Appleは、暗号資産の操作を安全かつ効率的に実行できるようにする新しいフレームワーク、「CryptoKit」を発表しました。
新しく追加された機能は、 iPhoneにすぐにネイティブの暗号資産ウォレットが付属する 可能性があることを示唆しています。
この「CryptoKit」はAppleのWebサイトで静かに公開されていましたが、本日6月5日開催されたWorldwide Developers Conference(WWDC)で発表されました。
Appleは最新のOSに「CryptoKit」を導入する予定
Appleは次のiOS13アップデートで「CryptoKit」リリースします。
「CryptoKit」は開発者に暗号機能を追加するための新しいフレームワークを提供するもので、キー生成、暗号化などの操作をiOSアプリに統合することができ、公開キーでデジタル署名を作成し、送受信機能も追加されるとか。
メモリに保存されたキーを操作するだけでなく、A7の一部であるAppleの「Secure Enclave(安全領域)」に保存・管理された秘密キーを使用することも可能です。
Secure Enclaveとは: iOSデバイスのTouch IDあるいはFace ID対応モデルのApple A系 アプリケーションプロセッサーの内部に搭載されている セキュリティープロセッサーのこと。
Touch IDの指紋データ、またはFace IDの顔認証データは このSecure Enclave内のアプリケーションプロセッサーや iOS Appからはアクセスできない 特殊な領域保存される。
CryptoKitはユーザーがさまざまな暗号操作を実行できるようにする高度で効率的なインターフェースで、 将来的には完全なハードウェアウォレット機能を利用できるようになる でしょう。
CryptoKitの発売は、AppleがBitcoinのシンボルをアイコンセットに取り入れているという情報が流れていて、AppleのSan Franciscoフォントと互換性があります。こちらがアイコンになるのではないかと言われているものです。
AppleはSamsungの主導権を握り、暗号通貨を採用しています
Samsungはユーザーが彼らの秘密キーを保存するのを可能にする統合されたウォレットを持つ代表的なスマートフォン、ギャラクシーS10を発売しました。
暗号資産支払いをSamsung Payに統合することも計画しているという噂が広まっていることから、Appleは暗号通貨の採用に強化しています。Samsungが自社のデバイスに完全に暗号化された暗号を提供するのが先か、あるいは暗号資産をApple Payに統合することが先か、待ち遠しいですね。
市場は想像以上に早く進みます。ハードウォレットを内蔵したスマートフォンのプロジェクトは2018年頃とても話題になりました。
彼らの製品はやっと2019年いくつか発表になりましたが、まだ製品を流通させるところまでは進んでおりません。
そんな市況感の中、アップル社は次のOSアップデートでブロックチェーンと繋がる「CryptoKit」サービスをリリース。
スピードがとても早く、 スマートフォンで暗号資産のウォレット管理をする場合、わざわざ専用端末を準備しなくてもiPhone一台で賄える時代が今年の秋ごろに誕生します。
ブロックチェーン界隈に精通している方々からすると、本来のブロックチェーンの在り方と大手企業が採用するブロックチェーンの活用方法にはズレが生じていることがしばしばあります。
しかし、現実には浸透したサービスが世の中では常識になります。
今回のブロックチェーンスマホ競争はアップル社が総取りをする可能性があります。
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今回は「完全な暗号通貨ウォレットがiPhoneに追加」について編集長伊藤がご紹介します。