経済ニュースとの関連性を解析
ビットコインの価格が大幅に下落しました。
一日で10%もの価格変動は、この非常にボラティリティの高い仮想通貨市場でも大きなインパクトとなります。
この度の急落の背後には、イーロン・マスク関連の企業によるビットコインの売却の噂や、米国の利上げや中国の大手不動産企業の破綻など、経済的な影響を持つニュースが関与していると言われています。
これらの情報の組み合わせにより、価格が動いたと判断することができます。
一方で、本当に注意すべきは「原因が特定できない価格変動」や「ビットコインに直接関連する話題」です。
詳細を解説します。
ビットコインの価格は、供給と需要が均衡した時の価格として単純に決まります。
経済状況が悪化するとビットコインの売却が進むのは容易に理解できますし、経済が回復すれば、企業がビットコインへの投資を始める余裕が生まれ、ビットコインへの需要が増加します。
ビットコインの価格変動を経済状況に影響されていると考え、過度に心配する必要はありません。
最も影響を与える最新のトピックは「BlackRock社のビットコインETFの審査状況」と「米国SECによる仮想通貨への厳格な取り締まり」です。
これらの話題がネガティブでなければ、ビットコインの価格に悲観的になる理由はありません。
総じて、ETFとSECの動向以外についてはあまり心配することなく、中長期的にビットコインの価格は上昇するでしょう。
では、仮にETFとSECの動向がネガティブだった場合、ビットコインはもうおしまいという状況になるのでしょうか?
決してそんなことにはなりません。
ETF然り、SEC然り、2023年に誕生した新しいファンダメンタルであり、2022年の底値を割るようなインパクトはありません。
現在のビットコインはマイナスのファンダメンタルがほとんどない状態と言えます。
2022年に悪いものは全て出尽くした後と考えると分かりやすいです。
とは言え、ある程度資産をビットコインにしている人は日々の乱高下でストレスが大きくなります。
そういう時におすすめの投資スタイルがガチホと呼ばれる日々の価格変動を見ないという一見無鉄砲な手法です。
今回初めてビットコインの大幅な下落に戸惑った初心者の方もいると思います。
仕事が手につかなくなったというレベルの方は、過剰なリスクをとっていると考えられます。
今回をきっかけに正しい資金管理をすることをお勧めします。
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