Dencunアップデート完了でイーサリアム手数料低減
イーサリアムの大型アップグレード「Dencun」が予定通り日本時間3月13日に完了しました。
このアップデートにより、レイヤー2の手数料が大幅に低下することが期待されています。
特に、EIP-4844が導入されることで、ロールアップチェーン上の手数料が最大1/10まで削減される見込みです。
これは、イーサリアムの利用者にとって大きなメリットとなり、手数料の低減が更なるネットワークの活性化に繋がることが予想されます。
COINPOST
Dencunアップデート完了!手数料削減でイーサリアムはL1の勝者になれるのか!?
イーサリアムの主要なアップデートである「Dencun」が無事に完了しました。
このアップデートにより、イーサリアムのL2ブロックチェーンにおいて、ガス代の大幅な削減が確認され、1円未満というほぼ無視できる手数料での送金や取引が可能になりました。
しかし、Dencunアップデートから恩恵を受けるはずのETHを含む仮想通貨銘柄が低迷しており、握力の弱い保持者が利益を確定し始めています。
今後の展開を解説します。
Dencunアップデートの恩恵は、時間が経つにつれてより明確になるでしょう。
そもそもイーサリアムの経済が予想されたように拡大していない理由は、イーサリアムのユーザーが他のブロックチェーンに分散してしまったからです。
L2の誕生により、この流出が抑制されることが期待されましたが、L2で利用できるDappsが少ないこと、L2のガス代も高騰してしまったため、L2ユーザーの増加が鈍化していました。
Dencunは、この状況を打破するアップデートとして期待されておりました。
まずは、L2ユーザーと取引量を増加させることが必要です。
Dencunアップデートのおかげで、L2チェーンではSolanaのようにガス代を気にせず取引ができるようになりました。
手数料を意識せずにイーサリアムの資産に触れる感覚は非常に快適です。
L2の取引量は、イーサリアムメインネット(L1)の約5%に過ぎません。
この数値が約10%から30%に増加すると、Dencunアップデートは大成功と考えられます。
一方で、1か月後にL2ユーザーの割合が5%から増加していない場合、Dencunアップデートは成功したものの、他のブロックチェーンへのユーザーの流出を止めることはできなかったと理解できます。
Dencunアップデートは無事に完了しましたが、イーサリアムの次なる話題は、2024年5月にイーサリアム現物ETFが承認されるかどうかです。
仮想通貨市場が盛り上がると情報量が多くなり、ストレスを感じる方が増えてきました。
このような状況がずっと続くわけではないので、いまだけでも最新情報のアップデートに時間を割くようにしましょう。
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